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電線こう長表について。

電線こう長表に、工事でよくつかいそうな、2.0sq配線や、1.25sq配線の「より線」がないのは何故でしょうか。仮に1.25sq配線を計算する手法はありますか?

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回答No.1

まず、直径1.2mm以下および断面積1.25mm2(sq)以下の配線は、工事用配線に使用する電線としては認められていません。 2sqの配線は、直径1.6mmの配線と断面積が同じですから、こう長表では1.6mmを使います。 電線こう長表は、電圧降下の略算式で作られています。 たとえば、単相2線式の場合は e=35.6×L×I/(1000×A) V・・・(1) ここに e:電圧降下(V) I:電流(A) L:電線のこう長(m) A:電線の断面積(mm2) です。 直径1.6mm(2sq)の電線に電圧降下1Vとして、電流を1A流した場合のこう長Lmは (1)より L=e×1000×A/(35.6×I)=1×1000×2/(35.6×1)=56.17→56m と、こう長表と同じになります。 A=1.25sqとすると、同様にL=35mと算出できます。 なお、電圧降下や電線こう長のより正確な計算には、負荷力率や電線の抵抗、リアクタンスなどを考慮します。 電線こう長表は、力率を1として算出されています。

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