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津波は長距離でも広がらないの?
今回の南米の地震で日本にも津波が届きましたが、 津波が観測されてた地域は主に北日本でした (それ以外の地域も僅かに観測されていたようですが) 南米からの距離を考えると、波の影響は扇状に広がって、 日本の太平洋側全部に広がりそうなものですが、 予報・結果共に、ほぼ北日本に集中したようです。 津波は直線状に伝播し、長距離でも広がらないのでしょうか? 又は、海底地形とかで屈折して、北日本に向かってしまうのでしょうか? 又は、違う理由でしょうか? 分かる方がいれば教えてください。
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津波の速度は海の深さの影響を受けます。 また、海岸で反射したり、島により回折したりするのでその動きは複雑なものになります。 海岸に近付くと遅くなる為、津波は海岸線に沿った形で伝わるようになります。 海の深さと津波の速さの関係はこちらから http://www.tenki.jp/docs/note/tsunami/page_2 2010年に発生したチリの地震による津波のシミュレーション動画がこちらで見られます。 http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/2010/02/201002_chile/
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- foomufoomu
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津波の場合、池に石を投げ込んだのと違って、震源が大きいので、あまり広がらないのでしょう。 正確にいうと、震源の端のほうから出た波は円形波となって広がるのですが、中央近くは平行波となっているので、広がりません。 遠くへ行くほど平行波の範囲は小さくなっていくのですが、今度は震源からの距離が大きいので、全体が平行波に近い状態(半径の大きな円)になって、広がり方が距離の割には少なくなります。
- Kon1701
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タライのような円形の池に小石を投げ込んだとします。発生した波は円形に広がり低くなってゆくのですが、壁に反射して反対側の1点に集まります。太平洋は複雑な形をしていますが似たようなところがあり、大陸などの岸で反射して遠くでも部分的に波が集まって高くなることもあります。これ以外にも水深の差で屈折もします。チリ沖の場合、いろんな要因で日本沿岸で津波が高くなってしまうようです。
海底の地形や、深さの違いなどが複雑に入り組んで、速度の違いが発生するのでしょうね。 また、一旦広がった波が、二か所以上から再び集合し、重ね合わせとなり新たな波となることもありそうですね。 人間の手計算ではとてもやっていられないでしょうが、発生条件と、地形データに、ホイヘンスの原理等を当てはめると、スーパーコンピューターなどを使って計算することができるのでしょう。 ホイヘンスの原理と聞いて、連想するのがイージス艦やミサイル防衛システムなどのフェーズドアレイレーダーです。 たくさん並べた小さいアンテナから出る電波の位相を電気的にコントロールするだけで、アンテナを動かさずに電波の発射方向を自由に変えられるのです。 これと同様に複数の経路を通ってきた波が再び合成され見かけ上一つの大きいある方向性を持った別の波に変わることもあるんじゃないかと想像しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86
- BASKETMM
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面白いご質問ですね。 基本的には扇状に広がると思われますね。 水深や海底の地形によって、速度が変わることはあるでしょうが、それならば、広げた手のような形になりそうですね。 計算が複雑になるのは当然です。しかしある方向には殆ど行かない理由は何でしょう。 答えになっていませんが、ご質問に敬意を表するコメントです。
- Tacosan
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実際のところ「地震」によるからねぇ....
- kuma8ro
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もしも、地球上に陸地が無く海の深さが均一なら、地球上のどこかで発生した津波は、360度均一に伝搬します。 その波は、各々地球の半周を巡った後、地球の裏側に再び集まります。 チリと日本は、真裏では無いものの、かなり、この単純モデルに近い状況に有ります。 この関係は、チリ起点の時だけでなく、日本起点でも同様です。 従って、3.11の津波は、チリに被害を与えています。 現実には、陸地の形状や海の深さにより、様々な誤差が出ます。 現在の気象庁の技術は、これを計算でかなり正確に予想出来るレベルに有ります。 特にハワイ通過時のデータは、精度アップにつながります。 そうは言っても、大変大きな地域の複雑な計算になります。 いったん陸地にぶつかって反射した津波も重なります。 ですから、チリ地震の津波は、第1波よりも、その後の方が高くなることも有り、数時間後まで目を離せません。
お礼
ありがとうございます リンク先の画像はとても分かり易かったです