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海流と季節風の風向きの方向について
教えてください。 千島海流は北西の方向から季節風が吹きますよね? これは千島海流が北西から流れてくるから海流にのって、その方向から風が吹くのですよね? ですが、日本海流の場合、南西の方向から海流が日本にあがってくるにもかかわらず、季節風は 南東の方向からふきますよね?対馬海流も同様に、海流があがってくる方向と季節風の方向が 一致していません。これは、なぜなんでしょう。海流と季節風は密接に関係していると習いましたが どのように考えればいいのですか?理屈ぬきで暗記するしかないのでしょうか?
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>海流と季節風は密接に関係していると習いましたが 密接に関係するということは間違いはありませんが、海流が生じるのは季節風の影響によるものだけではなく、他にも影響を及ぼしているものがある、ということです。 この為に、季節風の方向とは一致しないという現象が起きます。 下記のサイトに図入りで簡単な説明がされています。 海の自然のなるほど 「海流はどうしておきるの」 www.kaijipr.or.jp/mamejiten/shizen/shizen_13.html このサイトに次のような説明があります 〇この太陽の熱と風によって生まれた海水の動きに、地球の自転、陸地や海底の地形がかさなりあって、海流の流れる向きが決まっていきます。 失礼ですが中学生(高校生?)でしょうか。 少し難しいかと思いますが、下記のサイトに比較的詳しく説明されています。 海流の知識 - 海洋情報研究センター www.mirc.jha.jp/knowledge/current/ この説明の中に以下のような文章があります。 〇自転する地球上の大規模流体運動に、大きな影響を持つコリオリの力(転向力)である 注)コリオリの力というのは、地球が自転することによって、地球上の海水に加わる力のことです。 詳しくは下記のサイトをご覧下さい コリオリの力 - Hi-HO www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/coriolis.html 〇風によって直接起こされる流れの方向は、表面においても風向に一致せず、北半球では風向に対して45度右にずれる。 流れは深さに従って大きさを減ずるが、流向もさらに右へ右へとずれて行き、そのベクトルの先端はら旋を描く。 このら旋を一般にエクマンのら旋と呼んでいる。 〇現在、海洋物理学分野においては、若干の例外を除き暖流・寒流という用語を使わないのは、この言葉の持つ語感が、背後の物理現象の理解を妨げているからである。 〇「黒潮の洗う紀州は暖かい」という言葉は間違ってはいない訳で、「だから黒潮は周りより暖かい水の流れである」という具合いに飛躍させる所に問題があるのである。 紀州が温暖であるのは、物理学的に正確に述べれば、「黒潮が暖かい」からではなく、「黒潮がその上の大気に熱を与えているから」である。 〇物理的に定義するならば、「暖流とは、その上の大気に熱を与え、それ自身は流れの方向に徐々に冷えていく海水の流れ」を指す言葉であり、寒流も同様に大気から熱を奪いながら流れる海流と定義することが出来る。 その他に流体力学に基づいた理論が展開されています。 海流は低い方から高い方へ流れて行く、などと常識とは異なる学術的説明がされています。 頑張って読んでみて下さい。 >理屈ぬきで暗記するしかないのでしょうか? 日本列島付近だけであれば、上記のようなややこしい理屈で考えるよりも暗記するほうが楽でしょう。
お礼
さっそくありがとうございます。教えていただいたHPも読みました。ここは理屈ぬきでおぼえることにします!