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大学院の研究室選びで迷っています
- 某理系大学院の研究室選びで迷っています。A研究室は優秀な若手先生が非常に厳しい指導を行い、就職へのサポートも手厚いですが、先生の厳しい性格や研究分野の変更に関する制約に不安があります。B研究室は温厚な先生と和気あいあいとした環境で、研究テーマの変更や短期留学も可能ですが、放置されることや留年する学生もいることが気になります。専門知識が不十分で自信がないため、どちらの研究室を選ぶべきか困惑しています。
- 某理系大学院の研究室選びで迷っています。A研究室は優れた若手先生が厳しい指導を行い、就職支援も手厚いですが、先生の厳しい性格や研究分野の制約に不安があります。B研究室は温和な先生と和気あいあいとした雰囲気で、研究テーマの変更や短期留学も可能ですが、放置されることや留年する学生もいます。自分の専門知識が不十分で自信がないため、どちらの研究室を選ぶべきか迷っています。
- 大学院の研究室選びで迷っています。A研究室は優秀な若手先生が厳しい指導を行い、就職サポートも手厚いですが、先生の厳格な性格や研究分野の変更に関する考え方に不安があります。B研究室は温和な先生と和気あいあいとした雰囲気で、研究テーマの変更や短期留学も可能ですが、放置される学生や留年する学生もいます。私の専門知識が不十分で自信もありませんが、どちらの研究室を選ぶべきか悩んでいます。
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- takkochan
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No.15さんのように誰にもお礼をつけていないと書かれると、あわててお礼を書き込む人もいるんですけど、1週間たつのにそれすらしない。 その程度のコミュニケーション能力もないようですので、言われるような感じでしょう。 大学院に行くこと自体危険です。早く研究者希望はやめて、その他の職種での就職を薦めます。
pさん(と御呼びさせていただきます)、 >「不登校にでもなればパー」 私も同じことを感じましたので、ご慧眼だと思います。何となくこの質問者は、そうなる人じゃないかなという気がします。誰にもお礼をつけてないでしょう? しかし何が不満なのかは書いてくれない。この年齢の人にはよくありがちですが、溜め込むタイプなんでしょう。「黙っている=表面的にコンフリクトはない」という処世術なんでしょう。今はいいけれど、あとあとやっていけないだろうなあ。 >文学部では,内心で「思想系」,「文献系」,「疑似実験系」と区分けしています。 >文献系の人に会議議事録などをチェックしてもらうと,うるさい >「厳しい」と恐れられる文献系ゼミ(複数)は,ゼミ生が保健管理センター(カウンセラー)のお得意さん お察しのように、私は文献系です。しかし文献系にも2パターンありますよ。 ・資料があれば、まあ大過はないんじゃないの、というタイプ。 ・細かいところで、大騒ぎになるタイプ。 私は前者でありたいなあというところです。もちろん資料の扱いについて一切考えないということはありませんし、むしろ細かく考えている方だとは思います。しかし細かいことで騒ぐと、学生を潰してしまうんですね。とりあえず資料を見つけてきて、それをあれこれ考えてみる。そこでやれる範囲の考察を行えば、それで良し。 例えばV手稿の時が、そうですね。資料がある。それだけでまずOKです。後は資料をどうさばくかで、文字が読めないなら、絵を丹念に解読(分類整理)すりゃいーじゃん、という感じでしたね。研究することに意味がないかもしれないとか、状況的に見て錬金術と関係あるに違いないという推定は、二の次です。まず資料を「読む」(眺める)。そこから出てきた推論を位置づける。こういう優先順位にすると文献系である上に、細かいことを大騒ぎしないで済むことになります。 >「ああはなりたくねえ」という,いい反面教師でした。 そうですねえ。私にとっては、> ・細かいところで、大騒ぎになるタイプ。これが反面教師ですね。