歯がたたない理由をまずは自己分析してみてください。聞き取りが出来ない理由は主に3つ。
1. 知っている単語でも英語の発音が聞き取れず理解出来ない。
2. 単語を知らない。
3. 文字で見れば理解できるのにスピードが早くてついていけない。
たいてい1~3の複合なので厄介なのですが、それぞれ鍛え方が違うのでまずは3つを理解して意識しながら勉強すること。ところで、TOEICのリスニングで話される英語は日本人を含む非ネイティブにとても聞き取りやすく話されています。これが理解できないからと言って、英米のドラマやハリウッド映画を生で理解しようと勉強するのは敷居が高すぎます。巷に英語の発音の特徴を解説した本がたくさん出ているので、星印が多くてコメントの評判が良いやつを買って集中的に鍛えるのは役に立つと思います。
2. は根本的です。基本的に記憶学習なので、単語ばっかり練習するのは飽きやすいですが、ある程度我慢して頑張らないといけないと思います。到達したいレベルによりますが、ALCが英語単語のレベルをSLVと言う基準で表しているので、まずはSLV3000位は覚えるのが大事かと思います。ところで、発音の聞き取りがちゃんとできるようになると、自分の知らない単語が話された時にわかるようになります。そうなるとしめたもので、聞いていてわからない単語だけ調べられるようになります。そうなる前は、知っている単語が聞き取れなかったのかそもそも知らない単語だったのかもわからず混沌状態。なので、1. が意外と大事です。
3. これは英語の聞き方の訓練しか無いです。英語で話されていることを日本語に翻訳しながら理解しようとすると絶対に間に合いません。そもそも文書で書かれたことを瞬時に理解できないでしょう。話し言葉は書き言葉よりも簡単で、しゃべりても言いたいことを頭っから順番にいうので、その順番に頭に入れて、わからないところは捨てて行くことが必要です。たくさん聞くしか無いのですが、1.で書いたように最初は映画とかドラマとかは避けて、NHKの英会話とかせいぜい日本で作った英語のニュース(ニュースで英会話とか)。
英語の勉強は、頑張ったからといって1ヶ月やそこらで飛躍的にうまくなることはありません。がんばってやり続けると一年後になんとなく一年前よりも相当良くなっている気がすると言う程度。外人と一緒にいる環境だと、ある時に飛躍的に良くなったと思うと翌日に全然ダメだったと言う感じの繰り返しでいつの間にかうまくなっているようなものなので、継続が全てです。頑張ってください。