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彦根城の石垣の組み方の名称
テレビでお城の番組をやっていて、彦根城の回を見て、その中で彦根城の石垣に、侵入者が登りにくいように3つの工夫がしてある、というのが有りました。 一つは上に行くほど傾斜が急になること、 一つは大きな石垣の間に小さな石をわざと緩く積んでおいて、侵入者が掴むと落ちるようになっていること、 もう一つは、大きな石を積み重ねるときに、上になる石が下の石よりも引っ込まないようにすること(上が引っ込むと階段状になってしまい、足がかりになって登りやすい) この一番最後の上の石が引っ込まないようにする積みかた(少し出っ張らせる?)に名称があって番組内で説明をしてたのですが、放送が終わる頃にはすっかり頭から抜けてしまいました。 ネットで検索しても、それらしい名称が全くでてきません。 また、お城とかに詳しそうな人に聞きましたが、彦根城は牛蒡積みとか、登り石垣だとか、恐らく私の知りたいものとは異なる種類のもの(彦根城の石垣としては間違いではないのでしょうけど)しか聞くことができませんでした。 分かる方がいたら教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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- chomicat
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彦根城の石垣の組み方は色々なものがあります。 場所によって違いがありますが、天秤櫓の一部、江戸後期の穴太積み(あのうつみ)が一番綺麗だと感じます。 穴太衆と云っても時代、人によって積み方が異なります。 磨いたような石では無く自然石を使っているので苔むした、にび色のものが多いと思いますね。 先日、竹田城阯へ行って、古代の穴太積みと彦根城や坂本の穴太積みが、時代や場所により、使用した石の違いで見た印象が相当に異なることに気付きました。
- Pinhole-09
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内藤昌編著 「城の日本史」 p177 によると 「雨落し」とあります。 これでしょう。 上の石から雨だれが落ちる程度の少しの張り出しが あるものです。 ついでにいうと、彦根城の石垣は切石に、一部加工石 が混じっているので、乱積みの一種の「打ち込みハギ」 です。 なお「桿出 ハネダシ」は上端の石がもっと張り出した もので、人吉城、竜岡城、五稜郭にあります。 他に「緩 タルミ」、「縄緩 ナワダルミ」、「扇勾配」と いうのもありますが。
- fujic-1990
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> 大きな石を積み重ねるときに、上になる石が下の石よりも引っ込まないようにすること だんだんに上に行くにしたがって石を出っ張らせていったら、逆三角形になっていって、やがて崩れるのでは? 彦根城は、打込みハギと言って、切石を使用して小石で合い端を揃えるというやり方ですので、うっかりすると(切込みハギのように)目地がそろうということがなく、でこぼこします。でこぼこは足がかりになるので登りやすい。 で、打込みハギにしては極力でこぼこがないように気を遣ってある、ということではないかと思います。 > この一番最後の上の石が引っ込まないようにする積みかた(少し出っ張らせる?) 一番最後の石という話なら、「上端の石」が外へ張り出した(誇張すると:軒・庇のような)配置にすることを、「槹出」(はねだし)といいますので、これかもしれません。でも、彦根城はそうでしたっけか? あるいは、石垣では、上部に行くに従って、勾配がきつくなります。 このことを「反りを戻す」と言いますが、法面の最上部を垂直にする場合と、ちょっとですが反りを入れて張り出す場合があり、前者を「寺勾配または雨落」、後者を「宮勾配または蝙蝠(かねぼり)」あるいは「扇の勾配」といいますので、テレビで言っていた言葉は、後者のことかもしれません。 ただ、彦根城について言えば、建物が石垣からちょっと張り出して、石落としができるようになっていたようなかすかな感じは残っていますが、上端の石が張り出していたかどうかの記憶がありません。 だから、当たっているかどうかは、わかりません。
- takuranke
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打ち込みハギか落とし積みかな?
お礼
皆さん、色々とありがとうございました なにぶん、こちらの記憶がかけてしまってるので、答えていたいだたいものが、それだったのかどうかすら思い出せませんでした。 でも、色々勉強になりました!ありがとうございます