学生が潰れるのを見るとかわいそうで仕方がない。せいぜい「潰れるやつが悪い」と嘯くしかないのです。これが非人間的な振る舞いだという批判はさておいても、もっと大きな問題があります。これだと鈍感で、バカな弟子しか残らない(爆)。いや冗談じゃなくて、「細かい事を言う文献系」は大体がそのパターンになりがちです。これでは教える方も損です。よい学生をバランスよく残して、育てる方法を考えないと芸が無いでしょう。ある程度は目をつぶって受けとめないとならないんです。 pさんはフィールド系だとお察ししますが、ある程度のところは、「大雑把な文献系」と似ていることもあると思いますよ。図書館の中でフィールドワークをやるからです。「あそこら辺に求めるものがあるはずだ」と考えてアタックしては、「今日は見つからなかった」としょんぼりして帰ってきたりします。「とりあえず見つけないと始まらない」ところだけは、共通点があるように思います。しかし図書館では死と隣り合わせということはないのですし、旅費も必要ないですね。せいぜい心配なのは運動不足による糖尿病です(笑)。
補足。守秘義務に違反しないか躊躇もしますが・・・。 ぼくは人権委員の経験から,室内実験系に人間関係のトラブルが多い気がしています。理系学部で問題がおこると,文系委員をチーフに調査委員会を立ち上げますが,文学博士には「××実験中に△△の妨害をうけた」などという申し立てはよく理解できない。そこでぼくが便利屋として引っ張り出されるわけです。 それだけ人間関係が密なのですね。もっとも文系でも,「厳しい」と恐れられる文献系ゼミ(複数)は,ゼミ生が保健管理センター(カウンセラー)のお得意さんとも聞いています。 >先生が気難しく、怒ると本当に怖い >鬱になった人や先生から逃げ回っている人、院の途中で他の研究室に移った人がいる は,すでに人権委員会の所轄事項だと思います。しかし本人は,まだ調査委員会から呼び出しはくらっていないらしい。被害者からの申し立てがあって動きますからね。 質問者さんは,これを気にしている。前に書いたような,教員の「漫才」を「喧嘩」と解するメンタリティだと,危ない。人権委員会でも,ぼくが「そんなささいなことで折れるのか」と驚くことはありますよ。だから,最初の回答で「不登校にでもなればパー」と書いたのです。
Dさん>冗談もありますので・・・ それを言い出せば,「文系に戦さはできん」もステロタイプの暴言ですよ 笑。いくらか厳密な書き方をする場合,ぼくは「室内実験系」(または物質系),「理論系」,「フィールド系」(または自然史系)の言い分けをすることがあります。農学部が農場でやるのは室内実験系にふくまれ,屋根がついていないだけです。それぞれに研究スタイルが異なります。高校の進路指導でもこういう点を説明してほしいですが,経験がない国語や社会の先生には難しいらしく困ります。 文学部では,内心で「思想系」,「文献系」,「疑似実験系」と区分けしています。それぞれに人間のタイプが違うと感じています。文献系の人に会議議事録などをチェックしてもらうと,うるさいことがおおい 笑。 >「俺のとってきた資金を無駄にするなよ」・・・ 資金がないと研究が行き詰まる点で,一蓮托生の心はあると思います。指導教員は院生が扶養家族みたいに思えるでしょうし,みずから研究費を申請できない院生は親の面子が立たないと自分が飢える。そして共著で論文を書く。理系だって歳をとれば脳味噌や体は衰えてきますし,大学運営の仕事は増えます。それでも論文が増えつづけるのは,下請けががんばっているからです。 フィールド系は単著がおおいですし,そもそも院生には公金からは旅費がだせません※。捕虫網のような安い器具は教員を通じて買えますが,総額を考えれば焼け石に水です。むかしから,「室内実験系が光熱水道を大学予算で使っているのに,フィールド系の旅費を出してくれないのはおかしい」と運動してきましたが,前進していません。 ※雑役人件費(つまり荷物担ぎ)としてであれば,支出は可能です。しかし,その旅行には雇用者である教員が同行しなければなりませんし,見習いとはいえ研究者を「雑役夫」呼ばわりするのは無礼きわまります。そんな金はいらん。 しかし,ぼくが院生のとき,研究費申請を落とされたプロフェッサーが「おまえらが業績を出さないからだ」と,院生に八つ当たりしたことがありました。「ああはなりたくねえ」という,いい反面教師でした。 >心配なのは(というより好奇心をかき立てられたのは)、むしろ、ネガティブデータ云々とか言っていた別の質問者の方です。私は未だに、教官から玉砕命令が出たのか、質問者が勘違いしているのか、判断がつかないでいます。 この人も,いい反面教師になりそうですね。 なお,敬称は「さん」にしていますが,ぼくの用語法では「先生」は親しくない人(なるべく避けたい人)になるからです。
