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時代劇で吉原の従業員が着ている半纏は?
CSで時代劇を見ていたら、吉原で働いている男性従業員が、 そろいの半纏を着ていました。 襟のところと、背中に「男女」という文字を一つにしたような文字や、 それを反転させたような文字が三文字染め抜いてありました。 これはどういう意味で、どのような由来がある物ですか? また、時代劇はフィクションが多いとのことですが、 実際にこのような半纏を着ていたのでしょうか。 詳しい方、よろしくお願いします。
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- fujic-1990
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記憶によりますと、吉原の郭の使用人が着ている半纏は「忘八半纏」と言ったはずです。使用人のことを「忘八」と言ったりしました(一説によると、使用人ではなくて使用者のことだという話もあります)。 仁義礼智など、人間が身につけておくべき8つの常識・美徳を忘れた男、というような意味らしいです。 デザインは覚えていません。デザインの記憶がないということは、おそらく、エッセイか小説で仕入れた記憶ではないかと思います。 デザインは記憶にありませんが、頻繁に出てきますので、とにかく郭の使用人が「半纏」を羽織っていたのは事実らしいです。 代金を払えないと、一緒に自宅までついていって残額を取り立てる人間を「付け馬」と言いましたが、付け馬が「忘八半纏」を着ていると、前を歩く男が何をしたかが一目瞭然(この男は朝までHをしていたスケベ人間です)なので、効果覿面、女房が恥じてすぐに払ったそうです。 > 「男女」という文字を一つにしたような これは、男女を重ねさせる、合体させます、というような意味あいではなかろうかと思います。 > 反転させたような文字 これは、男女関係を裏から見る(正面からは見ません)、というような趣旨ではないかと思います。 江戸時代は「判じ物」と言われる、奇妙な文字や絵などを示して意味するところを当てさせるゲームや看板が「特に」流行ってましたので、その感覚で理解したらいいかと思います。 例えば、「船」+「放屁の絵」で、「せんべー」という具合。
お礼
ありがとうございました。 ただの文字デザインといっても奥がふかそうですね。