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水質の測定について
HORIBAのラクアツインを使い、水質を測定したいと思っています。 http://www.horiba.com/laquatwin/ja/lineup/index.html 測定するものは2つあり、 (1)市販のペットボトルの水(安全に飲むことができる水であるかどうか) それから (2)河川の水(不純物がどれくらい混合しているか、皮膚に影響がでないか) です。 ラクアツインのどの種類の製品を使用することで、または組み合わせて使用することで、これらの水質が測定できるでしょうか。
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- hayasitti
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No1の方の回答と重なりますが、 結論から申し上げると 「ラクアツインの結果だけで判断することは不可能です。」 No1の方が書かれているように項目が足りないというのもありますし、 ラクアツインの測定原理上(イオン電極法)、「人体に影響あるが測れないもの」が存在するためです。 すごい極端な話ですが、たとえば、ラクアツインのカリウム電極では、 「青酸カリ(シアン化カリウム)」と「塩化カリウム」を区別できないでしょう。 以下各項目について >(1)市販のペットボトルの水(安全に飲むことができる水であるかどうか) 市販のペットボトル水は、食品衛生法の関係から、厳密に化学測定が実施されているはずですが…。 それ以上に調べたい項目というのはなんでしょうか? 個人的には、食品衛生法で縛られる以上の安全性をラクアツインで調べられるとは思えないのですが…。 (たまにニュースになるのは混入するカビ類ですが、これはラクアツインでは調べられません。) >(2)河川の水(不純物がどれくらい混合しているか、皮膚に影響がでないか) pHを測定すれば皮膚刺激性の、COND(電気伝導率)を測定すれば「水に溶けてイオンを出す物質」のある程度の指標にはなるでしょう。 ただ、これだけでは完全に影響をはかれるかと言ったら、無理だと言わざるを得ません。 pHへの影響は少ないけど皮膚に影響が出る物質もありますし、CONDに影響しない水溶性溶解物も存在します。 皮膚刺激ならばたとえばエタノール、CONDについてはたとえば砂糖は水に溶けますがイオン電極法では調べられません。 これは両方ともに「水に溶けるがイオンを出さない物質(非電解質)」であり、水に溶けてもイオンを放出しませんから、pH,CONDに影響しません。 逆に、海水の場合は塩(NaCl)が大量に溶けており、これは電解質であるため、CONDはものすごい高い値を示すことでしょう。 しかし、海水が皮膚に触れてもそれほど影響はありません。 以上、参考まで。
できません。 ○安全に飲むことができるか? 難しいですが、『日本の水道水質基準をクリアしているかどうか?』 という基準に置き換えた場合、測定項目がとてもとても足りません。 水道よりもっと厳しい基準を望むのであれば、なおさら足りません。 ⇒ 厚生労働省:水道水質基準 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html ○不純物がどれくらい混合しているか? 『不純物』とは何を想定しているでしょうか? 塩素やナトリウムイオンの量であれば、この機器で測定できますが、 単に『不純物』の量をはかるのは難しいです。 ○皮膚に影響が出ないか? 仮に皮膚に付けると焼け爛れるような薬品が混じっていても、 この機器では『計測できるとは限りません』。 (計測できない薬品などはいくらでも存在します) ラクアツインを使用されるのであれば、『こういうのが測りたいんだ けど!』ではなく、『ラクアツインで測ったデータで、こういうことがわか るんだ!』という考え方でアプローチしたほうが良いです。 (例えば、河の富栄養化の程度がわかるんだ!とか)