主にp先生へ応答しつつ、質問者への回答を兼ねて >てっとりばやいはなし,「同窓会名簿」を調べましょうよ。統計的に,そこに並んでいるような職場が,あなたの将来の職場になる可能性が高いのです。 その通りですね。おーい、質問者さん、これが答えですよー。先輩たちの行く先をもう少し詳細に調べるのが大切です。今の情報だと、正直、何とも分かりません。特に博士に入った後、何人がドクターを取得し、何人がポストを得たかがわからないと、誰にも何とも言い様がないのです。何となく今の推測では、あなたの大学が「優良大学」ではなさそうだから、AでもBでも、そもそも研究者を輩出できないかもしれないぞー、という印象です。違うのかもしれませんが、今の情報だと、そう判断せざるを得ないのです。 >察するところ,D先生は水準が高い大学にお勤めのようです。 いやー。これはちょっと違います。結局、私の分野だと命を張ってまでやる必要がないんです。若い頃は自分が必死だから、学生も必死になって当然じゃないかと思っていました。しかし突き放してみれば、もっと暢気でいいのでしょう。そんな雑感を踏まえてです。半分、責任放棄の弁です(爆)。 >上官の玉砕命令を受けたわけではありません。 理系を全部、軍隊で括ってしまうようなことを言いましたが、冗談もありますのでお許しください。これは受け取り方の問題もあるのでしょうね。「俺のとってきた資金を無駄にするなよ」という程度のハッパのかけ方なのか、それとも「お前が失敗すると全部ダメになっちゃうよ」という話なのか。心配なのは(というより好奇心をかき立てられたのは)、むしろ、ネガティブデータ云々とか言っていた別の質問者の方です。私は未だに、教官から玉砕命令が出たのか、質問者が勘違いしているのか、判断がつかないでいます。
Dさん>p先生、これ、見ていたら教えてくれませんか? 見てますよ 笑。投稿を読むのが先行研究レビューの感じになってきて,面倒くさくなってましたけど。 また,質問者さんがいう「研究者」が意味する職業も,大学教員なのか,企業の開発技術者なのか,コンサルタント会社研究員なのか,独法件研究員なのか,○○県△△試験場研究員なのか,漠然としてわかりにくいです。もっとも,だれしも明確な目標があって実現できるわけではなく,パチンコ玉のように落下して入る穴に入るのが人生です。 Dさん>よほどの優良の院なのか 要するに,「大学はどこなの?」なんですね。あからさまにいって,東北大学と中央大学と金●工業大学では話がちがいます。ぼくが知る大学教員でいえば,旧帝大,東工大,筑波,広島,お茶,早稲田,慶應および留学組・有力企業転職組あたりでないと,厳しいでしょう。分野によって,お家芸がある大学もこれに加わりえます。学閥の問題ではなく(いまは公募制だから機能しない),「鋼材」と「鍛造・焼入工程」の問題です。また,一般教育や趣味もマジでやっていないと,人間の厚みもありません。理系でも雑談で文学論のひとつもできないと,欧米人からは軽んじられます。 質さん>3年前にいた修士課程の学生5人のうち・・・ ぼくもなんだかよくわかりませんね。研究者を輩出しているところなら,あまり出入りはないと思います。ただし,いまの学振は,他大学に武者修行ふうに出るんじゃありませんか? 身近にいないのでよく知りません。 質さん>Aに院生は現在5人いますが・・・ちなみに修士で就職する人は半分強で、Bよりやや多いらしいです。 Dさん>どこへ行ってしまったのか定かではない院生の方が数的に多いようです。 けっきょくAのように鍛えても,ドクターをもつ研究者はあまり出していないということなんじゃないですか。だから,前に書いた「大学はどこなの?」