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重ねの理の計算
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「重ね合わせの理」は、下記のサイトにあるように、 「電源を複数持つ線型回路において、任意点の電流および任意点間の電圧は、それぞれの電源が単独に存在していた場合の和に等しい。」 というものです。ただし、この場合、 「電圧源・電流源をそれぞれ取り除く場合は、前者は短絡、後者は開放したものとして考える」 という仮定の元に行われます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E3%81%AD%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86_(%E9%9B%BB%E6%B0%97%E5%9B%9E%E8%B7%AF) つまり、ご指定の回路の場合、 (1)V1の電源が単独で存在すると仮定した場合には、V2は「短絡」(つまり抵抗ゼロ)と考えるので、電流が無限大になってしまいます。(抵抗R1には電流が流れず、全ての電流は短絡したV2を流れる) (2)同様に、V2の電源が単独で存在すると仮定した場合には、V1は「短絡」(つまり抵抗ゼロ)と考えるので、電流が無限大になる。(抵抗R1には電流が流れず、全ての電流は短絡したV1を流れる) となってしまい、回路として成立しません。 通常は、V1に直列接続された抵抗と、V2に直列接続された抵抗を考えないと、回路としては成立しません。「電源2個の回路の場合、抵抗が3個ある回路例しか無い」と書かれているのは、そういうことです。 現実には、ご質問の図においても、「電源V1の内部抵抗+電線の抵抗」(V1に直列接続された抵抗になる)と、「電源V2の内部抵抗+電線の抵抗」(V2に直列接続された抵抗)が存在するので、「抵抗が3個ある回路」になりますが、電気回路の問題ではそういう複雑なことは考えず、電池の内部抵抗や電線の抵抗は「ゼロ」と仮定することになっていますので、抵抗をきちんと3個書いているのだと思います。
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- mink6137
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>また、1人で電気回路を勉強している為、この回路が正しいもの?なのか? 正しくない(許されない)回路です。 電源V1と電源V2が直接並列接続されていますので。 無理矢理計算すると、 電源V2を短絡した場合、電源V1から無限大の電流が流れ、 電源V1を短絡した場合、電源V2から無限大の電流が流れ、 どちらの場合も抵抗R1に掛る電圧はゼロで、電流はゼロになります。 現実の物ではV1からV2に向かって巨大電流が流れ、 接続配線と電源の一方または両方が発火・焼損する「短絡事故」が起こります。 初心者とのことですのでこの際、 ・電圧源同士は並列接続できない。 ・電流源同士は直列接続できない。 を覚えて下さい。
お礼
ご回答を頂きありがとうございます。書籍や、インターネット上での情報は いつも決まった回路例ばかりで、「この場合は、どうなるんだ?」 という例が殆ど無く、とても助かりました。 どうもありがとうございました。
お礼
ご回答頂きありがとうございます。 1人で、勉強していると「なぜ?」という事が多くあり解決出来ずに 悩んで時間を潰してしまっておりましたが 丁寧に解説して下さり とても参考になりました。 どうもありがとうございました。