advanceな追記です。
もしも、論文にアクセスできる環境(大学図書館とか)をお持ちで、有機金属化学・錯体化学分野の基礎的な知識をお持ちでしたら、この論文に目を通されると面白いかもしれません。遷移金属アニオンの大家がおかきになったaccountです。
Ellis, J. E. Inorg. Chem., 2006, 45 (8), pp 3167–3186, Adventures with Substances Containing Metals in Negative Oxidation States
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ic052110i?journalCode=inocaj
回答でも書きましたが、ナトリウムアニオンにかぎらず、こうした金属の陰イオン状態は極めて高反応性で、強力な還元剤です。水なんぞと接触させては、即座に水を還元して水素ガスが発生し、金属イオンの方は金属単体で落ちる場合もあれば、カチオンまで酸化されることもあります。
普通は、強還元条件に耐える溶媒(エーテル系や炭化水素など)でないと取り扱いできません。
繰り返しますが、普通見かけないということは、それなりの理由があるのです。
お礼
御回答有難うございます。 塩基性に振れば、水の還元電位も下がるため、先に金属が還元されることもあるのではないか?と考えていましたが、それ以上に負な電位をかける必要があるようですね。 accountは機会が有れば読ませて頂きたいと思います。