- ベストアンサー
「それまで」と「にも関わらずである。」
いつもお世話になっております。 先日の添削文の中で、また分からない文があります。 お伺いしたく思います。 「11時半に出前を頼んだのに、1時になってもいっこうに食事にありつけなかった。それまで再三、急ぎの催促にも関わらずである。」 1.ここの「それまで」はどんなことを指しますか。 2.「にも関わらずである。」は理解できません。 どうして「にも関わらず」の後ろ、「である」は来ますか。 すでに身に付けた構文は 「雨にも関わらず出発した。」 「たびたび注意したにも失敗した。」 のような文です。 にも関わらず+である は初見です。 どうしても納得できません。 よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
再び#3です。 「関わらず」と「拘らず」について(どっちも「かかわらず」と読みます) #4さんの仰るように、この場合の意味では「拘らず」の方が正解ですね。私も言われるまで、気づきませんでした。 助詞「に」「にも」の下について、「~である(あった)のに」や 「~とは関係なく」「~にはかまわず」という意味で使用される場合は「拘らず」が正解です。 ※例※ 悪天候にも拘らず、実施された。 (悪天候であったのに、実施された) ※例※ 商品の大小に拘らず、全て無地の箱を使う (商品の大小とは関係なく、全て無地の箱を使う) PCやワープロの日本語変換で「関わらず」で変換できてしまうため、誤用であるにも"拘らず"、今やその間違った使い方が定着しつつあるようですね。
その他の回答 (6)
- gekkamuka
- ベストアンサー率44% (138/309)
1.ここの「それまで」はどんなことを指しますか。 1時を指します。「其(れ)迄」は、時間や態度が極限に達したという意識で「よくまあ、<それまで>耐えられたものだ」。延(ひ)いてはそこを終わりと定めた意思判断で「今日は<それまで>にしよう」「ハイ、<それまで>よ」。 ただし、そのような限界に至った時間や状況が前提として暗示されている事から拡大して、近頃では、特に会話レベルでは、11時の基点から1時の臨界点に至る範囲そのものを示す用法としても使われることもあり、一般的には「それまで(の間)に(は)」でしょうが、「…までに」の格助詞<に>が省かれた形での「…まで」と思われます。 2.「にも関わらずである。」は理解できません。 断定の助動詞「なり」の連用形「に」+添加や許容の係助詞「も」+拘わらずで、「再三の督促にも拘わらず、いっかな出前が現れない」といった意味を、いったん文を切った上でその事柄に反する意味を浮き彫りにさせる接続詞な用法と見たらどうでしょう。 「それまで<に>、再三再四の督促を入れたのに…。にも拘わらず(ちっとも遣っては来ず)、(このざま)である」といった意味でいかがでしょう。
お礼
gekkamukaさん いつもお世話になっております。 gekkamukaさんの文章から、日本語の知識を身に付けるだけではなく、しっかりした日本語の書き方も勉強できるといつも思っております。 本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願い致します♪
- hinebot
- ベストアンサー率37% (1123/2963)
#3です。 #1さんの「前の文と重複するので省略されている」という解釈も正しいでしょう。 結局は 弁当が届かない→食事にありつけない ということを省略しているわけです。 "それまで再三、急ぎの催促[をした]にも関わらず(、1時になっても出前が届かなかったので、食事にありつけなかった)である" ということですね。 余談ですが、 >「それまでの再三の急ぎの催促にも関わらずである。」 は、なんか「の」が3回も出てきて落ち着かないので、少し手直ししてみましょう。 「それまでの再三にわたる急ぎの催促にも関わらずである。」 これで、「の」を一つ減らせました。 なお、「再三にわたる」は「何回も(数多く)」という意味です。
お礼
hinebotさん 再びありがとうございました。 大変いい勉強になりました♪
- JIJI-N
- ベストアンサー率18% (10/54)