に返るわけです。てっとりばやいはなし,「同窓会名簿」を調べましょうよ。統計的に,そこに並んでいるような職場が,あなたの将来の職場になる可能性が高いのです。 質さん>また、A先生はB先生を目の敵にしているとの噂で、Bに出た後でA先生に博士課程から快く受け入れてもらえるのか疑問です。 学生がいう「不仲」は,あまりあてにはできません。ぼくがいちばん親しくしている(しばしば「じゃれあいの東西漫才」をしている)同僚が,「学生が『p先生とは険悪な仲なんですか?』ちゅうてたでえ」と大笑いしてましたから。真剣な議論を聞けば,「殺し合いしかねない」と感じるかもしれませんね。 ぼくには,A教員とB教員は「分業」をやっているだけのように見えるのです。学生のタイプにあわせてね。裏では「○○君をお願いできないかなあ」・「いいとも。嫁入り持参金(研究費)もちょっと付けるんだろ?」ふうのやりとりをしているのではないか。こういう全体としての運営がうまくいっていれば,不仲とは思えません。 しかし,Dさんが提案されたA→B→Aの道は,どうかなと思います。他の方のお答えにもありますが,「出戻り」の指導はしたくないのが人情だと思います。 Dさん>放任しておいて育てば良し、育たなければ研究者としての才覚はなかったのだ、くらいに割り切らないとならないと思います・・・ 文科省が「人文・社会科学でも3年でドクターをだせ」なんて行政指導しなければ,いいのですがね。察するところ,D先生は水準が高い大学にお勤めのようです。 1.自分で勝手に育つ大学院 2.手をかければ育つ大学院 3.そもそもドクターがゼロ近似の大学院 のうち,2以上でしょう。「文系だと修士→博士は1割」<も>いるじゃないですか 爆。ぼくは1で学び,いま3に勤務していますが,2の勤務経験もあります。「私はもともとは徹底的に指導するタイプでしたが、ことごとく失敗しました。何だか操り人形みたいになっちゃって、不本意でした」は実感ですね。人形の関節の動きが悪いので,キレた 笑。 Dさん>ブラックだと思うような覚悟のやつは、研究するな」というご投稿を東北大学関連の質問で読んだことがあります。文系も基本的にブラックですが、組織的な連帯感はないですね。 ぼくも「研究するな」のくちでしたが,大自然のなかで命をはる仕事です。それをやらないと業績がでないという強迫観念はありましたが,上官の玉砕命令を受けたわけではありません。その点が「ゆるゆるの理系」なんですね。 >私には理系の先生が生涯に弟子を何人、正規のポストを斡旋できるのかが、厳密には分かりません。 統計的数値ではなく,「斡旋」となるとぼくにもわかりません。 Dさん>研究者になることは一旦置いておいて、修士を出て、一般企業に就職することを考えた方がいいかもしれませんよ。 という結論に,ぼくも達します。
>約半数が一般企業や公務に就職 私はね、この意味が何か違う風に思えてきましたよ。半分は優良な民間企業や、行政に就職することができる。しかし後の半数は研究者として大学に残るとか、ポストを見つけるのではなくて、どこかに「失踪」してしまう。こう言っているのではないか。事実、あなたの補足情報を読むと、どこへ行ってしまったのか定かではない院生の方が数的に多いようです。しかも博士号拾得者の数は微々たるものらしい(1名外国人がいると言うが、これは自前のドクターじゃなくて、助手としてつれてきただけかもしれない)。 まずい、でしょうね。研究者になることは一旦置いておいて、修士を出て、一般企業に就職することを考えた方がいいかもしれませんよ。しかしやはりわからないなあ。こんなに状況としては不透明なのに、なぜ内部進学で3割から5割もの人が修士から博士に進学するんでしょう。勝算があると思って、そうする人が多いのか。それとも学生の方が、判断停止して、崖っぷちの方に歩いていってしまっているのか。いや、どうも変だ。文系だと修士→博士は1割に満たないのです。進学しようと手を挙げる人が3割。しかし院試の倍率が3倍くらいなので、合格して残るのは1割程度です。これだけ絞ってみてもポストは容易に行き渡りません。 よほどの優良の院なのか、それとも、何かがおかしいのか。 p先生、これ、見ていたら教えてくれませんか?
