- ベストアンサー
¿Qué hicistes en verano?
ボリビア人が講師のスペイン語授業でこの質問文が出ました。 ここでの動詞活用は「hiciste」なので ¿Qué hiciste en verano? ではと思って聞いたら"s"を付けるのは知り合いに質問する場合でより丁寧になると言われました。 これは南米独自のスペイン語なのでしょうか? 丁寧な質問なら ¿Qué hizo usted en verano? を使えばいいのではと思ったのですがどうでしょう?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下のとおりお答えします。 >¿Qué hicistes en verano? ⇒「あなたは、夏に何をなさいましたか?」 >¿Qué hiciste en verano? ではと思って聞いたら"s"を付けるのは知り合いに質問する場合でより丁寧になると言われました。 これは南米独自のスペイン語なのでしょうか? ⇒はい、講師の方の言われるように丁寧な表現です(でした)。 上の文に主語を入れると、こうなります。 ¿Qué hicistes vos en verano? このvosは、昔尊敬の気持ちを込めてustedの代りに用いられた言葉で、現在スペインでは、特に日常語としては用いられません。 これが、現在南米の幾つかの国(アルゼンチン、パラグヮイ、ボリビアなど)でもちいられているわけです。(Voseoと言います。) >丁寧な質問なら ¿Qué hizo usted en verano? を使えばいいのではと思ったのですがどうでしょう? ⇒そのとおりですね。ただ、uetedを使う言い方は丁寧と同時に「疎遠」な感じも表わしてしまいますね。それに比べるとvosは、「親称+敬称」のように、適度に親しみと尊敬が含まれるような感じなんだと思います。 以上、ご回答まで。
その他の回答 (3)
- kia1and2
- ベストアンサー率20% (482/2321)
補足での追加回答です。 たまに日本人のかなりスペイン語が理解できるメキシコ駐在の人に頼まれて、大臣に面会を求めて陳情なんかするのに同行するんですが、 こちらが丁寧語でUSTEDを使って陳情、それで大臣も非常に丁寧な言葉で回答してくれれば、日本人は非常に真剣に問題を聞いてくれて、何らかのいい結果が出てくると感じられるようです。でも、上に立つ者が下に向って丁寧語は、「俺の権限ではそんなの解決できん、おれの立場も分かってくれ、お役には立ちません」って、断り表現でさっさと引き取ってくれ、という意味。 反対に、陳情を聞くなり、「ばかやろー、このくそ忙しいのにそんなつまらん陳情で、おれの時間を無駄にさせるな!」、なんて言われると、日本人はもうおっかなびっくりで、もう絶望状態で部屋をあとにします。わたしは、「やったー!」で大喜び。何でも言うことは解決してあげるから、秘書と煮詰めてくざさい、って意味。そこで、その絶望した日本人から書類だけ受け取って、秘書官から担当部長を紹介されると、ほんの数日ですべて解決となります。後日、その結果を持って日本人の事務所に行って、結果方向をすると、「一体いくらのワイロが必用なんですか?」って。 こちらは、日本人にその陳情で利益をえる金額から考えて、高級車一台とか、家一軒くらいなんて答えますが。 このような、学校では教えてくれない言葉の使い分けを理解できると、世の中は面白く、楽して、領収書なしで大金が転がってきます。大臣クラスが丁寧語だけだと、その仕事からは、無駄な時間だけに振りまわされ、成功報酬もないので、手をひきます。 これ、何もメキシコだけなく、アメリカでも、ヨーロッパでも、日本でも同じですが。
お礼
こういう話は初めて知りました。いろいろ教えていただきありがとうございました。また、宜しくお願いいたします。
補足
これは面白い事を聞きました。こういう生きた語学力と言うんでしょうか、身につけるには現地に長年住んでいての事でしょうね。個人差があるでしょうがどのくらい必要なものですか?
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
「補足コメント」を拝見しました。 >会話ではsの有無は聞き取れないと思うのですがネイティブは反応するものでしょうか? ⇒そうですね。我々にはほとんど聞き取れませんね。 ただ、おっしゃるように、ネイティブにとっては語尾に-sがあるか否か、通常聞き取れるそうです。以下にその理由を(細かい話ですので、あまりご興味はないかも知れませんが)一応書きますね。 (1)hicisteのように、語尾(音節末)に母音が来るようなものを「開音節構造」といいますが、発音も口を開放したまま終わります。一方、hicistesのように子音で終るような場合は「閉音節構造」といって、発音も口を閉じ気味にして終わります。 それぞれの発音を誇張してカタカナ表記すればこうなります。 hiciste〔イスィステェ〕- hicistes〔イスィステ(ス)ッ〕。 このように、たとえ〔s〕音をきちんと発音しなくても違いがあることを感じるそうです。 (2)「〔s〕音をきちんと発音しない」といっても、口の形や舌の位置は、それを発音する時の構えになるので、これが呼気の流れに影響を与え、微妙な空気振動が口内にこもります。これは「内破音」といわれるものですが、ネイティブにとってはこれも、音として聞こえないまでも、「感じられる」のだそうです。 (3)hicistesのeはもちろん母音ですが、この母音の発音時間は通常1000分の3秒くらいです。これが、開音節の場合は少し長めとなり、逆に閉音節の場合は少し短めとなります。その時間差はわずか1000分の1~2秒程度らしいですが、ここにも微妙な違いを感知する、とのことです。 以上、あまり面白くもないことを書きましたが、再伸まで。
お礼
具体的な説明で分かりやすかったです。
- kia1and2
- ベストアンサー率20% (482/2321)
メキシコ弁では hicistes なんてhacer動詞の変化はありません。tu の複数形の vosotros も使わないのですが hisisteis となるのは誰でも知っています。多分、ボリビア弁だと。 日本のスペイン語の勉強風景も見学したことがありますが、TUとUSTEDの使い方の教え方、もうおかしくてクスッと笑ってしまいました。かなりデタラメな教え方です。現地に来て、半年もすれば使い方などすぐにマスターできるんですが、それを個々に説明など難しいです。それで、丁寧語とか友達語なんて、でかたづけているもんで。 ?Qué hiciste en verano? 夏に何したの? ?Qué hizo usted en verano? 目上の人にこんな質問は不適当で、話のなかから想像しろ、です。でも、学校の先生が生徒にこの文章で聞けば、アホなマヌケ学生、長い夏休み中にズラズラと何もしないですごしたやろ!って意味になります。
補足
>でも、学校の先生が生徒にこの文章で聞けば、アホなマヌケ学生、長い夏休み中にズラズラと何もしないですごしたやろ!って意味になります。 最初意味が分からなかったのですが想像するに、目下に丁寧な言葉使いをすることで相手に反省を促すという感じの言い方ですかね?
お礼
日頃から疑問だった事を解決して頂きありがとうございました。 スペイン語の歴史背景は興味深いです。なんか柔道の前身、柔術がブラジルで伝えられ実戦志向の格闘技になったことに通じるかも。 また、宜しくお願いいたします。
補足
なるほど、歴史が絡んだ結果でしたか。前から気になっていて、講師にやっと聞いたのはいいのですが内心スッキリせず投稿したところです。 会話ではsの有無は聞き取れないと思うのですがネイティブは反応するものでしょうか? ああ、コレは南米西語だとか。