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「もらい泣き」の心理的背景
ドラマやドキュメンタリーを見ていて、登場人物が涙を流したりすると、こちらもほとんど自動的に涙が出て来ます。これは心理学的に詳しく説明するとどういう風になっているのでしょうか? この反対の反応もあるような気がします。例えば、政治家などがふてぶてしく平気で嘘の答弁をしているのを見た場合、感応とは正反対に、不快感、拒絶感を感じます。これらは、時に感応、時に拒絶によって、自分を守ろうとしているのでしょうか? そも、人間にはなぜ「もらい泣き」の現象があるのでしょうか? よろしくお願いします。
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人間の脳の神経にミラーニューロンというものがあり、目の前の他人の出来事を自分で体験したかのように感じる機能が備わっています。 人間とサルでは確認されているようですが、他の動物にも存在するかどうかは定かではありません。 件の発見に関する著書について、松岡正剛の書評が活き活きと描写しているのでご紹介しておきます。 http://1000ya.isis.ne.jp/1469.html
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- SPROCKETER
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登場人物が涙を流しているから、もらい泣きするのではなくて、相手と同じ気持ちになれる共感を呼び起こす演出が加わっているから、もらい泣きする状態になるのです。 テレビドラマでは、共感を呼び起こす場面では、必ず鬱状態になる音楽が流れているはずです。鬱状態にすれば、登場人物に共感しやすくなるからです。音楽無しで見ると、共感出来ずに笑ってしまうこともあります。 外国の国歌を聞いていて、思わず泣き出してしまったり、ゲーム音楽を聴いていても、泣き出す場合がありますが、あれは音楽を聴いて鬱状態になるので、涙が出るのです。鬱状態にならない音楽では、泣き出すことはありません。 政治家に不快感や拒絶感を感じるのも、音楽による演出が加わっていなかったり、不愉快になる音楽による演出が原因で、音楽や演出が変わると、全く異なる感情を持つようになります。 ドラマやドキュメンタリーは常に音楽によって演出されているわけで、感情を操っている番組を鵜呑みにしてはいけません。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、ドラマでは音楽の役割が大きいですね。しかし、音楽のないドキュメンタリーでも、当該人物が涙を流した時、こちらも涙が出ることが多々ありますね。ドキュメンタリーと言えども、演出なんでしょうね。
- mudpuppet
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上段は共感能力ですね。 ミラーニューロンもその一つでしょう。 共感能力が弱い人、強い人ももちろん両方います。 あとは感情的になりやすい人がもらい泣きしやすいですね。 後段は嘘を見抜く能力のことですね。 動物には嘘を見抜く能力と、他者を騙そうとする本能が備わっています。 この能力に対応した部位はまだ見つかっていないと思いますが。
お礼
回答ありがとうございます。 >動物には嘘を見抜く能力と、他者を騙そうとする本能が備わっています。 う~ん、こんな本能、ホントにあるんですか? 初めて聞きました。
- yoruaru-q
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脳は先々に何が起こるかということを常に予想しているらしいです。 うそをみたときは、この先に起こるかもしれない被害を予想してストレスを感じているのではないかと思います。 ですけど、もらい泣きはなんでしょうね。予測というよりは共感かもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 >脳は先々に何が起こるかということを常に予想しているらしいです。被害を予想してストレス・・・ 嘘を聞いた時に感じるあの不愉快さは、ストレスなんですね。
お礼
回答ありがとうございます。 ミラーニューロンの存在を初めて知りました。