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やりたかった研究ができない
とてもやりたいことがあって、その夢のために努力し続けて、必死に勉強していました。そしてこれから卒論を書くのですが、それはやりたかったテーマではなく、それとは違う別のテーマなんです。 理由は、私がやりたいと思っていた研究をすでに、3年前から先輩がやっていて、先輩と同じことをやって何になる、卒論はやりたいことをやるのではなく、今ある状況の中でやるべきことをやり、社会に貢献できるテーマを選ぶべきだ、と。同じような論文が何度も続けて出ることに、何の意味もない。あなたの欲求を満たすためだけの論文にしかならない、とも言われました。 目の前に私のやりたいことを専門の先生についてやっていた先輩を見るのはとても辛いことでした。そして私はその先輩と同じ先生に別のテーマで指導を受けます。私はやりたいことは教えてもらえないんです。 先輩も卒業後は、研究から身をひき、私ほどの意欲はありませんでした。 私はいつか絶対に最初にやろうと思って自分の人生をかけた研究を、真の喜びを持ってやりたいです。でも、今、課されたのは別のテーマです。必死に取り組んでいますが、やればやるほど、私は自分が今まで大切にし、努力し続けたことを手放したんだ、もし今やっていることが、私の研究したかったテーマだったらどんなに素晴らしい研究ができたことかと、一体私はなんでこんな全然別のテーマをやっているんだろうと、くやしくて仕方がないんです。 研究したいことがあるのに、毎日何十時間も机に向かって取り組んでいるのはは別のものなんです。本当にくやしいです。 どういう風に考えて今の研究をしたらいいでしょうか。どうしたらこの壁を乗り越えられるでしょうか。
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こんばんは。現在大学院(D2)で東欧史を研究している者です。 ポーランドに留学して、将来研究者を目指されるということですが、何だか私と似てますね。私も今年の9月から東欧のある国に留学します。将来は研究者になるつもりです。 私の選んだテーマはlutowinnさんとは違って、日本でもほとんどやっている人がいないものでした。ですから、そのテーマを選んだとき、先生方にも指導教授にも「やめたほうがいい、絶対無理だ」と言われました。そこで、結局私も元々自分がやりたかったものとは別の関連分野を卒論のテーマとして選びました。 その時はやっぱり卒論も書く気がしなくて、つらくて仕方ありませんでした。どうしてもあきらめ切れなくて大学院で研究を続けることに決めたのです。 ところが、院に入って修士論文を2年かけて書くことになったのですが、集めた資料を読んでも自分の専門外のところはわからないところだらけなのです。病気になるまで苦労して書いた修論も、口頭試問ではバッサリと切られました。そのとき私は「自分のテーマだけをやっていても使い物にならないんだ」ということに気づきました。 修士を終えて、何とか博士に進学することはできたのですが、今でも指導教授に言われます。 「将来研究者になるんだったら、自分の狭い専門分野だけではなく、その周辺も知っておかなければならない。でなければ、うすっぺらいものになってしまうからね。本物の研究者になりなさい」 今は自分の好きな研究テーマに取り組めなくても、研究を続けていればきっと役に立つときが来ます。研究に無駄なんて無いんですから。自分の引き出しが一つ増えたと思ってみたら、気が楽になるかもしれないですよ。これからまだまだ長いんです。研究に終わりなんて無いんです。あせらず地道にやって行きませんか? 長くなってすみません。参考になれば嬉しいです。。。
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- mojitto
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僕も去年、あなたと似たような境遇でしたよ。 卒論とは『卒業するための儀式』という位置付けだと思います。学位を取ったところでエキスパートではなく、駆け出しなんです。でも見識を広めるには絶好の機会ですよ。自分の近隣分野を勉強してそれでも絶対に諦めきれないテーマなら、院への進学をおすすめします。 そこまで情熱的に勉強できたなら可能性はありますし、きっといい成果が得られますよ。 今の研究は下積み期間と考えたらどうでしょう?絶対に無駄にならないと思いますよ
お礼
今は近隣分野を研究しているのですが、最初にやろうと思ったことではないので、なんだか、自分で自分の夢を自ら捨てたようなそんな気がしてきてしまって、なんでこんなこと研究しているんだろうとなってしまいました。 でも、自分が最初に研究したと思ったことをやるのに、今選んだ別のテーマは絶対に必要なことだし、それを乗り切ってこそ、その後、素晴らしい研究ができるのかもしれないので、今はなんとかこの壁を乗り切っていこうと思います。 自分に何か知らないことがあるから、自分が気がついていない何かがあるから、それを学ばせるために、それを気がつかせるために、何かが私のところに別のテーマを与えたのかもしれません。 ここで相談してよかったです。少しだけ、気持ちが変わってきました。
私なら、先輩の研究を先行研究として参考にし、論文や文献などをたくさん読んで、新たなイメージを作り、その上で自分独自の発想を加えて、さらに秀逸な論文を作るように努力します。今の自分の構想より、一歩も二歩も進んだ、さらに内容の濃いものを研究計画としてたてます。 私が同じような壁に当たったら、基本という基本を再度調べます。そして、類似する学術論文を嫌というほど読みます。書籍も読みます。誰もがうなる発想をするよう、努力します。他の人には無いオリジナリティを加えます。
