※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:天木氏と森田氏、どちらの予想が当たると思いますか?)
天木氏と森田氏、どちらの予想が当たると思いますか?
このQ&Aのポイント
APECで中国と首脳会談を実現したい安倍氏は日中合意文書を交わしました。それについて上記の両氏は正反対の予想をしております。
天木直人氏は、日中首脳会談の合意文書は官僚文書であり、それ以上の協議はないと予想しています。
一方、森田実氏は日中関係が改善される一歩として合意文書の内容を評価しており、日中友好のための努力を望んでいます。
天木氏と森田氏、どちらの予想が当たると思いますか?
APECで中国と首脳会談を実現したい安倍氏は日中合意文書を交わしました。
それについて上記の両氏は正反対の予想をしております。どちらの予想が当たると思いますか?
天木直人氏の見方
きょう11月8日の各紙が、昨晩テレビが報じた日中首脳会談合意について、一斉に報じている。
その記事から見えてきた事を以下の通り順不同に列挙してみたい。
1.どの記事もテレビの報道の域を出ないつまらないものばかりだった。本件についての安倍政権の報道規制が徹底しているか、メディアがその取材力を失い、政府ブリーフを垂れ流すだけになってしまったか、どちらかだ。
2.発表された合意文書は典型的な官僚文書だ。その意味するところは作成した当事者しかわからない。いや、日中双方の当事者さえも解釈が異なる同床異夢の文章だから、厳密な意味で合意ではない。このような文章は、急に出来たのではなく日時をかけた日中双方の官僚たちの交渉があったはずだ。谷内局長はセレモニーとして訪中したということだ。
3.私の最大の関心は、はたして谷内局長は楊ケッチ国務委員と直接に交渉したのかということである。報道によれば会談し、協議したことになっている。しかし、その映像や写真は一切流されない。
たとえそうだったとしても、それは谷内局長による楊ケッチ表敬訪問のようなもので、実質的な協議は中国側の実務者と行われたのではないか。岸田外相は王毅外相とこれから会談することになっている。その前に、王毅外相より格の高い楊ケッチ国務委員が、岸田外相より格の低い谷内局長と首脳会談の実質的協議をすることに中国側が応じるだろうか。ありえないことだ。
4.ここまで詳しくかつ玉虫色の周到な文書が事前に発表されたということは、たとえ日中首脳会談が行われても、これ以上の合意がなされることはないということだ。 つまり実質的な首脳会談はすでに首脳同士の会談前に行われ、その結果がこの発表された合意文書なのだ。 言い換えれば、行われるであろう日中首脳会談は、たとえ立ち話ではなく席についたものになったとしても、そしてそれを日本側が公式会談と強弁しようとも、握手するだけの形式的なものだ。もしそこで今回の合意文書以上の協議が両首脳間で行われたり、玉虫色の合意文書の解釈を巡って意見が交わされることになれば、大問題になる。官僚たちがつくった巧妙な合意文書がぶち壊しになる。そんなことはあり得ないのだ。
これを要するに、この玉虫色の合意文書の公表によってすべてが終わり、これまでと何も回らない日中関係がAPEC後に続くことになる。
そしてそれは何もこれまでどおり何も進展しないまま、来年の日中戦争終結70周年を迎えることになる。
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
森田実氏の見方
よい方向へ動き出しました。 日中両国政府の合意文書の第一は、日中間の4つの基本文書(1972年の日中共同声明、1978年の平和友好条約、1998年の日中共同宣言、2008年の日中共同声明)の諸原則と精神を遵守することを確認したことです。この点を確認したことにより、日中関係は両国関係が良好だった福田康夫元首相の時代に戻り、再出発することになりました。よいことです。
菅民主党内閣、前原外相の時代に悪化し、野田民主党内閣時代に危機的関係になり、今まで、安倍首相の時代になってさらに深刻化した両国関係が、改善の一歩を踏み出したのです。石原慎太郎の挑発行為から始まった日中関係の危機の時代が、ようやく終わろうとしているのです。この第一歩を生かさなければなりません。これからの日本側の誠実な努力が求められています。
第二は、「歴史を直視」という表現で、歴史に関する認識の違いを克服する努力を行うことにしたことです。ほんの第一歩ですが、相互理解への道をとることにしたのです。
第三は、話尖閣諸島問題について「異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて…」との表現で、両国政府の見解の相違を認めたことです。これは「(日中間に)領土問題はない」とした菅内閣、前原外相、野田内閣、今までの安倍内閣の対中強硬路線を否定したことを意味しています。岸田外相は「ギアチェンジ」と表現しましたが、これによって民主党内閣時代の前原・野田外交を明確に否定したのです。
第四に、今後、両国は対話を再開し信頼関係の構築に努めることにしました。これは菅内閣、前原外相以来の、対話拒否の対中対決的強硬外交をやめ、友好政策に転換したことを意味します。よいことです。
日中平和友好は日本にとって最も大切なものです。日中平和友好は日本にとってかけがえのないものです。これから日中友好のため努力したいと思います。
""""""""""""""""""""
以上ですが、よろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。