※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:部首:音読み・訓読みとは別の作り方で考案された名称)
部首の名称において、音読み・訓読みとは別の作り方で考案されたものはありますか?
このQ&Aのポイント
部首の名称において、音読みや訓読みとは異なる作り方で考案されたものがあります。
例えば、冖(わかんむり)や宀(うかんむり)は、仮名と関係があります。
また、丨(ぼう)や亅(はねぼう)は、形と関係があります。
部首:音読み・訓読みとは別の作り方で考案された名称
部首の名称において、通常の音読みあるいは訓読みが使われているもの
力 → ちから
瓦 → かわら
臼 → うす
鼓 → つづみ
十 → ジュウ
寸 → スン
臣 → シン
龍 → リュウ
や音読み・訓読み両方が使われているもの
比 → ヒ;ならびひ;くらべる
用 → ヨウ;もちいる
走 → そうにょう;はしる
辛 → シン;からい
門 → モン;もんがまえ、かどがまえ
があります。
本質問では、音読み・訓読みとも関係なく作られた部首の名称について聞きたいと思います。
一応、五つの名称タイプを紹介させてもらいます。
1)仮名と関係がある
冖 → わかんむり
宀 → うかんむり
殳 → るまた
禾 → のぎ
釆 → のごめ
2)形と関係がある
丨 → ぼう、たてぼう
亅 → はねぼう;かぎ
3)仮名とも形とも関係がある
丿 → の;はらいぼう
4)他の部首の名称が影響を与えた
冫 → にすい
頁 → おおがい
5)他の部首の名称が影響を与え、区別するためにも作られた
酉 → ひよみのとり
隹 → ふるとり
上記のものはいつ・どこで・誰によって考案されたでしょうか。また、どんな過程によって・どの時点でその名称が定着したでしょうか。詳しい方、是非、教えて下さい。
お礼
貴重な時間を割き、一目瞭然表まで用意したりして詳しいご回答を下さり、誠にありがとうございます。 リストアップして下さった資料はこれから自分の目で確かめたいのです。オンラインで閲覧できないかと思ってちょっと調べてみました。 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/675/index.html では巻下を欠いている『新撰字鏡』の江戸後期写を見つけました。そして http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/993493 では『大全早引節用集』もあります。 オンラインで閲覧できない書籍に関しては、直接大学図書館などへ足を運ぶしかないでしょう。(原物を見せてもらえるかは不明ですが。) 下記は kzsIV様が纏めて下さった情報をそのまま採用させてもらいます。 私にとって三つの点が特に面白い。 1)『説文解字』の部首扱いも『康熙字典』のもが日本の部首分類化に及ぼした影響が以外と限られた、ということ。 2)「瓦」「臼」「寸」が示すように、辞典によってある部首が現れたり消えたりしてきた、ということ。 3)「ふるとり」「ひよみのとり」「にすい」「のぎへん」「るまた」「うか(ん)むり」の名称は 400 年以上前から現在に至って使われてきた、ということ。一方、「のぎへん」と同様の発想で作られた「のごめ(へん)」が現れたのは比較的に最近でしたね。理由は、部首が「釆」の漢字「釈・釋と釉だけ」の少なさにあるでしょうか。そして、「宀 うか(ん)むり」の名称が「ん」のところを除けばずっと同じであるに対して、「冖」が様々な変遷を経て「わかんむり」と呼ぶようになりました。 正に kzsIV様が仰る通り:「部首のよみ」を全部そろえるようになったのは、ごく近年になってからのことのようです。 非常に参考になりました。再び、ありがとうございました。
補足
「全部そろえるようになった」で考えたが、ある新字体(例:営・単・巣・厳)を網羅するために与えられた名称「つかんむり」はどのようにして決められたのでしょうか。ご存知でしたら、是非、教えて下さい。