お礼
専攻研究を参考としてさらに一歩踏み込んだことを、オリジナリティを付け加えたものを、というのは大変素晴らしいことなのですが、今、卒論を一度も書いたことのない私が、これからたったの一年間でその専攻研究を越える研究はとてもできないんです。 卒業後、研究科にいって、そこで時間をかけて自分の研究したテーマに取り組もうと思います。それまでの辛抱なのですが、やりたいことをやらずして、別のことをやらなければならないそのことが、苦しくて、自分は間違った選択をしたのかもしれないとか、悪いほうにばっかり考えてしまって、なかなか集中できません。 でも、ここで、みなさんの意見を聞いていうちに、こういう経験は私だけではなくて、同じような経験をされているかたがたくさんいるんだということが分かって、それだったら頑張ってみようという気に、少しづつなってきました。いろいろとありがとうございます。
- hazyme
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こんにちは。 私は、23歳 女 学生です。 理系研究室にいます。 今までそのために一生懸命に勉強してきたのに、叶わなかったなんて辛いですね。 卒論生の場合は、研究室配属や、実験テーマの振り分けって運もあると思います。 私もそうでした。 自分は、動物体を材料にして医用生体の研究をしたかったのですが、結局は、有機合成の研究室に配属され、なぜか、植物体を使った研究をしています。 それは、高校のときからの夢だったので自分なりにショックでした。 でも、化学には変わりないということで一生懸命に実験していたところ、段々結果も出てきて、楽しくなってきたし、喜びもあります。 今では、このテーマでよかったと思っています。 大学院になれば、自分のいきたい研究室を選び、自分のやりたいテーマをできると思います。 なので、あなたが、今年一年間やって興味がなかったら大学院に行って自選するべきだと思うのです。 そこまで気持ちがあるのでしたら、大学院には行きそうですが、いかがでしょうか? ひとつだけ言えることは、一つのことをやり遂げたら何だかのモノは得られるはずということです。 いくら、希望とは違う実験でも、器具の使い方、実験の手法、考え方、一つのことをやり遂げるということ、ゼミのプレゼンの仕方など、学ぶことはたくさんあるはずです。 また、学ぶべきです。 物事って何でも学ぶ部分はある訳で、でも、それを見逃してしまってる人は何も吸収しないまま終わってしまうということです。 この一年間、生かすも殺すもあなた次第だと思います。 あなたはどうしますか?
お礼
>一つのことをやり遂げたら何だかのモノは得られる この言葉、私が今まで考えたこともないことでした。 私は、まだ何もやり遂げていないので、この今、与えられた研究が自分にとってどういうものになるのか、何が得られるのか、まだ分かっていないので、だからこそ余計に不安で、やりたかった研究への未練が捨てきれないのかもしれない、と思いました。 大学院(私の場合は研究科というのですが)、そこには絶対に行きます。また、研究のための海外(ポーランド)に留学して、研究者になろうと思っています。 やりたいこと、やっていたこと、努力し続けてきたことをが今できない、というのは本当に辛いです。 しかもそのやりたかったこをやっている先輩をずっと見てきたわけなので‥。 でも、この一年間、今の研究を放棄して、自分の満足のためだけにやりたいことをやるわけにはいかないです、それはよく分かっています。 研究科にいけば、今やらなければいけない研究をさらにいかした充実した研究を、最初のやりたかったテーマでやることはできます。それこそ素晴らしい研究になるかもしれません。そう信じて、今の研究をなんとかやり遂げたいと思います。たしかに、まだ何もやり遂げていません。やり遂げる、ということ経験したことないです。 少しだけ励みになりました。ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます!とても勇気づけられました。東欧史を研究していらっしゃるのですね。お互いに頑張りましょう。私の場合は、ポーランド語という言語の壁が立ちはだかっていて、今、必死です。 >「自分の狭い専門分野だけではなく、その周辺もしっておかなければならない・・本物の研究者になりなさい」って本当にそうですよね。その周辺も勉強しなければならない、というのがバルト3国とか、ルーマニアとかを学ぶ人の大変な部分だと思います。 >「今は自分の好きな研究テーマに取り組めなくても、研究を続けていればきっと役に立つときが来ます。研究に無駄なんて無いんですから」 この言葉、信じます。ここに相談して本当によかったです。私の何かが少しずつ変わってきて急にやる気になってきました。 私の回りにいる人はみんな、やりたいをやらせてもらっていて、楽しそうで本当に好きでやっていて、それなのに私だけやりたいことをやらせてもらえないで、とても辛かったんです。 でも、私のようにやりたいことが最初にできなかった人ってたくさんいるのですね! それだったら私の頑張ります。それに、やりたいこととできるだけ関係した研究(同じ国のこと)をやっているので、後々は絶対に必要になるし役に立つことなんです。ただ、最初にやりたいと思って必死になっていたことができなかっただけで‥。 やりたいこと、もう少しとっておいて、別のことを研究してもっと幅広い世界もってから、もう一度、自分がやりたいって思ったことに立ち戻ってみようと思います。本当にいろいろとありがとうございました。