• 締切済み

経済活動はどうして生まれたと思いますか?

まず、経済とは人間が自分達の生活環境をよくするために行う活動で、 サービス・商品の 生産・分配・消費・浪費などをすることによってお金を循環させること。 また、それら を通じて形成される社会関係である。社会が生産活動を調整するシステム、 あるいはその生産活動を指す。 だとして、人間がこのような活動を始めたのはなぜでしょうか? すごく漠然な質問ですが きっとはじめはものを交換するところから始まったのだと思いますが 今の世界のようにこのものを交換するという活動が 発展し、お金が生まれたり株や債権といったものが生まれたように 人間の発展がどうしてここまで進んできたと思いますか? また日本経済は第二次世界大戦後アメリカの支援を受けて 発展したと考えられますが それ以前の日本では経済を考えようという取り組みはなかったのでしょうか? あるいは年貢を収めるなどの取組みが経済の発端でしょうか? うまく説明できず申し訳ありません。

みんなの回答

  • m-m-mg
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回答No.2

@ 物々交換とお金の始まり 昔はみんな物々交換をしていたんだ。木の実を集めて来た人、魚を釣って来た人、お米を収穫して来た人、みんながお互いにモノを持ち合って交換していたんだ。これが物々交換というんだ。 でも物々交換をする中で、モノが腐ってしまったり、大きくて持ち運びにくいものがあったりして、物と物の交換だけでは不便を感じる場面も多かったんだ。そこで貝、布、石などを約束の印として使うようになったことがお金の始まりといわれ、これを物品貨幣というんだ。 @ 金属貨幣の始まり その後、金、銀、銅などが貨幣としてつかわれ、これを金属貨幣と呼んでいるんだ。 金、銀や銅を器にしてそこに食べ物をおいておくと食べ物が腐りにくくなることから、昔の人はこれらの金属には精霊が宿っていると信じていたんだ。そんな金属には精霊が宿ると考えられていたからお守りなどに加工されたりしてアクセサリーや美術品としても使用されていたんだ。 そしてそんな精霊が宿るとされるアクセサリーは価値が高く安定していることから物々交換の仲介品として使われるようになり、やがてコインとして加工されいわゆるお金として使用されるようになったんだ。 @ コインと食べ物 ここでコインとお肉について考えてみようよ。コインもお肉も他のモノと交換できる。けど、数日経つとお肉は腐って価値がなくなってしまう。一方でコインは腐ったりしない。だからコインをいっぱい持っていると、必要なときにコインと食べ物を交換して豊かな生活が出来るようになるんだ。こうやって大金持ちになる人もでてきたんだ。 @ 銀行と通貨の誕生 まず、よく誤解されていることが多いのだけど、通貨や銀行というのは元々は国が始めた事業ではないんだ。現在では複製できない紙として事実上国がお金を流通させ管理していけど、元々は銀行などが独自に発行した紙だったんだ。 コインを多くの人が使うようになると、コインを盗まれたりしないように預ける場所ができてきたんだ。だけどコインを預かる人の中にはずる賢い人もいて、人から預かったコインを無断で他人に貸し出して利子を付けてお金儲けをしている所もあったんだ。つまりこれが銀行業の誕生なんだ。 また、大量のコインを持ち出すことの不便さなどから、この時コインを直接貸し出すのではなく、契約書を書いてこれをコインの変わりとしていたんだ。そしてこの契約の紙をコインの変わりに使用するという行為こそが紙幣の原型なんだ。 更にコインの変わりに契約書が使用されるようになったことによって、金庫に存在する以上のお金の貸し出しが行われるようになり、このような行為が銀行業の原型なんだ。 *銀行が金庫に存在する以上のお金の貸し出しをしているなんて、まるで詐欺ではないかと思われた人も多いと思うが、これは現在では法律で認められた行為なので詐欺ではないんだ。銀行では預金準備率として法律で定められ現在日本では1%以下となっており、100万円を元手に1億円程貸し出してよいことになっているんだ。またこのような詐欺的な行為を法律で認めていることを問題視する人もいるが、これは資本主義経済の主軸であり根幹をなすシステムなのでこれを否定することは資本主義を否定することで、そういう人は社会主義者などと呼ばれるんだ。 @ 銀行のその後 金庫に存在する以上のお金を複数の人に貸し出ししているので、しばらくすると当然無理が出てくるんだ。お金が多くの人に貸し出され始めた当初は借金も増えるが収入も増えてお金が社会に廻りはじめ、多くの人がお金を手にして景気がよくなるんだ。 だけどしばらくすると世の中にお金が増えても物品が増えるわけじゃないから、物の価格が急に高騰したりして、結果として不景気になり恐慌になって、途端にお金の返済が出来なくなる人が多くなるんだ。 そして返済ができなくなった人はお金の代わりに土地、家、家財、衣服などの実物資産を金融機関に取り立てられるという事態になるんだ。 昔はこの恐慌の循環が10~20年ほどのサイクルで起こっており、これが国境をまたがると踏み倒しから戦争になったりしていたんだ。 @ 更にその後 こうやって『有りもしないお金を貸し出す --> 景気が良くなる、借金を増やして事業を拡大する --> 物価高騰などから不景気、恐慌になる、この時 実物が徴収され銀行、資産家が実物を手に入れる、--> 底打ちし景気が回復し始め、有りもしないお金の貸し出しが増える --> 景気が良くなる --> 恐慌になり実物が徴収され資産家の物になる --> 、、、 』という事が繰り返されたんだ。 このような好景気と恐慌の景気循環を繰り返えすことで、お金の返済の代わりに土地や不動産を銀行が回収するので莫大な富を得る資産家も誕生するようになったんだ。 @ 産業革命以後 それまで10~20年ほどに一度起こっていた恐慌が、産業革命が起こったことで恐慌が起こらなかったんだ。というよりも先に伸び50年ほど恐慌に至らない状態が続いたんだ。これは工業化によって新たな産業が創出された事や物流技術の発達で経済活動の行える地域が増え経済全体のパイが大きくなりお金の貸し出される先が増えたためなんだ。 サイクルが伸びたとはいえ恐慌はまた起こりその時起こる信用収縮によってまた同じことが繰り返され、世界大戦の原因の一つには世界恐慌という経済問題があったんだ。