- yuklamho
- ベストアンサー率26% (305/1156)
最初、質問を読ませてもらった時は迷わずAの研究室と思いましたが、あなたの場合はBかな。 ●A研究室 “卒論でお世話になっている” 研究室の勝手も分っているし、テーマも継続できていいじゃないですか。 “自力でどんどん研究できる学生は放置されるが、そうでない学生にはしっかり指導。あまり研究が滞っていたり迷走していたりすれば喝が入る” 喝が入らない方が問題では? “就職希望の学生への修論のサポートも手厚い” 結構なことです。 “先生は非常に優秀な若手で、海外でも名が通るとの評判” 学部学生の評価はあまり当てになりませんが、本当ならこれも結構なことだと思います。 “先生が気難しく、怒ると本当に怖い。鬱になった人や先生から逃げ回っている人、院の途中で他の研究室に移った人がいる” “先生は研究分野はなるべく変えるべきではないと考えている” 大きな仕事をしようとすれば当然だと思います。必要なら新しい技術を取り入れたり、他分野の領域に手を出すのは良いと思いますが、基本的には“私はこの分野の専門だ”というものがないと。 “院生は皆親切で優秀” “来年から大勢新しい人が入ってくる“ “学生のうちの留学は勧めていない” “先生は多忙で展示の手伝いをさせられる“ どれも良いことだと思います。 “平日は毎日研究室にいることが推奨されている” 推奨も何も当たり前のことでしょ? “先生も含め皆が和気あいあいとした雰囲気でパーティーや旅行もある 視野を広げるため、研究テーマを修士と博士で変えることが勧められている” 早い話が、定年近いから研究に対するやる気がないのでしょ?(元からないのかは知りませんが) “先生のつてで2~3か月の短期留学ができる” 何しに行くの?英語の勉強をしに行きたいのなら、個人で語学留学されたら良いのでは? 『A先生はB先生を目の敵にしているとの噂で、Bに出た後でA先生に博士課程から快く受け入れてもらえるのか疑問です。』 修士課程はBの研究室で博士課程でAの研究室にもどるのですか?そうか、Bの先生が定年だからか。。。疑問も何も受け入れてもらえるわけないじゃないですか。。。目の敵云々以前に、あなた今Aの研究室を出て行って、つまりAの先生に“あなたにはついていけませんからよそに行きます”と言って出戻ることを今から考えているなんて、頭確かですか? 『A研究室の方が良いのかもしれませんが、容赦ない厳しい指導に耐えられる自信もありません。留学はできればしたいと考えています。』 だからBにしたらと言っているのです。修士で卒業したらいいじゃないですか。それがお互いのためです。あなたも精神的肉体的にしんどくないし、Aの研究室にも迷惑をかけずにすみます。
補足に応答 >Aに院生は現在5人いますが(3年前は6人)、博士号を持っている人は1人しかいません(研究協力者の外国人)。これはポストがあるということなのでしょうか? ちなみに修士で就職する人は半分強で、Bよりやや多いらしいです。 3年間に6人の弟子がいて、今は5人ということですか。1人、2人、やめたということでしょうか。いや、新しい人も入っているだろうから、消えた院生の数は、計算できないですね。ただなんにせよ、3年間で、自前のドクターを出していないらしいということだけは読み取れました。だとすれば、うーん。こりゃ、ポストはねえなあ・・・。そもそもポストがないからドクターをわざと出していない可能性さえあります。いや、そもそも、あなたの大学はドクターがどれくらいの割合で出ている大学ですか? あとB先生の門下のデータもあると、もう少し分析しやすいんですがね。そしてB門下でプロフェッサーが誕生していると、そこの大学でポストが空けば、紹介してもらえる可能性があります。A先生の方は、どうやらあなたが提示した情報の限り、一人もまだドクターを輩出していないらしいので、こういうことはないでしょう。(しかし素朴な疑問ですが、A先生の門下からは、ドクターが一人も出ていないのに、なぜに「しっかり指導している」という評価が学生の間で下されているんでしょうか。わからんなあ。) >また、A先生はB先生を目の敵にしているとの噂で、Bに出た後でA先生に博士課程から快く受け入れてもらえるのか疑問です。 例えば「学振」なんかをとっていると、話は別です(正式名称、日本学術振興会特別研究員。知らないならググってみて下さい)。一応、「優秀」という政府のお墨付きを得たことになりますので、先生も路頭に迷わせることがないはずです。また先輩たちが学振を取った状況を調べると、あなたの大学がどの程度、政府に認められているのかも分かります。まあそれはさておいても、先生の間の軋轢なんか考えずに、実力があれば、先生の方がとってくれますよ。 あと老婆心ながら。私に補足をつけずに、他の方にお礼とか書き込んだほうが、お話がいろいろ聞けますよ。特にNo3のp先生は東大理学部出のプロフェッサーです。文学部に勤務して、第一線は退いたと謙虚なことをおっしゃっていますが、私よりずっと大学政治と理系の内情が分かっていますよ。聞かない手はないでしょう。私には理系の先生が生涯に弟子を何人、正規のポストを斡旋できるのかが、厳密には分かりません。もしかしたら、バンバン放り込めるのかもしれませんし。いや、それはないな(笑)。
