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住所が変わられた方へ
「転居等により住所を変更された場合は、変更登録が必要です」という本文の見出しとして、質問タイトルの「住所が変わられた方へ」という見出し文が印刷された郵便物を受取りました。 「住所を変更された方へ」とか「住所の変わった方へ」ならいいのですが、「住所がかわられた方」はおかしくありませんか。
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尊敬語というのは、相手側の行為・ものごと・状態などについて、その人物を立てて述べるものです。 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/keigo_tousin.pdf 14ページ 「住所が変わられた方」の場合、「変わる」は自動詞で、且つ、その主体は「住所」なので、その住所に対して敬意を示している印象を与えるため不自然になっている。 たしかに、「あなたの住所」と捉えれば、「相手側のものごと」ということで尊敬語を使うことができるように思われがちですが、このシチュエーションにおいては、あくまで「住所というもの」といった一般的なものとして扱うのが妥当でしょう。 住所というのは個人に所属するものではなく、あくまで役所の便宜上の分類、という解釈。 これが、尊敬語を使うと不自然になる理由だと思います。(たぶん) 「住所がお変わりになった方」にすると、若干違和感は薄れるかもしれませんが、それでもやはり好ましくないと考えます。 尊敬語を使いたい場合は、主体を人間にして他動詞を使って、おっしゃるように、「住所を変更された方へ」とする必要があります。 「変更」という熟語をあえて使わないようにしている可能性もありますが、その場合には、「住所をお変えになった方へ」とする。 自動詞にしたければ、「ご住所が変わった方へ」のようにすると良いでしょう。
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- hakobulu
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#4ですが、補足訂正のため再度おじゃまいたします。 × 自動詞にしたければ、「ご住所が変わった方へ」のようにすると良いでしょう。 ○ どうしても自動詞にしたければ、「ご住所が変わった方へ」のようにすると良いでしょう。 前段と矛盾しているようですが、尊敬語を動作に使わず、主体の名詞に使うことによって敬意の度合いが下がるはずです。「名前をおっしゃってください」よりも「お名前を言ってください」のほうが敬意が低くなるのと同様です。 このことによって、本来敬意を示さないほうが好ましい主体(住所)に対する敬意は下げつつも、居住者に対する一応の敬意は落とさない、という折衷案です。
お礼
ご住所が変わった方へ でもいいですね。「方」も敬いを表す語ですし。 まさか「住所が変わった奴(者)へ」とは書かないでしょうけど。 ありがとうございました。
住所がどのような場合に変わるかを考えると、 (1)転居 (2)行政上の都合での住居表示の変更 (3)市町村の合併による「市名などの」変更 があると思われます。 個人が勝手に住所を変更する(実在しない町名を作る)ことは、考えられない。 @「住所を変更された方」・・・・転居された方(1) @「住所の変わった方」・・・・上記(1)~(3) @「住所がかわられた方」というのは、「住所がかわった方」の敬語ではないでしょうか。 <結論> おかしくない
お礼
>「住所がかわられた方」というのは、「住所がかわった方」の敬語ではないでしょうか。 その文書を作った東京都主税局もそのつもりで記したことは容易に想像できるのですが、違和感が強いです。 ありがとうございました。
- cxe28284
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口語的言い回しですけど、一応敬語です。超解り易くと配慮したのではないのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 確かに「一応敬語」ですね。違和感が大きいですが。
- Tacosan
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具体的にはどこがどう「おかしい」と思ったんでしょうか?
お礼
わかりづらくすみません。おかしい点をNo.4のかたが代弁してくれました。 ありがとうございました。
お礼
質問には直接書かなかったにもかかわらず、違和感を覚える理由を見事に指摘してくださいました。貴方の言葉の感覚に共感いたします。 まさに動作の主体となるものが「住所」であって、住所を尊敬してしまっているのです。 同じような例で「歯が虫歯になっていらっしゃる」「熱が出ていらっしゃる」のような言葉づかいをする医師がいて、ちょっと指摘してみようかと思ったこともあります。