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「すべてがFになる」での「命題は証明された」の意味
- 「すべてがFになる」というドラマ内でのセリフについてです。ドラマや原作小説をご存知の方にご回答をいただきたいです。
- ドラマ「すべてがFになる」では、教授と学生の間で日常的に殺人事件が起きるという設定です。教授は事件のナゾを「命題」と呼び、そのナゾが解けると「命題は証明された」と言います。
- 一般的に「命題」とは数学の文脈で真偽判定を求められる文のことを指しますが、このドラマでは「命題」はナゾを解くべき問題の意味で使われています。
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No1です。 実際の台詞を書き出して頂きましたが、確かにその使い方だと違和感ありますね。 命題というよりも「命題を解く時の難所、あるいは命題の解法」を指しているような使い方だと思います。 まぁ、証明過程で使う公式等も、ある命題を解いたもの、と言えないことはないですが……。 多分、理系っぽさを出すための雰囲気作りなんでしょう。言葉の正確さよりも雰囲気を優先するのは、よくある事ですし。 考えたのが脚本家なのかスポンサーなのかは分かりませんが。 もし自分が使うなら「それがこの命題を解く鍵だ」みたいな感じですかね。 或いは事件を聞いた時に「面白そうな(or難しそうな)命題だね」とか。
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- statecollege
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全然違和感はありませんね。 数学だけでなく、経済学でも、最近のアカデミックな論文は「命題(proposition)ー証明(proof)」のフォーマットを用いて議論を進めていきます。対象とする経済をモデル化し、そのモデルから導かれる(面白いと考えられる)結果をいくつか命題として定式化します。経済学の有名な「命題」の例には、たとえば厚生経済学の第1命題と呼ばれる ・競争均衡はパレート最適である というのがありますが、命題を設定した段階では、読者はその結果が真か偽か判断できないので、証明が必要なのです。その命題が真であることを論理的(数学的)に示すことを「命題を証明する」というのです。 そのドラマの場合も、命題は「犯人は誰々である」という命題を立て、その結果を論理的に一点の曇りなく示すことを命題が証明されたといっているのでしょう。
お礼
ありがとうございました
補足
ドラマを観ていない人は違和感がないというのですね…。ドラマを観ていない人向けに。実際のセリフは以下です。 (1)第1話「純粋に学問を追及する研究所に二人の学生が殺されるという狂気が潜んでいた。これがこの事件の最大の命題だよ」 (2)第6話「犯人はどうやってここに入ったのか?そこが最大の命題だよ」 人の出入りが完全に管理されている部屋で殺人が起きた。でも人が殺されてるからなんで?という意味。 (3)第8話「1つの部屋に頭部のない遺体と犯人が存在した。それが最大の命題だよ」 「犯人」をAとすると、Aが犯人かどうか分からない状態。「1つの密室に頭部のない遺体とAが存在した」は事実。で、密室の中に遺体とAがいたのだからAが犯人かと疑われたが「もしもAが犯人とするならば、なぜ遺体のそばにいる必要があったのか」そこがナゾだよね、というような意味合いでのセリフです。 (4)第9話「二つの事件は物理的に不可能である。これが最大の命題だよ」 このあたりの使い方でも、違和感を感じませんか? (4)は命題っぽいですけど。(2)は私の感覚では「命題」と呼べるものではありません。「どうやって入ったのか?」って、ただの疑問点だよね、と感じてしまいます。 (1)も「狂気が潜んでいた」は表面的な事実なんじゃないの?と思ってしまいます。(3)も『「Aは犯人だ」が真か偽か』なら話は分かりますが、そうではないし。どちらかというといいたいであろう事は、「もしもAが犯人とするならば、なぜ」の部分だと思うので、そもそも不親切・不完全な日本語で、文系の好きそうな詩的な文章に感じてしまいます。
- f272
- ベストアンサー率46% (8477/18147)
テレビは見ていないが,質問文を読んでも違和感はない。「命題は証明された」と言われれば,「ナゾが解けた」と解釈するのが普通だと思う。それ以外の解釈があるのなら聞いてみたい。一般的に使うことはないのだろうが,それらしさを出そうとして使っているのだろう。 > 「命題は証明された」ということがあれば、強いて言うならば真であると判断できたときのことを言うのかなと思います。 そうなのですか?私は,真であると判断できたときにも使うと思いますが,偽であると判断できたときにも使うと思いますよ。つまり判断していない(できない)状態から判断した(できた)状態に移行したという意味だと思います。一般に命題には真であるか偽であるかを証明できないものもあるのですから...