>理系では業績主義がさらに徹底してきており,国も研究資金のエサで「お国のためになる研究」を振興しようとしています。 >金が来ないとぶったおれますので,院生のケツも蹴飛ばします。 それは文系も同じです。私は自分の研究が国益にどう貢献するかをあらゆる角度から答弁できる自信があります(笑)。しかし院生まで巻き込むところが、理系ならではなんだなあと思いました。まあ科研費で大きいのをとれば、院生に事務職(会計&事務手配)を任せることは周囲で間々ありますが、その程度ですよ。 >組織を最も効率的に動かそうと思えば,軍隊式だと思います。 一口に「軍隊式」と言っても、理系と文系だと考えていることが全く違うんだということが、何となく分かります。文系から見れば「軍隊式」とは、せいぜいトップダウン式の強烈なやつを比喩で表現したくらいかと思うわけです。しかし理系の質問を見ていて分かってきたのは、「軍隊式」とは文字通り「一蓮托生」だということです。組織(研究室)のために下々が捨て身でアタックしていく。普段の研究で培われているのだから、生半可なことじゃありません。まあ文系は「兵隊」として使い物にならんということですね。 こういうの、現代風の言葉で言えば「ブラック・ナントカ」なんでしょうねえ。そして「ブラックだと思うような覚悟のやつは、研究するな」というご投稿を東北大学関連の質問で読んだことがあります。文系も基本的にブラックですが、組織的な連帯感はないですね。直前で論題を差し替えても、平謝りすれば、ある程度は許されます(差し替えたものの出来がものすごく良い場合)。自殺してしまった放射線の専門家も、進路を自分で変えられたら、少し違っていたかもしれません。もうダメだ、と思っても、組織の兵隊だから身動きが取れなかったのでしょう。いや、恐れ入りましたよ。そしてこういうやり方で日本の技術力が支えられていたのだなあと改めて思う次第です。 >日本も,「東欧のさえない国くらいでいいじゃん」と開き直ればいいんですけれども。 ホント、同感です。修士の院生まで神風アタックはしないでいいので、そこそこに楽しくやりましょうよ・・・。数学みたいに設備投資が比較的必要ない学問で天才を生み出せばいいわけで(まあ近年はコンピューターを使うそうですから、事情は変わっているでしょうが、発想でどうにかなる学問で頭角を現そうということです)。 >抜群の才能があれば自由な環境のほうが伸びます。しかし,質問文にはそれは感じませんでした。 質問者には悪いですが、同感です(笑)。教員でどうにかなると微塵にも思った時点で、アウトです。ファインマンの有名な台詞が適切でしょうか。うろ覚えですが、以下のような感じでした。学生:「私には才能があるでしょうか?」。ファインマン:「無い。私に聞いた時点で、アウトだ」。事実、教師ができることは、あんまりないのだと思います。放任しておいて育てば良し、育たなければ研究者としての才覚はなかったのだ、くらいに割り切らないとならないと思います。私はもともとは徹底的に指導するタイプでしたが、ことごとく失敗しました。何だか操り人形みたいになっちゃって、不本意でした。いわば、私は元「A先生」ですね。私が「Aはやめておけ」というのは、同族嫌悪も混じっているかもしれません(笑)。
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補足
アドバイス有り難うございます。 また補足で申し訳ないのですが、3年前にいた修士課程の学生5人のうち、 現在も研究室にいるのは1人(学振、B研究室に移ることも考えたらしい)だけです。 一方、そのときにいなかった博士課程の方が1人います。 他は外に出たことになりますが、これは良くないサインなんでしょうか? 先生からは約半数が一般企業や公務に就職と聞いているのですが(平均するとそうなのかもしれませんが)。 ちなみに私の専攻では、年によりますが1/3~半数程度が修士から博士課程に進学します。