『日本国語大辞典』には
思いがけない影響が出る、また、あてにならない期待をするたとえ。
風の起こす砂ぼこりで盲人がふえ、その三味線用の皮のために猫
がへり、そのためふえた鼠が桶をかじるので桶屋がもうかる。
とあります。このたとえを私は「理屈の通らないことのたとえ」として受け取っていました。ほんとはどういう意味だろう、と友達同士で論理の出しっこをして遊んだものですが、当時('50年代?)ある噺家が落語のマクラに使った上記のあまりにも回りくどい「論理」がウケて、一般にも受け入れられるようになりました。
さて 3行で
昔、江戸の町は火事が多かったため商家は店のわきに水を入れた
桶を積むよう義務付けられていた。大風が吹くと桶がひっくり返って
こわれる。大火事になると木屋がもうかり、大風が吹くと桶屋が喜ぶ。
お礼
ありがとうございました。