「それまで」というのは、11時半~1時の間のことを指しているでしょう。「いっこうに食事にありつけなかった。」に自分の感情や思いを付け足し、ありつけない悔しさ・むなしさ・いらだち等の感情をあらわしているのだと思います。 次ですが、「それまで再三、急ぎの催促にも関わらず」という文は、なんとなく引っかかりますね。通常は「急ぎの催促を散々したにも拘らず・・・」ですよね。「関わる」と「拘らず」の意味は少し違うと思います。 「にも拘らずである。」の「である」のまえに「そうだったの」が隠されているのではないでしょうか。 2ばんの答えについてははっきりいって自信がありません。私は「拘らず」が接続語的にはたらいていると見てもいいのではないかと思うのですが・・・・2番は他の方を参考に^^
お礼
JIJI-Nさん 早速のご返事ありがとうございました。 いい参考になりました♪
- hinebot
- ベストアンサー率37% (1123/2963)
>1.ここの「それまで」はどんなことを指しますか。 "1時になっても"とありますよね。この「1時」という時間のことです。 「それまで」=「1時になるまで」(1時まで) という意味です。 until 1 o'clock ということですね。 「それ」=「1時(になる)」であり、「まで」はuntilの意味です。 >2.「にも関わらずである。」は理解できません。 >どうして「にも関わらず」の後ろ、「である」は来ますか。 答えの前に質問文の添削。 "どうして「にも関わらず」の後ろに、「である」が来るのですか。" さて、本題ですが、これは本来は以下のような文であるのを( )の中を省略したもの、と考えてください。なお、[ ]の方は、これがあった方が文としてすっきりすると思い、入れてみました。 "それまで再三、急ぎの催促[をした]にも関わらず(、1時になっても出前が届かなかったの)である" 「~にも関わらず~した(orする)」 という構文は基本形ですが、このように省略して使うこともあるのです。 今回の文の場合、前半の「11時半に出前を頼んだのに、1時になってもいっこうに食事にありつけなかった。」までで、上記の( )の中の「1時になっても出前が届かなかった」ことは明らかというか、容易に想像できますよね。 なので、このように、「~にも関わらず」の結果の部分を省略することも可能なわけです。
お礼
hinebotさん いつもお世話になっております。 良く分かりました。 そう言えば、省略は日本語の特徴ですね☆ 難しいですね。 本当にありがとうございました♪
- kumanosennin
- ベストアンサー率25% (61/236)
こんばんは 1.ここでの「それまで」とは食事にありつけなかっ た時間として表記している1時をさします。 2.1時になるまでじっと待つという行為のみに終わ っていたのではなく、何度も催促の電話をかけて いたのに出前がこなかったということを表してい ます。 3.「急ぎの催促にも関わらずである。」は急ぎの催 促にも関わらず出前は来なかったのである。の省 略形ですね。
お礼
kumanosenninさん いつもお世話になっております。 ご回答ありがとうございました。 良く分かりました♪
- s_yoshi_6
- ベストアンサー率73% (1113/1519)
いつも日本語の勉強、お疲れ様です。いつも質問を拝見させて頂いております。 さて、 1は、「11時半に出前を頼んでから、食事にありつけないでいる1時現在まで」ということです。 2は「にも関わらずである。」は一部が省略された表現です。 「それまで再三急ぎの催促をしたにも関わらず、(いっこうに食事にありつけなかったの)である。」の後半部分がこれより前の文と重複するので省略されているのです。このような例は、 「彼は許してくれた。それまで私が散々ひどいことを言ったのに、(許してくれたの)である。」など、他にも色々使えます。 「それまで再三、急ぎの催促をしたにも関わらず、である。」のように「である」の前に読点(、)を付けた方が意味的には分かりやすいと思います。 なお、「それまで再三、急ぎの催促にも関わらずである。」は 「それまで再三、急ぎの催促をしたにも関わらず、である。」または 「それまでの再三の急ぎの催促にも関わらずである。」が正しい言い方です。 (後者は「の」が続くので、前者の方がスマートな言い方だと思います)
お礼
s_yoshi_6さん 早速のご返事ありがとうございました。 大変いい勉強になりました。 すっきりしました。 いつも応援してくださって、本当にありがとうございました♪
お礼
hinebotさん 何度もご親切に教えていただき本当にありがとうございました。 >PCやワープロの日本語変換で「関わらず」で変換できてしまうため、誤用であるにも"拘らず"、今やその間違った使い方が定着しつつあるようですね。 なるほど。 誤用ですね。 私の文法の本の中にも「関わらず」と書いてあります。 (><) 本当にありがとうございました♪