- ベストアンサー
神社境内について
初めましてよろしくお願いします 境内にはまず鳥居、手水舎、拝殿、神楽殿、等が配置されていますが この配置にはある程度の決まりがあるのでしょうか。 教えて下さいお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
>境内にはまず鳥居、手水舎、拝殿、神楽殿、等が配置されていますが,この配置にはある程度の決まりがあるのでしょうか。 特別決まりのようなものはありません。 神道というのは、教義、聖典、つまり文書化した決まり事がないのが特徴です。 いい加減と言いますか臨機応変なのが神道の真骨頂です。 この中で決まりと言いますか鳥居だけは一番外側に建てられます。 ここが神域、つまり神様の縄張りの入り口ですよ、という目印です。 しかも、この数も材質も決まっていません。(色は朱か材質そのままかです) お稲荷さんのように、入り口から拝殿まで無数に建てることもあります。 赤い鳥居が矢鱈に沢山建ててあるのがお稲荷さんの特徴と言えば特徴です。 商家の神様は賑やかなほうが良いという気持ちでしょうかね~ 瀬戸内海にある厳島神社は鳥居が海の中に建っています。 瀬戸内海を行き来する商船や漁船の人達がそのままお参りするとことを前提としています。 この結果、管弦祭という舟を使ったお祭りもあり、現在も盛大に行われています。 一方連絡船で行ったときの陸上の入り口にも別に鳥居が建てられています。 現在都会では、都市開発の影響で一番外側の鳥居が遥か離れた道路にポツンと建っていることも珍しくありません。 配列で一番ポピュラーというか多いのが鳥居から神殿まで一直線に並べた形式です。 江戸時代までは、神社と寺院は同じ境内にありましたから、敷地を節約した結果かと思います。 現在のように、神社と寺院が別々に分けられたのは、明治政府が無理矢理分けた結果です。 江戸時代までは仁王様が収まっていた門(仁王門)から仁王様だけ取り出して、武官や神馬の像などを入れて随神門などと言っているところもあります。 手水舎はこれからお参りしますので、身を清めましょう、という意味の設備ですので。比較的神殿に近い位置に設けられます。 名古屋の熱田神宮のように、敷地に余裕がある場合には大分離れた場所に設けられていることもあります。 神楽殿は、神様に歌舞音曲を奉納するのが目的ですので、神殿の近くで神殿から見える位置に設置します。 渡り廊下で拝殿と繋がっている所もあります。 鎌倉八幡宮のように、拝殿の入り口の前が直ぐに階段であるような地形の場合には、階段の下に設けられる場合もあります。 神殿と拝殿の建物の組み合わせや様式には、下記のサイトにあるように一定のパターンはあります。 神社の様式 members.jcom.home.ne.jp/1614661501/jinja/shinden/shinden.htm このパターン化は寺院でも見ることができます。 歴史の知識:京都・大阪・奈良:仏教建築の時代変化~伽藍配置や組物 ... homepage2.nifty.com/bu-ra-ri/kentiku.htm ただし、比叡山や高野山のように広大な敷地全体が寺院の領域である場合には、このような配置は取られません。 ご旅行に行かれたら、各地の神社の配列や建物の様式なども楽しんで下さい。
その他の回答 (2)
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
今日では、神社社有地が、各戸の宅地(住宅付属地)に相当するとされています。 神仏混交時代には、興福寺と春日神社が一体で、且つ、広大な寺社領を保有していました。 出雲市の出雲大社は、風土記の記載などから、かっての出雲郷全体が神域であったとも思えます。 その寺社領全体が聖域とも見なされており、「一の鳥居」等は、その領域の入り口にありました。 「二の鳥居」「三の鳥居」と、鳥居をくぐる度により神聖な領域へと踏み込むことになります。鳥居は神聖さを表す象徴です。 やや大きい神社では、玉垣とか瑞垣があって、奥に進むほど汚れを忌むことを示します。 「出雲八重垣」の歌は古事記でも有名ですが、必ずしも八重の垣があったとの意味ではありません。幾重もの垣で囲まれていたと解すべきでしょう。 聖域に踏み込むか足を入れる直前に、手水舎で手と口を清めます。必要な場合には、参拝の前に予め神官からお祓いをして貰います。手水舎に鳥居のある場合も見掛けます。 京都の天照地照大神神社(太秦映画村のやや東)の神池には、三本脚の鳥居があり、由来は定かではありません。神聖な池とされています。 神楽殿は、神仏に舞・楽を奉納するためのもので、拝殿と正対するのが基本です。 ご本尊をお祭りするのが本殿、本殿の前の礼拝所が拝殿です。 他に陪社や末社が有りますが、陪社はご本尊と切り離せない関係の神仏を祀り、末社には統廃合により、移管されてきた社寺が祀られます。 自ずから序列のようなものが感じられます。
お礼
詳しく解説していただき有難う御座います。「神楽殿は拝殿と正対するのが基本」ありますが境内の配置でこれが無理なる場合はどうすればいいですか済みませんがもう一度お願い申し上げます。
- kingyo_tyuuihou
- ベストアンサー率30% (1237/4120)
「神社の周りには鎮守の杜という森林があることが多い。御神木といわれる木には、注連縄を結ばれているものもある。神社の入口には、境内と俗界の境界を示す鳥居があり、社殿まで参道が通じる。参道のそばには「身を清める」手水舎、神社を管理する社務所などがある。大きな神社では神池や神橋もみられる。 社殿は本殿(神殿)や拝殿からなる。人々が普段参拝するのは拝殿で、神体がある本殿は拝殿の奥にある。本殿と拝殿の間に参詣者が幣帛を供えるための幣殿が設置されることもある。」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE
お礼
有難う御座います。 「境内で本殿、神楽殿等配置について決り事があるのか」について質問したのですが ズバリお答え願いたかったのにこれには何も触れずに残念です
お礼
有難う御座います。素晴らしい回答を頂き本当に有難う御座いますプリントさせて頂きあとでゆっくりと勉強したいと思います。