- ベストアンサー
嫌ひだつた音楽を好きになることはありますか
嫌ひな音楽、嫌ひなもの、または嫌ひな人を好きになるのは、どんなときですか。 モーツァルト、ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K488 が好きで、たくさんのCDの聞き比べを楽しむのですが、ホロヴィッツの演奏だけは無機的な印象があり、苦手でした。しかし先日、過去Q&Aで下記回答番号17を読んで、 http://questionbox.jp.msn.com/qa8358152.html 質問者と回答者の温かいやりとりから、ホロヴィッツのなかに、やんちやなモーツァルトを発見することができ、今、はまつてゐます。
- みんなの回答 (14)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 わたしは、体を傷つけると、その血からカール・ベームが飛び出すほどの、熱烈なベームファンです。 なので、カラヤンは結構、嫌い。 かなりのカラヤン嫌いなのですが、スゴいカラヤンと、スゴい「カラヤンの演奏」は大好き。 60年代~70年代初頭のカラヤンとベルリンフィルの演奏などはスゴいと思いますね。 熱烈なベームファンなのですが、「何なんだ、この演奏は?」と思うことも多々ある。 ベームの演奏はスゴいんだけれど、何かが欠けているように感じることがある。 物足りなさを覚えることがあるんですよ。 音楽評論家の吉田秀和は「ベームの不思議」と形容しましたが、 その作曲家を代表するような一曲の演奏は意外につまらない。 そのかわり、その一曲からランクが少し落ちる曲、数段落ちる曲の演奏は、文句なしに素晴らしい。これ以外の演奏は考えられないというような名演を残している。 ブルックナーですと、交響曲の3番と4番の「ロマンティック」は絶品ですが、8番は「何だこれは?」というような演奏を残している。 不思議なんですよ~、カール・ベームという指揮者は。 ひょっとしたら、ベームは希代の詐欺師かもしれない♪ ピアノですと、グルダが好きですね、わたし。 そして、グールドが苦手♪ でも、グールドの「バッハ作曲・ゴールドベルク変奏曲」の演奏は大好きです。 https://www.youtube.com/watch?v=N2YMSt3yfko 楽曲を自由に解釈するという点では、 グールドの方がホロビッツよりも数段上じゃないですか♪ 指揮者ですと、カール・シューリヒトなんかは、作曲家のスコアの指示を無視して、独自の解釈の演奏をしています♪ 音は最悪ですが、 https://www.youtube.com/watch?v=-4tgCwpzYFk
その他の回答 (13)
- sssv
- ベストアンサー率14% (7/49)
自分は昔、クラシック音楽は大嫌いだったのですが、今は好きです、パッヘル・ベル作曲《カノン》やオッフェンバック作曲《天国と地獄》等が好きです、他には、今話題のAKB48は、最初全く興味がなかったのですが、《大声ダイヤモンド》等、いい曲が沢山あるし、今はとても好きです。
お礼
おはやうございます。軽やかな投稿文を拝見して、いつもほほゑましく感じてゐます。 >>パッヘル・ベル作曲《カノン》や >>オッフェンバック作曲《天国と地獄》等が好きです sssvさんらしい選曲ですね。 今朝は、朝食後にベートーベンを聴きました。 http://www.youtube.com/watch?v=85tsnqc3jHM >>AKB48は、最初全く興味がなかったのですが、 >>《大声ダイヤモンド》等、いい曲が沢山あるし、 >>今はとても好きです。 私は、さつぱりわかりません。49位で、チームK(何のことか意味不明)の岩佐美咲さんが「鞆の浦慕情」といふ私の地元を宣伝する歌を出してゐるので、CDは買ひました。 理由の記載がないのですが、わかるやうな気がします。sssvさんの場合は、好奇心が旺盛で、すぐに好きになつてしまふのでせうね。ご回答ありがたうございました。
>嫌ひだつた音楽を好きになることはありますか ありますね。自分の場合は山下達郎でした。 山下達郎の最初のヒット曲「ライド・オン・タイム」を聞いたとき、なんでこんなに無機的な歌が流行るんだ?、日本の音楽シーンはどうなっちまったんだ?、などとフォークしか知らなかった自分は思いましたが、その後「ライド・オン・タイム」を含んだ山下達郎のメジャーデビュー・アルバムを聴いたときに、どこか情緒を感じたのをおぼえています。 山下達郎はその後有名になりました。JR東海のクリスマス・イブのCMは大ヒットしますが、バブル真っただ中でも余りにも貧しかった自分には、夢の世界でした。でもその時にクリスマス・イブは、いい曲だなぁ~って思ったんですよ。 山下達郎の曲は、人間が歌えるような歌じゃないと思います(本人も、そう認めてますし(^^;))。そういう訳で、「高気圧ガール」なんかは、プロデューサーやディレクターに嫌々言われて作ったんじゃないの?、とか思ったのですが(決して歌いやすくない(^^;))、今では「きっと、楽しんで作ったんだ!」と思えるようになりました。 今では全部、落ち着いて聞けます。その後、山下達郎は、伊藤銀次や大滝詠一と同じナイアガラ・トライアングルの一員と知って、「さもありなん」と思いました(^^;)。 クラシックとは、少々はずれますが・・・(^^;)。
