- ベストアンサー
参考文献には一次文献の記載も必要ですか?
こんにちは。 発表原稿を提出したのですが今更記載に関して気になりだしました…。 大学での発表でニーチェ『道徳の系譜』を扱うのですが、発表のために読んだのは『道徳の系譜』と、もう一冊その概観書です。 しかし参考文献に書いたのは概観書だけで『道徳の系譜』は記載しませんでした。 『道徳の系譜』からの引用はありません。 これってまずいでしょうか? まずいだけでなく、「コイツ概観書だけを読んで発表している?!」と思われるのでしょうか? お願いしますTT
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
別に、概観書の「概観」の部分を議論するのであれば、概観書を参考文献にするしかありません。だって、原典・一次文献であるニーチェの著作にニーチェが書いたものではないのですから。 最近、生類憐みの令とか江戸しぐさとかで、一次資料を全く出さずに江戸時代の実状がどうだったのか検討確認されぬままに、出典なしの綱吉のお達し書きと口語訳がネットに流れたり、平成しぐさを募集する江戸しぐさ保存会ができたり、というのとは違って、 ちゃんと一次文献の存在を認識した上で、それをどう概観するか、という部分に焦点をあてたものに論点をおくなら、それは一次文献にこだわる必要もないでしょう。それをやりはじめたら、ロゼッタストーンから全言語学論文が書き出されるかもしれませんものね。
その他の回答 (3)
>「コイツ概観書だけを読んで発表している?!」と思われるのでしょうか? まぁ~、#3さんの仰る通りですよ(^^)。 また一次文献からの引用はないのだから、『道徳の系譜』を参考文献に入れないのは、形式的には最も正しいやり方です。論文でもレジュメでも、内容を構成するのに必要十分な情報源のみにとどめなければなりません(理想的には)。そうでないのは、付加情報が必要という事で「わかりにくい不親切な論文」の典型になったりします。 でもあなたは一次文献も読んだのだから、『道徳の系譜』を参考文献に入れても良かった(^^)。自分なんか読んでもいない一次文献を参考文献に入れて(カッコつけて)、一次文献に対する質問を突っ込まれて、 「エ~、その件につきましては、確かに読んだ記憶はございますが、内容については記憶にございません・・・」 などど、みっともない対応をした事もあります(^^;)。 発表の時に最初に、「『道徳の系譜』も読んだんですけど、引用がないので参考文献に入ってないですが・・・」と、さらっと言って流しちゃえばどうですか?(^^;)。実際に読んだんですから。
どうしても気になるのであれば、参考文献を追加して 再提出すればいいでしょう。
- NemurinekoNya
- ベストアンサー率50% (540/1073)
☆これってまずいでしょうか? ◇まずくはないでしょう。 発表原稿にオリジナルの『道徳の系譜』から文章を引用していないのでしょうから、問題ないですよ。 オリジナルの『道徳の系譜』から文章を引用していたら、その著書の引用箇所(誰々訳、何々出版、何ページの何行から何行などなど)を記すのがマナーであり、論文執筆のオキテですけれど。 これは概観書の引用についても当てはまります。 ☆まずいだけでなく、「コイツ概観書だけを読んで発表している?!」と思われるのでしょうか? ◇まずくはないけれど、 「コイツ概観書だけを読んで発表している?!」 と誤解されるのは仕方がない。 ですが、大切なのは、発表原稿の内容ですよ。 概観書からのまったくの受け売りではなく、 中味があれば、内容があれば、このことを気にする必要はないと思います。 どうせ、ゼミか何かの内輪の発表でしょう。 先生から少し嫌味を言われるかもしれませんけれど、気にすることはないですよ。 また、発表というのですから、発表後に質疑応答などが行なわれるのでしょう。そこで頑張ればいい。真価が問われるのは、むしろここにおいてです。 正式な学術論文じゃあるまいし、気にすることないですよ。
補足
ありがとうございます! つまり、ニーチェの『道徳の系譜』の中で何が言われているのかをまとめて述べるのだから、当の『道徳の系譜』は参考文献に入れなくて良いということですか? もしそれを参考文献に入れなくてはならないのだとしたら、『道徳の系譜』を踏まえて何かそれ以上のことを述べる時ですか? 同じゼミナールのひとの発表原稿には、例えば「デカルトの省察 まとめ」みたいな発表であっても参考文献に『省察』が書かれているのです‥ やっぱり「こいつ参考書一冊読んだだけで、まるでテクスト読んでまとめたみたいにセコしてやがるっ」ってなりませんかTT