お礼
ありがとうございました
補足
ドラマを観ていない人は違和感がないというのですね…。ドラマを観ていない人向けに。実際のセリフは以下です。 (1)第1話「純粋に学問を追及する研究所に二人の学生が殺されるという狂気が潜んでいた。これがこの事件の最大の命題だよ」 (2)第6話「犯人はどうやってここに入ったのか?そこが最大の命題だよ」 人の出入りが完全に管理されている部屋で殺人が起きた。でも人が殺されてるからなんで?という意味。 (3)第8話「1つの部屋に頭部のない遺体と犯人が存在した。それが最大の命題だよ」 「犯人」をAとすると、Aが犯人かどうか分からない状態。「1つの密室に頭部のない遺体とAが存在した」は事実。で、密室の中に遺体とAがいたのだからAが犯人かと疑われたが「もしもAが犯人とするならば、なぜ遺体のそばにいる必要があったのか」そこがナゾだよね、というような意味合いでのセリフです。 (4)第9話「二つの事件は物理的に不可能である。これが最大の命題だよ」 このあたりの使い方でも、違和感を感じませんか? (4)は命題っぽいですけど。(2)は私の感覚では「命題」と呼べるものではありません。「どうやって入ったのか?」って、ただの疑問点だよね、と感じてしまいます。 (1)も「狂気が潜んでいた」は表面的な事実なんじゃないの?と思ってしまいます。(3)も『「Aは犯人だ」が真か偽か』なら話は分かりますが、そうではないし。どちらかというといいたいであろう事は、「もしもAが犯人とするならば、なぜ」の部分だと思うので、そもそも不親切・不完全な日本語で、文系の好きそうな詩的な文章に感じてしまいます。
・私は違和感を感じました。 ・正しくない・・・そう、思います。 命題は真か儀しかないのだから、そもそも謎などない。 ・それはないと思います。 それならただのいんちき商売ですから。 (ごめんんさい、よくわかりません) ・私の周りではそんな使い方をする人は、いません。 なので逆に目を引く、耳を引く...か? ・正しいとすると、仰るとおりで解くべき謎なのでしょう。 2002年に 単連結な三次元閉多様体は、三次元球面と同相である が証明されましたが、これが命題のはずです。 解明に懸けられていた100万ドルの賞金を辞退した アレです。 ミステリー小説の中のお話しですから、それでいいのでしょうね。 すべてがFは、殺人事件の謎を解く・・・というもの。 人が死んだ!それは、真ですよ、さぁ~証明だ ということかと思うのですが、微妙。 命題ですから、微妙はないはず。
お礼
>正しいとすると、仰るとおりで解くべき謎なのでしょう。 >ミステリー小説の中のお話しですから、それでいいのでしょうね。 文系向けに作った話だからところどころおかしいのは当たり前。理系が文句を言っちゃいけないということでしょうかね。 実際に観た方は違和感を感じたという事で、私だけではないのかとわかり安心しました。 ありがとうございました
- Mathmi
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自分はそのドラマを見ていませんが、聞いている限りでは違和感を覚えませんでした。 >真か偽かを判断しろと問われる文のことで、証明がどうとかはあまりいわない気がします。 数学において、真か偽かを判断するには、真であることを、あるいは偽であることを証明しなければなりません。 例えば、フェルマーの最終定理を証明する過程において「その論法では証明できないことを証明した(命題が偽であることを証明した)」例があったと聞いています。 >そのときの「命題」の意味は? 自分は「教授達から見た事件という状況」だと思います。 教授達は、事件が起こった後の状況しか知りません(命題)。 その状況から、誰が、どのように事件を起こしたのか、矛盾のない論理を組み立て(証明)、 犯人を割り出す(真であるか偽であるか)。 一般の人は言わないでしょうが、数学者ならそういう表現をしてもおかしくはないんじゃないでしょうか。 まぁ、気取った言い方だとは思いますが。
お礼
なんとなく、納得しました。 ありがとうございました
補足
ドラマを観ていない人は違和感がないというのですね…。ドラマを観ていない人向けに。実際のセリフは以下です。 (1)第1話「純粋に学問を追及する研究所に二人の学生が殺されるという狂気が潜んでいた。これがこの事件の最大の命題だよ」 (2)第6話「犯人はどうやってここに入ったのか?そこが最大の命題だよ」 人の出入りが完全に管理されている部屋で殺人が起きた。でも人が殺されてるからなんで?という意味。 (3)第8話「1つの部屋に頭部のない遺体と犯人が存在した。それが最大の命題だよ」 「犯人」をAとすると、Aが犯人かどうか分からない状態。「1つの密室に頭部のない遺体とAが存在した」は事実。で、密室の中に遺体とAがいたのだからAが犯人かと疑われたが「もしもAが犯人とするならば、なぜ遺体のそばにいる必要があったのか」そこがナゾだよね、というような意味合いでのセリフです。 (4)第9話「二つの事件は物理的に不可能である。これが最大の命題だよ」 このあたりの使い方でも、違和感を感じませんか? (4)は命題っぽいですけど。(2)は私の感覚では「命題」と呼べるものではありません。「どうやって入ったのか?」って、ただの疑問点だよね、と感じてしまいます。 (1)も「狂気が潜んでいた」は表面的な事実なんじゃないの?と思ってしまいます。(3)も『「Aは犯人だ」が真か偽か』なら話は分かりますが、そうではないし。どちらかというといいたいであろう事は、「もしもAが犯人とするならば、なぜ」の部分だと思うので、そもそも不親切・不完全な日本語で、文系の好きそうな詩的な文章に感じてしまいます。
お礼
>確かにその使い方だと違和感ありますね。 やっぱりそうですか。 >命題というよりも「命題を解く時の難所、あるいは命題の解法」 >を指しているような使い方だと思います。 そうそう。そんな感じですよね。 >多分、理系っぽさを出すための雰囲気作りなんでしょう。 >言葉の正確さよりも雰囲気を優先するのは、よくある事ですし。 やっぱりこの辺が理由なのですかね。 ありがとうございました
補足
ドラマを観た人がそれなりにいるだろうと思って、調べるのが面倒だったので実際のセリフを省略してしまいました。観ていない人も回答しやすいように、はじめからもう少し丁寧に質問文を書けばよかったですね。すみません。 ちなみにセリフはおそらく、ミステリー推理作家の森博嗣さんの同名の作品そのものから使っているはずだとは思います。なのでドラマ製作スタッフ・監督・脚本家・スポンサーのせいではないかと思います。