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抗菌薬における殺菌性と静菌性について
アミノグリコシド系とマクロライド系抗菌薬がありますが、 いずれもザックリとタンパク合成阻害と分類されています。 前者は30S(もしくは30S、50Sと両方)と結合し、伸長過程を阻害。 後者は50Sサブユニットと結合し、同じく伸長過程を阻害とあります。 前者は殺菌性、後者は静菌性となる理由がどうしても知りたいため 投稿させて頂きました。 ご存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します。
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- customar
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回答No.1
回答がついていないので。 正解など知りません。ちょっとネットを見た感じでは後追い的な仮説程度の説明しかありませんね。 一つのロジックとして殺すというのは大変でして殺すには阻害ではなく破壊作用がいるとしその典型は細胞膜機能の破壊となります。 簡単に言えば生産量を限りなく抑制したところでそれだけでは低温保存のような活動休止作用と変わらない事になります。単細胞相手だからでしょうが免疫であれなんであれ傷害的な作用を与えなければ駆逐できないと極論できるのかも知れません。 タンパク合成阻害による殺菌作用の場合は撹乱的に作用して自滅させる事になります。端的には異常タンパクの生成を促すという事になります。細菌として存立している構造を乱し有害状態を増大させる。この悪循環のロジックが濃度依存性に殺菌作用を発揮する事実と矛盾しない説明になると思います。濃度依存性ではなく、濃度の効果がなくなかなか殺菌的に至らないのは静菌的ですが、異常構造は作られ難く、つまり単純な阻害によるタンパク不足による細菌の活動低下という対比になります。 異常なタンパクをどんどん作らせた方が殺菌的だという真相でしょう。でなければタンパク合成阻害で殺菌は難しい。もちろん増殖などは抑制できますがね。