• 締切済み

なぜ化学は混合物から始まるのか?

高校の化学は、物質を混合物、純物質、化合物、単体に分けることから始まるようです。 しかし、化合物を理解するための基礎知識として必要不可欠な「化学結合」を教えるのは、ずっと後になってからです。 化学結合がわからなければ、あるいは、物質を化学式で表すことができなければ、混合物と化合物を混同してしまうのは自明の理です。 どうしてそのような順序(化合物が先、化学結合が後)で教えるのでしょうか? 教科書の順番、というのであれば、どうして教科書はそのような順番で記載しているのでしょうか? よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.9

> どうしてそのような順序(化合物が先、化学結合が後)で教えるのでしょうか? 最近の教科書を読んでいないので憶測ですが,歴史どおりの順ではないでしょうか? 歴史に沿って学問を修得することは,とても有意義だと思います。過去の研究者の疑問,考察,発見をなぞりながら勉強すれば理解も深まり,学問に対する感動も得られると思います。また知的好奇心を育むのにも役に立つと思います。 > 化学結合を教える前に化合物を教えることの是非 最も短期間で合理的に勉強するなら,化学結合を先に教えるのも「是」だと思います。受験参考書などでは十分ありでしょう。もっと端的に表している例が,ボイルの法則とシャルルの法則ですよね。これも,合理性を追求するなら気体の状態方程式だけを教えれば良いでしょう。 > 生徒に対して[石油は混合物]、[塩化ナトリウムは化合物]などという無駄な暗記 こういうのは教え方次第だと思いますよ。歴史的に化学は,色々なものを精製して単離し,その「素」を探求するところから始まっているわけです。初めは単なる「物質の分類学」でしたが,やがて研究が進み,最終的に「元素」の発見に至った。こういうドラマをうまく伝えれば,無駄な暗記を強いることにはならないのだと思います。

andas
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 歴史通りに化学を教えるのは良いことですが、それこそ、化学結合の発見の前に化合物という[概念]があったのでしょうか?という疑問が生じます。 (補足に続きます)

andas
質問者

補足

電車の中で勉強している生徒さん達を見る限り、無駄な暗記をしているとしか思えないのです。 ご回答者様は後半で「教え方次第」と書かれておりますが、それこそ化学結合の発見→化合物の概念というドラマの方が良いように思えます。 ご回答の中段の「合理的」という言葉は少し曖昧ですが「理解しやすく教える順序」として化学結合を先に教えるのも是ということでよいのでしょうか?

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.8

#1です。 >物質を混合物、純物質、化合物、単体に分けることから たとえば、結晶「食塩」は、「化合物」であって「純物質」です。化合物である「食塩」とやはり化合物である「水」が混合して「食塩水」という混合物になります。 単体である「酸素」「窒素」を混合すると混合気体です。 「4つに分ける」というと、「動物」「植物」「微生物」「鉱物」というように、「4つのどれかにはいる」ような分け方をさすと思うのですが。 「結合」云々よりも、たとえば「食塩の性質」が先ではないでしょうか。 「イオン」が発見される前から、化学は存在しましたからね。先に「結合」から入るなら、イオン結合と共有結合の違い。そもそもイオンとは・・・から説明しなくちゃいけない。 化合物をしらずにイオンなんか理解できるはずがない。

andas
質問者

補足

再びのご回答、ありがとうございます。 ですが私は「4つに分ける」とは書いていません。 「4つのどれかに入る」という書き方をしたつもりもありませんが、そのように解釈されたのでしたら私の舌足らずでした。すみません。 あとは#8ご回答者様のご意見の通りです(「結合」云々・・・以降の所)。 では、どのような順序で教えれば、化学はわかりやすくなるのか?ということが、私の質問の最終目標です。 #5の補足もご覧になって頂けますと幸いです。 よろしくお願いいたします。

  • Ichitsubo
  • ベストアンサー率35% (479/1351)
回答No.7

私も大学化学でシュレディンガーに打ちのめされたクチです。 今の高校3年生が化学IBを受けた最後の生徒たちと言うことになります。 化学IBでは原子から実際の物質へと向かうときに出てきていました。 今の化学Iではイオンや分子、金属の項目がありますが、IB時代にはこの時点で化学結合の導入がありました。現在は化学IIでの導入となっています。 あまりにも知識が断片化されてしまいますね。 私の推測の域を出ないのですが、文部官僚で教育に携わる連中の多くが文系出身で理科嫌いの率も自ずと高く、 そのために理科は不要な子であるかの扱いを受けているのではないかと思います。

andas
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 文部官僚が理科を不要であると考えているのではないか?というご意見ですね。 それはそれで理解できるご意見です。 ありがとうございました。

  • aki-o
  • ベストアンサー率33% (309/927)
回答No.6

#3です。 #5さん >この逆が昔大学で行われていました。化学科に入学すると、化学の講義の最初に、シュレディンガー方程式を習い、多くの化学科の学生に嫌われていたのです。 僕の大学では今でもこの順(最初にシュレディンガー方程式を習った)ですよ、ただ、やはり、さっぱりわかんなくて、テストのために覚えたという感じで、今では理解なんてさっぱりしていない状況です。また、1年の前期でMaxwellの関係式を学んだのですが、このときは、エンタルピーなどを全く習っていない状況でしたので、さっぱりわかりませんでした。 否定が強いような書き方をしてしまいましたが、言われてみれば、という感じですね。やはり、いろんな意見を聞くことはいいですね。

andas
質問者

お礼

すみません、お礼は#6に続く、でした。 ですが#4、#6は質問に対する回答ではないようです。 改めて、化学を高校生に教える順序として化学結合の前に化合物を教えること、の是非についてどう思われますか?

