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外国でも使われる「TSUNAMI」
日本語の「津波」が、外国の報道番組で 「TSUNAMI」 と用いられている。 以前は 「TIDAL WAVE」 「BIG WAVE」 と呼ばれていたはずだが? なぜ外国で日本語の 「TSUNAMI」 が広く用いられるようになったのだろうか?
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「TIDAL WAVE」や「BIG WAVE」では問題があったからです。 このWAVE:波という言葉は、周期性のある波のことを指します。そのため「TIDAL WAVE」と言っても津波を想定しにくい、という問題があったのです。 たとえば「波高50cmのTIDAL WAVE」と言っても、それほどの脅威を感じません。なんとなく「普通の波が大きくなったのが津波」というニュアンスが含まれてしまうからです。 そして、そもそも50cm程度の波高の波は普通であって、TIDAL WAVEという語感(潮流のある大きな波)と言ってもほとんどの人がピンとこないからです。もちろん「BIGWAVE」もそうで、50cmのBIGWAVEってなに?と言う感じなわけです。 しかし、津波の怖さは通常のWAVE:波と違い、一旦波が押し寄せたら、長い時間川のように激流が連なりになることです。 膝丈ぐらいの波高50cmでも流れの速い津波なら、同じ程度の流れの速い川と同じで車などでも十分に押し流す力があるわけです。 このときにWAVE:波という言葉が波高の最高調が来たらすぐに穏やかになる、という通常の波のイメージを払拭する事が出来ないため、そして海というものに対する意識が低い大陸内部に住む人にも分かりやすくする為にTUNAMIという言葉を使うようになったのです。 この言葉は1980年代には学会などでは標準的に使われていましたが、世界的に有名になったのはスマトラ沖地震によるアンダマン海の津波被害が起きてからです。 これによって、世界中の海岸沿いで津波対策の必要性が理解されるようになり、インド洋には太平洋と同じような津波警告システムを設置する先に、いろんな国が参加するために「TUNAMI」で統一したという経緯もあります。 太平洋にはチリ地震による津波被害があったため、すでに津波警報システムが日本やアメリカ、ペルー、太平洋諸島国などが参加して、出来上がっていたことも参考にされました。 津波と通常の波の違いの動画のURLです。2:20頃に「50cmの津波の威力」がありますので、参考にしてください。
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- blackhill224
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ハワイにある太平洋津波警報センターのホームページにFAQがあります。 http://ptwc.weather.gov/ptwc/faq.php ここの第3問で、「不幸にも誤解されることがあるが、TIDAL WAVE と津波は全く別物」だと書かれています。TIDALというのは潮汐のことですが、津波は太陽と月の引力で生じる潮汐とは無関係に発生するからとの説明です。
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回答ありがとうございました。 「TSUNAMI」は潮汐による海面上昇とは違う危険なものなんだ!と認識させるためなのでしょう。
- kanden
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昔日本の漁民がどこかの国(多分アジア)地震の後「つなみが来る」と叫んで高台に避難した後津波が来た。 それ以来危険な大波を「TSUNAMI」と呼ぶ様になったと言う話を訊いた事があります。 昔の記憶なので答えになっていないかも知れませんが。
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回答ありがとうございました。
- mrst48
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津波とは、どのようなモノか。 その現象や状態を的確に表せる 言葉が日本語での「つなみ」以外 無かったとか。 だから「つなみ」が その現象等を表現する言葉として 日本語のまま、使っているようです。 また、相当前から「つなみ」を諸外国で 使っているとも聞いたことがあります。
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回答ありがとうございました。 危険性を強調するために「TSUNAMI」が用いられたのでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=ENcuSSfmnto たぶん、これからだと思う。 TIDAL WAVEもBIG WAVEも、当時はサーフィンに適用されるぐらいの「大波」ぐらいの認識しか無かったらしい。 ちょっと大きい「波」と「津波」はその破壊力が違います。 みんなその危険性を認知していなかったので、逃げなかった。 以降、津波の襲来が予想される場合は、「TUNAMI」が使われ、TUNAMI=やべぇ逃げろ!になったそうな。
お礼
回答ありがとうございました。 津波に対する認識が薄い国がまだあるようです。 (日本も東日本大震災以前はそうだった。 過去の津波被害の教訓を活かせなかった。) 津波の危険を強調認識させるため「TSUNAMI」が用いられたのでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=ENcuSSfmnto たぶん、これからだと思う。 TIDAL WAVEもBIG WAVEも、当時はサーフィンに適用されるぐらいの「大波」ぐらいの認識しか無かったらしい。 ちょっと大きい「波」と「津波」はその破壊力が違います。 みんなその危険性を認知していなかったので、逃げなかった。 以降、津波の襲来が予想される場合は、「TUNAMI」が使われ、TUNAMI=やべぇ逃げろ!になったそうな。
- HAL2(@HALTWO)
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Tidal Wave だと潮流による波…「船が海峡などを通過する際に高波を受けた」なんて時の解説にも使われますし、Big Wave は御存知のように Surfing でよく使われる言葉ですので「津波」を知らない「大陸の内陸部の人々」などには「高波」と「津波」との区別がつかないのです。 世界では「津波」を受ける国が多くありませんし、特に英語圏では少ないことから、本来、英語には「津波」を意味する言葉がありません。 そこで英語では日本語から「TSUNAMI」を輸入したわけですね。 同様に英語にはなかった言葉を日本語から輸入した言葉はたくさんありますよ。……GEISHA とか RIKISHA なんて昔から有名ですよね。 英語ではありませんが、中国や南北朝鮮では明治時代に作られた日本語、例えば KEIZAI (経済) とか、多数の日本語が導入されています。 勿論、日本にも外来語がたくさんありますよね。 その国にない言葉は、その言葉を持つ国の言葉から輸入するしかしっくるくる言葉がないものですので……。
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回答ありがとうございました。 津波の危険性を強調認識させるために「TSUNAMI」が用いられたのでしょう。
- jusimatsu
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毎度おなじみウィッキー君。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E6%B3%A2#.E6.B4.A5.E6.B3.A2.E3.81.AE.E8.A1.A8.E7.8F.BE
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回答ありがとうございました。
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回答ありがとうございました。 「たかが50センチ程度」 と甘く見てはいけません。