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【眼】遠近調節
まず、前提として、ガラス体は弾力性のあるゴムボールのようなものととらえておかしくありませんか? 引っ張られて形が変わっているので。 (1)~遠くを見る時「毛様帯の筋肉が弛緩する⇒チン小体がひっぱられる⇒水晶体がうすくなる」 毛様帯が”弛緩”するってことは、ベターっと面積が広くなるってことですよね。この際、毛様体は”外側”方向にベターっとなる。これでよろしいですか? だからチン小体が外側方向に引っ張られるってことですか? (2)~近くを見るとき「毛様帯の筋肉が収縮する⇒チン小体がゆるむ⇒水晶体が厚くなる」・・・「毛様体の筋肉が収縮する」と「チン小体がゆるむ」───ということは、普段から、チン小体というやつは毛様体に引っ張られた状態である。だから、普段は”外側方向”に引っ張ってる毛様体が”内側方向”に収縮したので、チンさんがゆるんだ。ということでよろしいですか? 長くなりましたが、これは、この際、何度も覚え、忘れ、覚え、忘れてきた過去を清算したいという気持ちからです。おおげさですが、やっぱり、誤解しながらの暗記は気持ちが悪いのです。質問が多く、かつ分散していてすみませんが、どなたか付き合ってくださる方の回答お待ちしております。
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「硝子体(ガラス体)」は眼球内の90%以上を占めるゲル状物質の事で、「水晶体」の後方に存在しますので、遠近調節とは無関係です。 「水晶体」はおっしゃる通り、極端な表現ですが、弾性のあるゴムボールとお考えください。 この水晶体周囲にはチン小帯という弾性のない多数のヒモが付いており、このチン小帯は毛様体(黒目の内側の縁)に付着しています。この毛様体の内部には輪状筋(主に毛様体筋と言われる表現が指すのはこれ)と縦走筋、放射状線維があります。調節は主に輪状筋の作用で行われます。 毛様体筋が弛緩した状態は、輪ゴムであれば手でゴムを広げた状態、巾着袋で言えば、口を開けた状態と同じです。弛緩は筋の長さが伸びる状態ですが、輪状に水晶体を取り囲んでいるために筋が伸びるとチン小帯を黒目の縁に引っ張ることになり、チン小帯は弾性がありませんのでそのまま水晶体は外側に引っ張られ、水晶体は伸びて薄くなった状態になります。これが「調節弛緩状態」になります。 毛様体が収縮した状態は、逆に輪ゴムを手から離した時に元に縮んだ状態、巾着袋の口を締めた状態と同じです。収縮は筋の長さが縮む状態ですので、毛様体筋が縮むと毛様体はぐっと水晶体側に出っ張った状態になり、チン小帯は緊張状態が緩み、水晶体は自己の弾性で厚みを増します。これが「調節緊張状態」です。 …ということで、理解されている内容は合ってます。 眼の構造をしっかり分かっていないと理解しづらい内容ですが、解剖が分かっていれば特に不思議は感じられなくなります。 老眼は毛様体筋が収縮する力をなくしている状態ですので、当然「調節弛緩状態」になり、水晶体は外側に引っ張られっぱなしで、近くは見えなくなります。
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獣医師です。おっしゃるとおりです。・年前に大学で学んだ内容です。あまりにも難しい事を勉強されているのでびっくりしました。 最初のガラス体は水晶体の打ち間違いですね。
お礼
ときどきどっちだったかこんがらがるんですよね。。 気をつけます。 回答ありがとうございました。
お礼
たいへんお詳しい説明をどうもありがとうございます。 私は文系志望ですが、眼に関してとても興味をもてました。 ありがとうございます。