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刑の免除と無罪の違い|刑の免除について解説
- 刑の免除と無罪は異なる概念です。
- 親族相盗例で刑の免除の判決が出た場合、在宅起訴になり、検察側は刑の免除を求刑し、判決が下されることになります。
- 刑の免除は無罪ではないため、社会的制裁や制約を受ける可能性があります。また、刑の免除の判決後は一定期間で前科が消えることもあります。
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”刑の免除と無罪は違うんですよね?” ↑ 親族相盗の場合については同じだ、とする説と、違うという 説が対立しています。 これは、法は家庭に入らず、と訴訟法的に考えるか、 それとも、そもそも違法でない、と実体法的に考えるか の違いに基づきます。 法は家庭に入らず、という説は、家庭内のことは家庭内 で決めるべきで、国家権力がむやみに介入するのは 誰の幸せにもならない、という考えに基づきます。 この説によれば、親族相盗における免除は、 国家権力が介入しないだけで、有罪の一種だ、と いう結論になります。 違法で無い、という説は、家庭内での盗みなどは よくあることで、そんなに目くじらを立てるなよ。 刑法で罰するほど違法性は強く無いだろう と考えるわけです。 この説によれば、親族相盗における免除は、そもそも 犯罪にならず、無罪と同じだ、ということになります。 "親族のものを盗んだ場合、収監される可能性はないので逮捕はありえませんが" ↑ 逮捕はあり得ます。 強姦のような親告罪ですら、告訴がなくても逮捕は 可能です。 ”減給や停職処分などの社会的制裁は受ける、米国ビザ免除プログラムに 参加できないなどの制約は受けるんでしょうか。” ↑ 減給や停職は、属している団体次第でしょう。 米国のことはわかりません。 ”刑の免除の判決後、2年たてば前科から消えるんですが” ↑ 免除判決の効力が無くなる、という意味です。 前科、という言葉はそもそも正式な用語ではありませんが、 効力が無くなる、という意味ではその通りでしょう。 ただし、検察の前科調書には残ります。 ”執行猶予1年の判決の場合、1年たてば前科から消えます” ↑ これも、判決の効力が無くなる、という意味ですね。 ”そういう意味では前者のほうが社会的制裁は重いですよね” ↑ 執行猶予1年と免除を比較したら、ということですね。 執行猶予3年と比較したら重くなる、ということに なりますが。
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- あずき なな(@azuki-7)
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無罪だと刑事保証金が出ます 刑の免除だと出ません
- hideka0404
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親族相盗例よいうのは、通常親族間では恐喝・窃盗・詐欺については罰しないことかた、罪そのものは罰しない、いわゆる不問に付すという処分です。 ですので、執行猶予より軽いのです。 売買春禁止違反と同じで罪科が無いだけですね。 ですので、普通はいちいち○○罪とするとは認めずに、親族相盗例で不問に付すという判決です。 当然に社会的制裁は何もありません。