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天平勝字の読み方について
年代を調べています。奈良時代の、孝謙天皇の時期です。前の聖武天皇の時代から、 天平と言う年号が使われたようです。 昔の百貨辞典を調べていて、字が小さすぎて、よく分かりません。 天平感宝(てんぴょうかんほう)、天平勝宝(てんぴょうしょうほう)、そして天平勝字と続いて いる年号です。 文字道理読めば、「てんぴょうしょうじ」ともよめるようですが、どうもそうではないようです。 ご存知の方がおられたら、教えていただきたく思います。
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こんばんは、夜分に失礼します。 『続日本紀』に依れば、聖武から孝謙、淳仁そして称徳・光仁期の年号は「天平」[天平感宝(天平感寶)]「天平勝宝(天平勝寶)」「天平宝字(天平寶字)」「天平神護」「神護景雲」「宝亀」と変化し、その後は「天応」「延暦」となります。後者は共に桓武期の年号ですか、[天平感宝]が実際に使用された形跡はありません。 その背景を説明しますと、六国史ならびにその後の記述にみえないのは「同年内に天平勝宝に改元されたから」との理由からです。 「天平勝字」との表記を使っている史料がございましたら、その典拠名をご教示願えればと存じます。寡聞にしてその様な記述に僕は出会った経験がありませんので。
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- okormazd
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天平729-749 天平感宝749 天平勝宝749-757 天平宝字757-765 天平神護765-767 天平勝字はないな。天平宝字の勘違いか。それとも私の勘違いか。
お礼
okormazdさん、回答を寄せていただき、有難う御座います。別な、古いですけど 年代対照表を見てみましたら、天平勝字のところが、天平宝字と表示されていまし た。記載が間違っているのではないかと私も思います。 投稿時に、調べた際に参照した辞典は、旺文社で、昭和33年に初版発行された「世界 人名事典」です。これに、記載されていた年代対照表のものです。 また天平勝字と表記されていますが、読み方は、「てんぴょうほうじ」のようです。
お礼
TANUHACHIさん、詳しいご回答を頂き、感謝しております。 「天平勝字」との表記を使っている史料ですが、旺文社で、昭和33年に初版発行された 「世界人名事典」です。そのうちの年代対照表に、 聖武から淳仁、そして称徳天皇の即位時の間に、天平、天平感宝、天平勝宝、天平勝字、 天平神護と言った一連の天平が付く年号で、表記されています。 インターネットで、「天平勝字 読み方」で検索しても、「天平宝字」と返されます。 また別な年代表を見てみましたら、「天平勝字」ではなく、「天平宝字」で表記されて いました。 昭和33年、当時、旺文社で「世界人名事典」を編集にあった人が、編集、編纂の段階で 、間違ったのではないかと思われます。実際、読み方は、「天平宝字」の読み方、「て んぴょうほうじ」らしく書かれています。