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数字の音読み訓読みとは?混合する理由を解説
- 数字の音読み訓読みには、いくつかのパターンがあります。
- 一般的には、一から十までは音読みで、十一からは訓読みが用いられます。
- しかし、四と七だけは音読みと訓読みが混じるという特殊なパターンがあります。
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ご質問の件については、詳しく研究された方がおられ、周知のことですので、ここで私が自分の意見のようにして詳しくお答えすることはできません。質問された点についてのみ、その御論から要約してお答えします。 >「よん」の「よ」は訓読みだとわかるんですが、 >それだとしたら残りの「ん」が音読みとなりますよね。 いいえ。音読みは「し」、訓読みは「よ」です。「よん」は「よ」が訛ったもので、それ全体で訓読みです。この訛は、「いち、にー、さん、よー」のように読むときに直前の「さん」(古くtsamと発音された音読み)につられて「よん」となったと推測されます。 >「なな」は全部訓読みではありませんか? その通りです。「七」の音読みは「しち」、訓読みは「なな」です。 >訓読みの数は、ひ、ふ、み、よ、いつ、む、なな、や、 >ここの、とお、って書いてあるので「なな」は全部 >訓読みになりませんか? どこに音読みの要素が入っ >てるのでしょうか。 意味を取り違えておられます。東京方言で1から10まで訓読みで数えるとき ひー ふー みー よー いつ むー なな やー こー とー と数え、音読みで数えると イチ ニー サン シー ゴー ロク シチ ハチ クー ジュー となりますが、時として、 イチ ニー サン よん ゴー ロク なな ハチ キュー ジュー と、4と7だけは訓読みが混じることがあります。特に10から1へ逆に数えると大抵の人は ジュー キュー ハチ なな ロク ゴー よん サン ニー イチ と、4と7だけは訓読みにします。 >なぜ4と7だけは音読みと訓読みが >混じってしまうことがあるのですか? 「し」は「死」と紛らわしくなることがあるので、そういうときに「よ」と言い換えたのがはじまりです。平安時代以後のことです。 江戸時代以後、取引などで「しち」を読み上げるときに4と聞き誤られやすいので、間違いのないように「なな」を使うようになりました。
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- SPS700
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1。四=死 「四」の音読みが「死」と同じになるのは、下記のように漢字を使う中国のいくつかの方言(普通語、客家語、など)だけでなく、朝鮮語、日本語、ベトナム語などでも見られます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E3%81%AE%E5%AD%97 この為、僕の父が入院していた病院には4階が無く、3階のすぐ上が5階でした。上記では上海のあるビルのエレベータの写真があり、4が抜けています。 2。よ>よん 大槻文彦は『口語法別記』で、「數を呼ぶに、次のように云ふことがある、聞きちがわせぬ爲である」としています。 3。忌み言葉 4は「死」に通じるというのは古いのですが、江戸時代になると7は「質」(経済破綻)、9は「苦」(身体的苦痛)などという「忌み言葉」が出てきます。 四、七、九の言い換えは、これらの数字に限らず、下記のように、(身代を)「する」を嫌って、するめ>あたりめ、すり鉢>あたりばち、など広範囲に見られました。 http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/imikotoba.htm 忌み言葉は。今も結婚式にケーキを「切る」>ナイフをいれる、など下記のように生きています。来年は「去る」の年、「得手公」はその言い換えです。 http://homepage2.nifty.com/hidey/imikotoba.html
イチ(音読み) ニ(音) サン(音) よん(訓読み)・・・ ゴ(音) ロク(音) なな(訓読み) ハチ(音)・・・ これが、音と訓が混ざっている状態。 4の訓読みは、よっつ・よ・よん 4と7は、耳で聞いて紛らわしいです。 シ、シチ、ハチ・・・紛らわしい、間違える可能性があります。 なので4と7は、訓読みをするようにした。