  • rokutaro36
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回答No.1

経済活動の原点は、農業です。 それまでは、狩猟でした。 例えば、たくさん獲れたとしても、ストックができないので、 皆、平等に分けたのですよ。 でも、農業が誕生したことで、 自分たちが必要とする量以上の収穫を得ることができ、 しかも、それをストックすることができるようになった。 それにより、農業を手にしたものは、 食糧不足=生命の危険 から脱して、力を持つように なったのです。 収穫を自分の言うことに従う「配下」に配分することが 経済活動の始まりです。 配下は、農民に限らず、狩猟民、鍛冶屋などにも広がっていき、 やがて、街を形成していくようになります。 こうして、食料経済がはじまり、物物交換、そして、 貨幣経済へと発展していくのです。 日本において、このような経済活動を「力」に転換することに 成功したのは、織田信長です。 それまでの「武士」の中でも、実際に戦闘する下級武士は、 実は、農民でもありました。 つまり、農繁期は農業をして、農閑期に戦うのです。 「のぼうの城」という映画がありますが、あの映画を見ると、 農民が実は、武士でもあり、戦闘員であることが 良く分かります。 織田信長は、楽市楽座を設けて、 そこから得られる収益で、農業とは無縁の戦闘部隊を 作り出すことに成功したのです。 1年365日戦うことだけを考えていればよい戦闘部隊と、 農繁期には農業のことが気になる者と、 どちらが強いかは、自明の理です。 また、鉄砲は、刀のように自分たちで鍛冶を雇って、 自分たちのために作らせるのではなく、最初から 堺の商人などから「金」で買う物でした。 こうして、経済力は力であることが、 はっきりと歴史に示されたのです。