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酸化物
岩石の構成元素の割合が教科書に掲載されてますが、 二酸化ケイ素をはじめ、なぜ一々酸化物で表示するのですか。
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岩石を構成する元素は、岩石中に存在する硫化鉱物 (FeS,硫化鉄)やハロゲン化鉱物(CaF2,蛍 石)を含めてほとんどに金属元素が入っています。 これらの金属元素は、ご存知だと思いますが、 イオン化傾向が比較的大きいため、単体よりも、イオ ンとして存在しやすく、イオンとして存在しやすい以 上、他の物質と化合しやすい傾向があります。 このため単体としてではなく、化合物として一般的に 岩石中に含まれます。 しかし、化合物として存在するためには、化合相手が 必要です。ここで登場するのが酸素です。電気陰性度 が高く、そして地球上に多く存在する元素です。 電気陰性度が高ければ高いほど、イオンになりやすく、そして陽イオンと結合しやすい傾向があります。 このため、酸素と結合し、造岩鉱物を形成することが 多いです。 逆に、硫黄が多い環境で形成されれば硫化鉱物、ハロ ゲン元素が多い環境で形成されれば、ハロゲン化鉱物 が形成されます。 仮に、ハロゲン化鉱物が含まれているような特殊な岩 石の場合は、表中にCaF2などという項目が付け加え られることもありますが、一般的にはこの場合に、 カルシウム自体がどのぐらい含まれるかを知ることが できないので、酸化カルシウム換算した数字に変更す る場合もあります。
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- sennto
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簡単に言うと岩石は、マグマが地表または地下で冷えて固まった塊です(詳しく言うと少し違いますが・・・)。 岩石を見るのって、だいたい地表じゃないですか。なので、こう考えてください。 マグマが地表で固まった場合、マグマは固まっている間に酸素と結び付きます。 そうすると、マグマにある結晶などは酸化しますね。 なので、岩石の構成元素は酸化物で表されているのだと思います。
- ticky
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ほとんどが酸化物で存在するから、だと思います。 酸化物でない、別の形で存在すれば、そのように書くと思います。(硫化物とか)