No.2です。
基本から復習
1) アミノ酸はカルボキシル基とアミノ基を持つ化合物である。
2) 生体を構成するアミノ酸はαアミノ酸である。狭義のアミノ酸はαアミノ酸を言う
(注)αアミノ酸とは一つの炭素に両方の基がくっついている。βは隣、γはさらにその隣
3) αアミノ酸は、最も単純なグリシンを除きα炭素に-COOH,-NH₂,-Rの異なる基がつながっているため鏡像異性体を持つ
炭素は4本の結合する腕を持つ。今は見ないがテトラパック--正四面体の中心に炭素があってその4本の腕にすべて異なる原子がくっついている姿を想像する。
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C 水素は炭素の向こうに隠れている。
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COOH R
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C D
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NH₂
R COOH
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C L
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NH₂
>区別する必要がある位の違いがでているとは思えません。
この二つは、どんなに回転させても、重ね合わせることはできません。鏡で反射させる以外は重ならない。
生体内のアミノ酸はすべてL型
タンパク質はアミノ酸のポリマーですが・-COOHと-NH₂の端が隣のアミノ酸とペプチド結合(アミド結合)をしますから、ふたつのアミノ酸がつながる場合でもHC(=O)O-A->>-C(=O)-B-NH₂ とHC(=O)O-B->>-C(=O)-A-NH₂ は異なる物質です。
たった4種類のアミノ酸が一つずつの化合物(ペプチド)でも
ABCD,ABDC,ACBD,ACDB,ADBC,ADCB,BACD,BADC,BCAD,BCDA,BDAC,BDCA
CABD,CADB,CBAD,CBDA,CDAB,CDBA,DABC,DACB,DBAC,DBCA,DCAB,DCBA
のまったく異なる24種類、順列 ₄P₄ = 4! = 4*3*2*1 = 24通りもある。これが何十、何百、何千・・とつながるのだから。
このタンパク質の長い鎖のそこかしこに同じ分子、あるいは他の分子内の場所と水素結合などでつながるのですから、折りたたまれて特定の構造を作ります。
それがタンパク質であり、酵素として働く。
お礼
有り難うございます。 合成可能な可能性があるんたすね、