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ミミズは前に進む時にどうやって体を伸ばすか?

筋肉は縮むことはできても、自分を伸ばすメカニズムは持っていません。 道でミミズを見かけたところ、前進する際に、頭の方の筋肉を 前に思い切り伸ばしてから 体の後ろの部分を収縮させていました。 どのような仕組みで、ミミズの頭の部分が 前に伸ばすことができるかを教えて下さい。 .

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  • ベストアンサー
  • tadys
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回答No.2

ミミズの一部分を細くするとその部分は伸びます。 一部分を短くするとその部分は太くなります。 太い部分で体を固定して前方を細くすれば細い部分は前進します。 前進した細い部分を太くすれば後ろの部分は前方に引っ張ることが出来ます。 こちらにミミズの運動を研究した報告が有ります。 http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170529082159.pdf?id=ART0007736664 こちらにはミミズの動きをまねしたロボットの報告が有ります。 http://www.mech.chuo-u.ac.jp/~nakalab/study/bm/earthwarm.html

mqm
質問者

お礼

とても参考になりました。 文献による裏づけが大変に役立ちました。 これからもよろしくお願いします。

その他の回答 (1)

こんにちは。 ミミズの前(頭)から後ろ(尻尾)までの方向には、筋肉繊維が束状のような構造になっています。筋肉繊維は、「ミオシン繊維」と「アクチン繊維」というタンパク質繊維が、お互いに平行、かつ、重なって走るように構成されています。 ミミズの長さが縮むときには「ミオシン繊維」が、「アクチン繊維」の重なりが大きくなり太くなります。またその逆に、ミミズが伸びるときには「ミオシン繊維」と「アクチン繊維」の重なりが少なくなり細くなります。 つまり、質問者さんがおっしゃる通り、ミミズの筋肉は縮むことはできても、自分を伸ばすメカニズムは持っていません。しかし、ミミズの筋肉繊維を構成する「ミオシン繊維」と「アクチン繊維」の重なりが大きくなったり、小さくなったりする「相互運動」によって伸び縮みができるようになるのです。     参考になれば幸いです。