No.2です
わざわざお礼を記入して頂きありがとうございます。
お礼の中に追加のご質問がありましたので説明をさせて頂きます。
>首脳会談を行うということはそれをきっかけに必ず何か一つでも両国間の課題解決のために何かする必要があるということですか
全く必要がありません。
であればこそ、中国は完全なセレモニー化しています。
>そこまで異常なことなのでしょうか?
現在の韓国を取り巻く国際情勢からすれば極めて異常です。
北朝鮮の首脳が会わないのとは全く意味合いが異なります。
外交というのは国益を賭けた駆け引きです。
自国の利益になると判断すれば、如何なる国とも手を結びます。
第二次世界大戦の時に、全く政治思想の異なるソ連と米国は手を結びました。
ドイツ及び日本を降伏させた直後から敵対関係に戻りました。
条約があるから、今まで友好だったから、敵対関係にあったから、などと言う理由は成り立ちません。
相互信頼というのは現実問題としては存在しません。
あくまでも打算の世界です。
米国がドイツの首相の携帯電話を盗聴していることが明るみに出て、問題化しました。
この事例のように、常に相互不信、疑心暗鬼の世界です。
何を目的として行動しているのか、という事は絶対に他国には洩らしません。
ましてや、その為にどのような手を打っているのか等は、極秘中の極秘です。
首脳会談の内容は、漏れても差し支えないと判断された情報以外は絶対に漏れません。
万が一洩らせば相手国からは全く信用されなくなります。
過去に日本のいい加減な外務大臣が漏らして、外務省が平謝りに謝って歩いた事例は多々あります。
A国とB国の首脳が会って話しをしたいうことだけで、何らかの話し合いや情報の交換があったと見做します。
或は、当事者間で既に何等かの合意がなされたと見なされます
C国がA国と利害関係にあれば、当然B国がA国に与したのではないかと考えます。
更に、C国と利害関係があるD国は、B国はC国とは何等かの妥協をした上でA国に会ったのではないのかと考えます。
このように、疑心暗鬼が限りなく繋がっているのが外交の世界です。
首脳同士が会うという事は、当事国間だけの問題ではなく、利害関係を持っている国の全てから注目されています。
この為に国際会議場の廊下で立場話しをしただけでもニュースになります。
日本と米国が中国との間で神経戦を展開している状況下で、日米と外交関係のある韓国の大統領が中国の高官とは会っても日本の首脳とは会わないというのは、米国の神経を逆なでします。
米国を苛立たせてまで、敢えて会わないとすれば、当然中国と何等かの話し合いが行われたのではないかと看做されます。
今後は相当苦しい立場に立たされるのではないのでしょうか。
韓国大統領にも同情すべき点はあります。
韓国世論の圧力です。
日本と会えば、必ず何らかの見返りを持ち帰らない以上、猛烈な糾弾を受けるでしょう。
韓国には、「国民情緒法」と呼ばれるものがあって、憲法も大統領権限も越えます。
これに触れれば、政治生命どころか、文字通り命すら危うくなります。
お礼
本当にありがとうございました!!大変勉強になりました。わかりやすいご説明で韓国の状況もわかりました☆引き続き自分なりに勉強していきたいと思います!!