• ベストアンサー

ペルティエ素子を使った熱迷彩についての質問です。

PL-01という戦車に使用される六角ペルティエ素子のプレートは、直流電流を流すと 一方の面が吸熱し、反対面に発熱が起こるという性質を持っているため、 高い精度で温度を制御できるという話を耳にしました。 ここで質問なのですが、発熱が起きる反対面というのは、戦車の装甲と密着している 部分を指すのでしょうか? そしてその場合、熱迷彩を使うと戦車内部の温度が異常に上昇してしまう、 などの弊害が起きてしまったりはしないのでしょうか? 気になったので質問してみました。 もし知っている方がいれば、教えていただけると幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.1

 PL-01に使われている六角プレートの場合はどの様な処理になっているのかは存じませんが、ペルティエ素子はそれぞれ異なる種類の導電体(若しくは半導体)で出来た2種類の配線を用い、その配線の一端を電気的に接続した上で電流を流すと、導電体(若しくは半導体)の種類の組み合わせ方と電流の流れる方向によって、その接続部分で発熱や吸熱が起るというものです。  接続部で吸熱が起きる場合、吸収された熱は「素子の導電体(若しくは半導体)に電流を流すために繋がっている電源からの電線」と「素子の導電体(若しくは半導体)」との接続部分で放出されます。  電線と素子側の導電体(若しくは半導体)の接続部分は、素子1つあたり2箇所存在する事になりますが、ここでも素子側の導電体(若しくは半導体)の種類と電線に使われている導体の種類の組み合わせによって、2箇所で放出される熱量の割合は異なる事になります。  因みに、素子の導電体(若しくは半導体)の接続部分で発熱が起きる場合には、「素子の導電体(若しくは半導体)に電流を流すために繋がっている電源からの電線」と「素子の導電体(若しくは半導体)」との接続部分で吸熱が起きます。  ですから、ペルティエ素子に使われている導電体(若しくは半導体)製の配線の長さを長くした上で、数多くあるペルティエ素子の導電体(若しくは半導体)製の配線を車内に引き込み、その配線の束を1つにまとめ、車内の特定の場所で電力供給用の電線と接続する様にすれば、放熱は一箇所でしか起きない様にする事が出来ますから、後はその熱が発生する場所を冷却水なり、空気なりで冷やし、(エンジンの熱の処理などと同様に)最終的には大量の空気にその熱を移す事で、あまり温度が高くない空気を放出する様にすれば済む話だと思います。

kodama5661
質問者

お礼

kagakusuki様は大変物知りでいらっしゃいますね。 どれも初めて聞く話ばかりで新鮮な気持ちになりました。 kagakusuki様には他の質問でも何度も回答いただきまして、本当にありがとうございました。 また質問する機会があれば、回答をいただけると幸いです。

関連するQ&A