  • takkochan
  • ベストアンサー率28% (205/732)
回答No.5

基本的に化学をはじめて学ぶ人にわかりやすい順番になっています。最初に、混合物の話をするときには、その中に含まれている化学結合のことなど話題にしていません。 複雑な混合物を単純な単体より先に教えるのはなぜか? 自然現象は、乱雑な方向へ流れます。純物質同士を混合すると混じりあいます(混じらずに層をなして分かれることもありますが)。混じっていたものが自然には分かれません(反応して分離することはありますが、一般的な話として)。 要するに、世の中は混合物にあふれています。それをまず純物質にして、その純物質も複数の元素からなる化合物と1つの元素から成る単体とというふうな順序になっていく訳です。 そのような概略のことがわかった後に、化学結合という理論的な話にはいっていくわけです。 この逆が昔大学で行われていました。化学科に入学すると、化学の講義の最初に、シュレディンガー方程式を習い、多くの化学科の学生に嫌われていたのです。 わかりやすい話からということで配慮された結果です。化学結合からはじめると、今度はわかりにくいという批判が出ると思いますよ。 色々な意見が出ることは良いことですが、No.2さんの様に何事もあまりに強く否定するのはどうかと思います。

andas
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 お礼は100文字までなので、補足に書かせて頂きます。 今まで回答して下さった方も見て下さい。 私の質問は、化学結合を教える前に化合物を教えることの是非、です。 混合物と化合物を教える際に、物理変化と化学変化も教えます。しかし化学結合を知らない生徒に化学変化と物理変化の区別ができるでしょうか? きちんとした順序で教えないから、生徒に対して[石油は混合物]、[塩化ナトリウムは化合物]などという無駄な暗記を強要し、化学が嫌われてしまっているのではないでしょうか? 原子を教えて、電子を教えて、電子軌道を教えて、電子軌道の安定を教えて、化学結合を教えて、化学反応(化学変化)を教えてから化合物や混合物を教えれば、化合物と混合物の区別も容易になると思うのですがいかがでしょうか?

  • aki-o
  • ベストアンサー率33% (309/927)
回答No.4

今、「教育指導要領解説 理科編 理数編」を読んでますが…高校では、「原子・分子・イオン」→「物質量」→「単体」→「化合物」→炭化水素・官能基を含む化合物」→「化学反応(反応熱、酸・塩基、中和、酸化・還元)」で、この次に「化学結合」ですね。化学結合の話は「化学2」の単元ですね?で、 「化学1」は、「親しみやすい基本的な内容で構成し、生徒が幅広く履修できるようにした」と、「基本的な概念や探求方法を学習するための科目」という位置づけのようです。 一方、「化学2」は、「『化学1』を基礎として、より発展的な概念や探求方法を学習する科目」という位置づけになっています。 どうも、はっきりとした理由はないようですが、化学1は、中学校での勉強の延長、という位置づけなので、取り扱わないとも考えられますが…(すみません、わかりません。)ちなみに、高校の指導要領を見ると、どうも簡単な化合物のみを取り扱うことになっていて、また、結合に関しても、「こんなに簡単でいいの?」ってほどしか扱わないようです。 ご存知の通り、教科書は教育指導要領にのっとって作られています。ネット上でも簡単に見れますし、この解説の本は290円+税で買えますので、1度目を通して見られるといいと思います。 以上、大学で高校の教師を目指している者でした。あと、先ほどの回答がわかりにくいものだったことは、お詫びしますm(__)m

andas
質問者

お礼

三度の回答ありがとうございます。 下記URLの学習指導要領では[混合物]という語句は出てきません。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301/03122603/006.htm (#5に、お礼続く)

  • aki-o
  • ベストアンサー率33% (309/927)
回答No.3

#2です。補足します。 >山」という字がわからないのに、「寺」という字がわかるわけがありません。 というのは、「字の持つ意味」というか、この字を理解することができない、ただ覚えこむだけ、ということを言っています。 ちょっとカテゴリが違うような回答をしてしまいましたが、これがいい例だったので、このような回答をさせていただきました。

andas
質問者

お礼

混合物も化合物も、いつかは覚える必要が出てきます。しかし、ただ覚えさせるだけでなく、教える順序(覚えさせる順序)があるのではないか?というのが質問の主旨です。できましたら追加の回答をお願いします。

  • aki-o
  • ベストアンサー率33% (309/927)
回答No.2

もともと日本の教育というのはおかしいところだらけです。 例えば、小学校の国語で「寺」という字を習いますが、この字は「山」という字を習う前に教わります、しかし、「山」という字がわからないのに、「寺」という字がわかるわけがありません。 というように、日本の教育というのは、ある意味「覚えこませる」的なものなのです。あなたのような人がいないと、日本の教育は本当にダメになります。 以前、某国会議員(だったかな?)が、「あの指導要領は3割の子供がわかればいいように作られている」と口を滑らしていました(らしいです)しね…

andas
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 山と寺の例はよくわかりませんでした。 最低限、覚える必要のあるものは覚えるべきだと思います。 (字数制限により、お礼が続きます)

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.1

>物質を混合物、純物質、化合物、単体に分けることから始まるようです。 この並び、レベルが統一してなくておかしくないですか? 化学結合、といっても、共有結合もイオンもある。 身近な「化学物質」として、たとえば「食塩水」のような「混合物」をとりあげるのは、不自然ではないと思いますが。(結晶の食塩の性質より、食塩水の性質のほうがポピュラーでとっつきやすいんじゃないでしょうか)

andas
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 レベルが統一してないという意味がわかりませんが、化学の教科書の最初に出てくる4つの単語です。 化学結合を知らないのに化合物を教えても無駄ではないか?という質問です。どう思われますか?

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