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日本料理はなぜ盛り付けにこだわるのでしょうか。
日本料理はなぜ盛り付けにこだわるのでしょうか。 補足:海外日本語教育現場で頑張っている一新米日本語教師です。日本文化が大好きですが、上記の疑問に困っております。 ここの日本人の皆さんの知恵をお借りして、日本文化を正しく理解いたしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。私の質問に対する皆様のご回答は、私の日本語授業の教材として活用させていただきたいと思いますので、よろしければ「ですます体」のご説明をお願いいたします。
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>日本料理はなぜ盛り付けにこだわるのでしょうか。 日本の食文化は五感で味わうと言われています。 味覚、触覚、嗅覚、視覚、聴覚ですね。 また、味覚には五味あるとも言われています。 酸味・苦み・甘み・辛み・旨み http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_017.htm 例えば触覚でいえば、 インド料理などもそうですが、スプーンで食べるのと 素手で食べるのとでは食感が明らかにかわります。 日本料理でも寿司やおにぎりなどは手で食べるものとされています。 聴覚は、例えば川のせせらぎとか、鹿威しなど、 日本の庭園には必ずなにがしかの音の演出を用います。 「岩にしみいる蝉の声」などという芭蕉の句には 聴覚に対する日本人の鋭敏な感性が色濃くでています。 そして、視覚ですね。こちらはわかりやすいですし、 各国の料理にも盛り付けにこだわる例はいくらでもあります。 が、日本料理には四季、旬を料理で表現するなど、 特に目で見て味わうことにたいするこだわりは 他に比べるとかなり強いものがあるといえるようです。 これらはすべて、食べる人に喜んでもらう、もてなす。という ような日本人の感性が料理にこめられていると いうことなんだと思います。
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- cliomaxi
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これは料理に限った事では無いと思います。 例えば文字や絵はそれが伝われば良かった筈です。 それが文化や文明が発達するとそれらは単なる伝達手段だけでは無く「書(しょ)」であるとか「絵画」となり芸術となりました。 料理もそうです。 食べられれば良かっただけの時代から、段々と味、香り、食感、見た目も重要になっていきました。 特に日本人は見た目を重要視する民族ですから、それが料理にも反映されているのです。 見た途端に「美味しそう」と感じさせるのも大切な要素です。 ただ、日本料理だけでなく盛りつけにこだわる料理は少なくないのではありませんか。 想像して見てください。 同じ料理でも皿にぐちゃぐちゃに置いただけだとそれは料理と言うより残飯に見えてしまいます。
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ご説明どうもありがとうございました。なっとくいたしました。個人的に日本人と同じ考えをもっております。いつか日本人になろうかなと思っております。
難しく考える必要はありません、品良く、おいしく見せるためです。 刺身を例にとっても、切ってどさっと山盛りで出されるのと、 綺麗に並べられたのとでは、どちらが品に良く、美味しく感じますか。
お礼
解りやすいご説明どうもありがとうございました。
お礼
相当詳しいご返答ですので、あらためて感謝いたします。日本語教師の仕事をよくして日本人の優しさを世界へお伝えいたします。