お礼
はじめまして。以前、ddtddtddtさんとねこさんとの対話を拝見して、今回質問文に記載しましたやうな人としての温かさを感じました。私は、物理学は表面的なことしかわかりませんが、深みと限界をかねそなへた節度のある投稿文に、感服してをります。お名前は殺虫剤とは無関係ですよね。 >>クラシックとは、少々はずれますが・・・(^^;)。 私は、めだちたがりで、みえつぱりなので、西洋クラシック音楽を持ち出しました。ほんとうは、ネット社会内の人づきあひについての質問です。質問タイトルを音楽にしておけば、話が重くならず、私のやうな軽い人間でもついてゆけますから。 >>自分の場合は山下達郎でした。 私はおくさまの竹内まりやのファンです。 >>日本の音楽シーンはどうなっちまったんだ?、 >>などとフォークしか知らなかった自分は思いました ddtddtddtさんと同年代ですので、このあたりの気持ちはわかります。 >>山下達郎は、伊藤銀次や大滝詠一と同じ >>ナイアガラ・トライアングルの一員と知って、 >>「さもありなん」と思いました(^^;)。 私も好きです。 >>どこか情緒を感じたのをおぼえています。 >>今では「きっと、楽しんで作ったんだ!」と思えるようになりました。 ddtddtddtさんのポイントはここですか。私も、表面的なものではなく、心から楽しめるやうになりたいと願つてゐます。ありがたうございました。
- 0fool0
- ベストアンサー率18% (134/738)
有ると思います。 読んでいて、ふと思ったのですが、骨董等はその「由来」が人の「思い入れ」に繋がり、値が上がります。 骨董そのものの変化は無いにも拘らず。 東北大震災以降、人情噺が受ける様になったと言っていた噺家がいました。 経験により成長をした為に、変化が訪れたのでしょう。 あらゆる事象に「価値」を与えるのは、その人人の「感情」ですから、成長した証ではないでしょうか。
お礼
こんばんは。私の質問ページにおいでくださるのは初めてですね。先日いただいた言葉は、さつそくbragelonneさんとのやりとりで使ひました。 骨董と落語ですか。0fool0さんの雰囲気がでてゐます。 >>骨董等はその「由来」が人の「思い入れ」に繋がり、値が上がります。 >>骨董そのものの変化は無いにも拘らず。 私は、骨董はさつぱりわかりません。どうしてあんな値がつくのか不思議です。「思い入れ」といふのは、たいそうなものです。 >>東北大震災以降、人情噺が受ける様になったと言っていた噺家がいました。 >>経験により成長をした為に、変化が訪れたのでしょう。 落語もわかりません。「経験により成長をした為に」がポイントですか。なるほど。 このQ&Aサイトは、私はマイペースで楽しんでゐるのですが、ときどき、人間といふのはむづかしい、と感じます。日日、成長してゆかねばなりません。どうもありがたうございました。
補足
訂正です。 >>私の質問ページにおいでくださるのは初めてですね。 二度目でした。
- 1
- 2
お礼
どんな質問にも回答可能なNemurinekoNyaさん、こんばんは。 私も、NemurinekoNyaさんほど極端ではありませんが、ベームが好きで、カラヤンが嫌ひです。ベームはモーツァルトの交響曲が特に気に入つてゐます。「60年代~70年代初頭のカラヤンとベルリンフィルの演奏」を探して聴いてみます。 >>吉田秀和は「ベームの不思議」と形容しました 吉田秀和さんは、音楽評論家にしておくのがもつたいないくらゐ、文章が巧みですね。ブルックナーの交響曲第4番のベームはたしかに最高です。表題「ロマンティック」も、ベームの個性にあつてゐます。第8番は聴いたことがありません。でも想像すると、不似合ひな感じがします。つきなみですが、やはり朝比奈隆、ヴァントといつたところでせうか。 >>その作曲家を代表するような一曲の演奏は意外につまらない。 >>そのかわり、その一曲からランクが少し落ちる曲、 >>数段落ちる曲の演奏は、文句なしに素晴らしい。 ここがポイントなのですか。 人間どうしの付きあひも、もつてゐる最高のもので相対すると、熱が入りすぎて、うまくかみあはなくなることがあります。もちろん、さういふ場面も必要ですけれど。 >>楽曲を自由に解釈するという点では、 >>グールドの方がホロビッツよりも数段上じゃないですか♪ さうですね。独特の構成世界があります。(また誤解を受けさうですが)○○さんみたいな。 >>カール・シューリヒトなんかは、作曲家のスコアの指示を無視して、独自の解釈の演奏をしています♪ 音は最悪ですが、 後期ブルックナーのシューリヒト、私は好きです。 質問文中のQ&Aのやうなやりとりをしたいのですが、私の力不足です。回答番号1のとほり、人間としての成長が必要です。ありがたうございました。
補足
毎度恒例の大量削除になりました。私の不徳のいたすところです。「(真剣な)対話」そしてときには「レベルを落してみること」の2点を教へていただきました。ありがたうございました。 ベストアンサーについては、私はお遊び程度にしか考へてゐません。大切にしてゐるのは、回答に対する(お礼ではなく)コメントです。(哲学カテゴリではほとんどありませんが)ベストアンサーへのこだはりが、不信感を増幅させる原因となつてゐる場合もあるとおもひます。 『荘子』の自在な引用、驚きました。