ちょっと前にも読むことと音読をからめた勉強法に関する質問がありましたが、個人的には音読と"読む"ということには関連はあまりないと思っています
"読む"というのは"聞く"というのと同じように、「理解する」ということが必要です
逆に言うと、理解できないと読むことも聞くこともできない
音やspellingをたどることはできても、理解できない内容であれば、読むことも聞くことも難しいわけです
「あ、この単語聞いた(見た)ことある」と思っても、文全体として意味が取れなければ結局"わからない"のと同じことは多々あります
音と意味というのは"理解"ということにおいて、1セットです
ただし、学習段階において音を知っているからといって即理解につながるわけではないですし、その逆もまたしかりです(spellingだけで意味を知っている人もいるでしょうから)
速く音読できれば、早く"読める"ということなんでしょうかね
ただそれは形だけのことであって、"理解"が伴わなければ意味はないと思います
私の経験上ですが、音読すると読む速度は遅くなるんですよ
口を動かす分だけ時間がかかる
あまりいい例ではないですが(簡単すぎて)
I ate a piece of cake in the morning with one of my friends. (ま、何でもいいのですが)
この程度だと、確実に音読しないほうが速いはず(というか音読しなくても理解できるはず)
The ideas expressed in English writing tend to move in an orederly manner, but not necessarily in a straight line.
という文になると、途端に"声に出して読みたくなる"と思います
それは、わからないから"わかろうとして"一語一語確かめようとするからだと思っています
さて、意味がわかるわからないで音読することに違いがあるのかということですが、意味がわかると意味の"くくり"がわかりますので、"音読は"スムーズになると思います
ただ逆に、音読がスムーズにできるものは理解ができているとは限らないですね
言いたいことは、音読の練習をすると"くくりづけ"がうまくなると思います
ただし、"理解"というのはまた別の話と思います
いろいろ語らなければいけないことはあるのですが、"速読"というのと"速く理解できる"というのは異なるものではないかと思います
ところで、"速く理解できる"人はすべての単語を素早く読んでるのでしょうかね
私の場合は、不要な部分は"読んでません"
(意味として重要ではないため)読む必要がないことがわかるからです
人間はコンピューターのように一字一句漏らさず全てinputして"理解"することはできません
そうしないと新聞の朝刊ひとつを読むだけで何時間もかかってしまいます(日本語であっても)
その点では、音読というのはすべてを読む必要があるので、ある意味"非効率"と思います
(ただ、私自身は音読に賛成派です)
私は読むことには自信があって全体の意味は理解しても、あるひとつの単語の意味を聞かれても「あ、そういう単語入ってたんだっけ。あ、ほんとだ。意味は、ごめん、説明できない」という感じです
また、1文の英語の意味を日本語で説明しようとしてもかなりたどたどしくしか説明できません
英語で説明しろと言われた方が数倍楽です
勉強を重ねてレベルが上がると、"日本語で理解する"ということがいかに無駄で時間がかかることか理解できます(ぜひともそう思えるぐらいになってほしいです)
ただそれまでの間は当然日本語を介しての理解になります(私も初めて目にした単語やフレーズは日本語での理解から入ります 当然英英辞典も併用します)
その意味では「英文の意味をしっかり理解」ということをどのように考えるかがキーポイントになります
日本語でしっかり理解するか、イメージにとどめてできるだけ日本語に接しないようにするか
日本語はさまざまな点で"英語での理解"を邪魔します
ただし、日本語がないと理解までいけない
要は、どこで折り合いをつけるかということであり、それは学習する人が各々考えることです
>>本当に英語を日本語を介さずに意味が取れるようになっていくんでしょうか。
もちろんです
ただし、時間はかかりますし、それなりの努力は必要です
話がやや逸れたかもしれませんが、速読というものはどういうもので、音読がそれを促進するものであると考えた場合、音読がどういう役割を果たしいるのかはご自分でも考えてみてください
答えは一つではないと思います
私の考えは提示しました
ちなみに、音読しないほうが速い英文を読むとき、私自信、心の中で素早く音読しているのか、spellingだけで読んでるのかはわかりません
もしかしたら、長年の音読と発音の練習かもしれませんし、目に入る情報だけで瞬時に理解しているのかもしれません
一つ間違いなく言えるのは、ある短期間で他の学習者の数倍の"量"を読み込んだ結果(1日に最低50pの英論文を読んでまとめることを半年間毎日とか)、私の今の英語があるということです
補足
音読で英文が日本語を介さずに意味をとれるようになることについて知っていることを申し上げます。 I have a new pen thank you これだったら日本語を介さずに意味が取れる文章です。 何回も慣れ親しんだ結果からこのようなことができたはずです。 意味の分かっていて英文を何回も音読すると、 上の文章みたいに英語を日本語を介さずに読めるようになるらしいです。 後、音読は練習のために使うのであって、実践では普通に黙読です。 これは、英語の参考書やウェブで「英語速読 音読」 っと検索したりして、調べたことです。 ご質問なんですが、 <ある短期間で他の学習者の数倍の"量"を読み込んだ結果 この時、具体的にどのような訓練をして、 英語を日本語を介さずに意味をとれるようになられたのでしょうか。