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GGPP投与時の溶媒のコントロールに関して
メバロン酸経路下流のRhoAの活性の関与を調べるべく、癌細胞にGGPP(Geranylgeranyl pyrophosphate)を投与する実験を計画しています。 このGGPPはsigma社などから購入可能なのですが、アンモニア塩として、メタノール:NH4OH=7:3 の溶液に溶解した状態で販売されており、多くの論文でもsigma社のGGPPが使用されています。 この薬剤を使用する際、コントロールとしてメタノール/NH4OHだけを投与する必要があると考えているのですが、その濃度が分かりません。 RHoA関連の論文でGGPPを投与する論文は沢山あるのですが、pubmedで見る限り、メタノール/NH4OHのコントロールについて記載されているものが見つかりませんでした。 一般的に、何%ぐらいの濃度であれば細胞増殖に影響を与えないと考えて良いのでしょうか? 細胞毎に、溶媒の濃度を振って影響の度合いを確認する必要があるのでしょうか。 不勉強で申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願いします。
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- stringf35
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なるほど、おっしゃる意味がようやくわかりました。珍しい溶媒だとどの辺までokかわからないですよね。 その場合、私なら質問者様の言うとおり溶媒の濃度を振ってみて細胞毒性を確認するのが良いと思います。 原液から例えば10 mMに希釈するのに培地を使えば、溶媒濃度を低く保ちつつ無理のない希釈での投与が可能になると思いますが、いかがでしうか。水系の溶媒で希釈すると沈殿するとかだとダメですが…
- stringf35
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>一般的に、何%ぐらいの濃度であれば細胞増殖に影響を与えないと考えて良いのでしょうか?細胞毎に、溶媒の濃度を振って影響の度合いを確認する必要があるのでしょうか。 溶媒コントロールはGGPPと同じ量の溶媒を添加すればよいだけです。たとえば購入したGGPP溶液を細胞に1 microL投与するのであれば、ネガコンは溶媒であるメタノール/NH4OH(7:3)を1 microL投与するだけです。その量で細胞毒性が見られるとすれば、GGPPのほうでも細胞毒性が見られるはずで、結果の解釈は困難になります。
補足
ご回答ありがとうございます。 ご指摘の通り、negative controleとして同じ量の溶媒を投与すれば良いのですが、 問題はその投与濃度として、一般にメタノール/NH4OH(7:3)が細胞増殖に影響を与えないとみなせる濃度がどの程度であるかをご教授頂ければ幸甚です GGPPは大凡、5~30μM程で使用される事が多く、他方で市販のGGPPは上記溶媒に1Mの濃度で溶解していますので、 仮に10μMの培地1mlを原液で作成するのであれば、原液10nlを培地1mlに投与すれば良いわけですが、実際にはそのような少量を正確に定量するのは困難ですので、原液を希釈して使用します。この際、希釈すれば希釈する程、溶媒濃度が上昇してしまいますが、この溶媒濃度が大体何%まで許容できるのかが分からず、困っております。