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課題図書について
- ゼミの課題図書についての質問事項について解説します。
- 課題図書として指定された『ケインズ』についての2500字以上のレポートの書き方や読書上のコツ、読解力の向上方法について説明します。
- 課題図書の『ケインズ』に関する質問事項について詳しく回答します。
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質問者が選んだベストアンサー
伊東先生の『ケインズ』(岩波新書)ですか、それとも吉川先生の『ケインズ』(ちくま新書)ですか。 どちらにしても、在籍している大学には、論文を書く時のルールがあるはずですので、それに従ってください。 もしも、それがない場合には、指導教官の論文から「引用時のルール」「参考文献の紹介の仕方」等々を確認しましょう。 上記の論文の書き方の片方でも、「要約」がある場合には、「要約」を書きましょう。 要約は、課題図書の要約ではなく、質問者さんのレポートの要約ですから、一番、最後に書いて、レポートの冒頭部に挿入してください。 伊東先生の場合は、一読して、そこから読み取った主旨を書き出して、 過去(特に、大恐慌時のアメリカ経済史)と現在(アメリカ・日本)を対比・分析してください。 財政出動の問題点に関して譲歩しつつも、「財政出動は有効な経済政策である」という結論で着地させるといいと思います。 (この流れで、2500字より足りない場合は、通貨・貨幣・金融に関して記述しましょう。) 吉川先生の場合は、「理論・統計データ・(過去の)経済政策」に分けて主旨を書き出します。 次に、短くてもいいので、「過去のこと」を書きだしてください。 最後に、「財政政策」と「金融政策」の両方から、質問者さんの提案を書くといいと思います。 (当然ですが、吉川先生が解説している理論に基づいて、質問者さんの提案を書いてください。) どちらのケースでも、非常に手ごわいです。2週間では、時間が足らないと思いますよ。 「現代に活かす」ですから、「過去」との対比が重要です。 伊東先生の場合は、「歴史の流れ」を意識してください。 一方、吉川先生の場合は、「経済理論」を意識してください。 絶対にやってはいけないことは、検索エンジンに適当なキーワードをいれて、コピペすることです。 やった方がいいことは、何度も何度も自分が書いた文章を読み返して、自然な日本語文章にしてください。 そして、当然ですが、引用箇所には引用であることを明記しましょう。 (それをしないと、〇〇研究所の女性研究者のように、袋叩きにあいます)。 課題図書の理解に役立ちそうな本 『池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫) [文庫] 』 『池上彰のやさしい経済学 (2) ニュースがわかる (日経ビジネス人文庫) [文庫] 』 『現代に生きるケインズ―モラル・サイエンスとしての経済理論 (岩波新書) [新書] 』伊東光晴 『経済古典は役に立つ (光文社新書) [新書] 』竹中平蔵 『マクロ経済学 第3版 (現代経済学入門) [単行本] 』吉川洋 『誰がケインズを殺したか 』カール・ビブレン 経済用語の確認が必要な場合は、Web上の辞書を使ってもいいと思います。 ただし、コピペで、レポートに張り付けてはいけません。 (1)(2)(3)と、質問を書かれていますが、他の回答者方の案を参考するか。 あるいは、在籍している大学の院生に質問してください。 上から目線で、生意気なことを書いて、申し訳ありませんでした。 良いレポートとなることを祈念いたします。
その他の回答 (2)
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
この(1)~(3)の手法をそのままに使ってしまうと、感想文になってしまいますね。レポートというからには感想文では困ります。 伊藤先生にせよ、吉川先生にせよ、経済の問題を新書の形で素人にも解るような形で出版していますからさほどに専門性の高い内容でもなく、かといって俗流経済学のそれとは一線も画しているはずです。 では少しばかり具体的に掘り下げてみましょう。レポートの論点が「現代に活かす」と指定されているのですから、それを手掛かりとして (1)現代の諸課題を解決するための手法として、なぜ『ケインズ』でなければならなかったのか、との問題を立ててみる (2)その方法内容が適切な選択肢として「具体的に」機能したかどうか。これが伊藤先生でも吉川先生でも共通要素として『ケインズ(の経済思想)』を評価するポイントになります。 (3)もし具体的に効果が見られていないと両先生が評価しているなら、それはケインズが構想した「経済の形」のどこに問題点を見出しているのか との話になります。これらを整理した上で (4)伊藤先生なり吉川先生の「ケインズ」に対する評価の仕方のどこに問題点があるか、そしてその根拠を具体的に提示できれば、レポートとしてB評価を外すことは先ずありません。 読解力の問題に関しては別途お話しさせていただきます。
お礼
回答ありがとうございます。 レポートは難しいですね、今まで満足に書いてこなかったのでついつい迷走してしまいます。 TANUHACHIさんが具体的にのべてくれたことを意識し、もう一度読み直そうと思います。
- CC_T
- ベストアンサー率47% (1038/2202)
散文失礼。 ケインズってことは、経済学系統でしょうか? もしそうであれば、レポートの内容は ・本が書かれた当時での問題点と現代の問題点の対比 ・ 〃 提案と現代の問題への適用有効性についての検討 ・新たに起きている現代の問題点にも適用できる内容は書かれていないかの検討。 ・ 〃 自分の意見 といったものになろうかと思います。 ですから、読むときにはそういった構想を頭に置いて読むべきです。 現代社会における問題点については新聞や経済雑誌などで予め知識を得ておくべきですね。 ま、授業でも聞いている事と思いますけど。 読み方: まずは目次をみる。 各章のタイトルを見るだけでも、著者がどういったストーリー展開で書いたか、多少はわかるもの。 次に各ページの1/3~1/2くらいを読むくらいでいいので、ざっくりとその章が何を言わんとしているかを掴みます。その際、「つまり~」とか「これは~」とか「このように~」なんていう要約文を探すことで、その前後の関連がつかみやすくなると思います。 ポイントになりそうなところにはフセンを挟んでおくとか、納得・共感できた内容を別の紙にページ数と共にメモ書きしておきます。 一通り読み終わったら、メモとフセンのページを見ながら自分のレポートのストーリーを考えます。 読書感想文じゃないんだから、全体の要約は不要ですね。 文字数の都合もあるので、最初にあげた対比の内容についてどの部分を取り上げるか、幾つか目星をつけた上で、改めて全体を読み直します。 目星を付けてから読むことで、関連する部分や言葉に反応しやすくなっているはずですので、追加メモも出るでしょう。 一通り読み直したら、構想に従って書く。 ってところですかね。
お礼
回答ありがとうございました。 経済系です。 レポートの構成と読み方を詳しく教えてくれてありがとうございます。 参考にさせてもらいます。
お礼
回答ありがとうございます。 吉川先生の本です。 明後日、大学に行くのでそこでルールなどを確認したいと思います。 経済の流れを意識し、読み進め、書いていこうと思います。 大変参考になりました。 ありがとうございます。