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日本はどこから間違えた?

今の世界での立場について、 明治維新以降、今日までで日本はどこで間違えたのでしょうか? 外的要因ではなく、日本のとるべき対応や行動について どの時点でどうすれば良かったとお考えか理由も含めて教えて下さい。 ※外的要因でないというのは、  たとえば、ペリー来航がなければ・・・というようなことです。  外からの行動は操作できないので、自国の対応や行動についてのみ  ご回答下さい。 学問・教育カテですが、ここにしか「歴史」の項目がないので、 学問・教育的に優等生の回答の方は回答をご遠慮下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sadaffa
  • ベストアンサー率33% (3/9)
回答No.15

再度の回答になるのでお気に触ればスルーしていただいても結構です。 >大きな意味で軍人(東条英機を含む国民と世論)が根拠の無い「空気」 >に流されてしまったことの方が説得力あるように思います。 とのことですがそれも戦後から見た当時の状況です。 実のところ根拠のない空気に流されていたのは国民と政府に入っていない政治家・山本を始めとする海軍の現場レベルの軍人のみです。 まず東條に関しては東條個人の見解はともかく首相就任時に昭和天皇から戦争回避の内示を受け最後の最後まで戦争回避に動いていました。 その証拠に失脚後、昭和天皇からそれまで前例のない感謝の勅語を送られるほど戦争回避に全力を尽くしましたし、戦後東條を庇ってもなんの得もない昭和天皇が戦後になっても東條を庇ったことからもうかがい知れます(昭和天皇独白録) そして政府に入っていない政治家・海軍の現場レベルの軍人がなぜ空気のみで動いていたかと断言するかといえば、戦争開戦前に政府と陸海軍が取り決めた 「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」を読めばすぐにご理解いただけると思います。 この腹案は当時日本の置かれた状況が非常によく分析されていています。 具体的には日独で英国を追い込み、ビルマ、インドの独立を誘発し、その事によって政治的に米国の戦意を削ぎ、対米和平へと持ち込む事を目標としていました。(太平洋の対米艦隊への攻撃は適時とし、補助的な扱いとなっている) これは当時日本との開戦には消極的だったアメリカの世論を考えてばとても現実的な作戦です しかし海軍の現場レベルの指揮官である山本五十六はこの国の基本方針を無視して空気のみで独断でハワイを攻撃しアメリカを怒らせアメリカの対日戦線を誘発した挙句ミッドウエーやソロモン方面で大規模作戦を展開し無意味な長期戦へ国を引きずり込みました。 この事からもいかに海軍の現場レベルの暴走が日本の国の行く末を変えたか多少なりともご理解いただけると幸いです。

tax_sos
質問者

お礼

再登場ありがとうございました。 有益なご意見なのでスルーなんてしません。 確かに、宣戦布告が遅れ、真珠湾攻撃が先行した形となったのは勇み足そのものですよね。 宣戦布告についての英語訳がうまく伝わらなかったとか?の理由で遅れた形になったと解釈しています。 アメリカ側に取っては日本側の無線傍受・暗号解読していたとはいえ、寝耳に水ですよね。 > まず東條に関しては東條個人の見解はともかく首相就任時に昭和天皇から戦争回避の内示を受け最後の最後まで戦争回避に動いていました。 その証拠に失脚後、昭和天皇からそれまで前例のない感謝の勅語を送られるほど戦争回避に全力を尽くしましたし、戦後東條を庇ってもなんの得もない昭和天皇が戦後になっても東條を庇ったことからもうかがい知れます(昭和天皇独白録) これは知っていました。 > そして政府に入っていない政治家・海軍の現場レベルの軍人がなぜ空気のみで動いていたかと断言するかといえば、戦争開戦前に政府と陸海軍が取り決めた 「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」を読めばすぐにご理解いただけると思います。 この腹案は当時日本の置かれた状況が非常によく分析されていています。 具体的には日独で英国を追い込み、ビルマ、インドの独立を誘発し、その事によって政治的に米国の戦意を削ぎ、対米和平へと持ち込む事を目標としていました。(太平洋の対米艦隊への攻撃は適時とし、補助的な扱いとなっている) これについては、私の勉強不足で、読んでいません。 今後読みたいと思います。 ありがとうございます。

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その他の回答 (13)

  • taoyuany
  • ベストアンサー率74% (629/844)
回答No.3

質問者様の求めている回答とは最初は離れたところから入って最後で帳尻を合わせますのでしばらくお付き合いくださいませ。 先週末興味深い記事を見かけました 「米国国立数学・生物学統合研究所によって自然環境、地理、軍事技術という3つの要素に焦点を合わせて製作されたモデルがB.C.1500年~A.D.1500年までの国家変遷をほぼ現実通りに再現した。」 という記事です。以下参照。 新方式の歴史シミュレーションが、実際の国家の発達をほぼ再現 http://irorio.jp/sophokles/20131002/79969/ ちなみに原文はこちら http://www.pnas.org/content/early/2013/09/20/1308825110.full.pdf+html?sid=1a0f64d3-4b03-4da4-afc5-20aafbca5eb0 http://www.pnas.org/content/early/2013/09/20/1308825110.full.pdf 直接開けなければ http://www.pnas.org/ から著者Sergey Gavriletsで検索して下さい。私は興味深く読めました。お暇なときに訳されると面白いかと思います。 この手の偉人や個人に頼らない地政学から見た歴史認識への移行はウェイトの置き方や思想的な問題もありますが、銃・病原菌・鉄のジャレド・ダイアモンドなんかが唱えて欧米なんかで広まりつつある説です。 ジャレド・ダイアモンドインタビュー「中国は日本には追いつけません」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36881 例えばイギリスとして国家を建てたのであれば誰が王位につこうとフランスやドイツとの戦争は避けられなかったし、勝ち切れない事も地政学的に避けられなかった。戦争した歴史も今から考えれば仕方ないよっていう思想ですね。個人の努力はあまり影響しません。戦犯を産まない冷めた歴史認識として秀逸だと思いますね。 質問者様が銃・病原菌・鉄を読まれていると話が早いんですが、上記のダイアモンド氏はニューカレドニア人とヨーロッパ人は何故同じ人類なのにこんなに文明進度が違うんだという疑問点から「ヨーロッパ人が優秀だったから」今現在文明進度が違うのでは な く て 農作物の伝達について同緯度の地域への横方向への伝達は早く、縦方向への伝達は遅いというスピードの違いがあってそこで人類の文明の発達度が数百年単位でズレたという事を提唱した方です。 要するに熱帯雨林の作物を北海道に持っていっても栽培は不可能だから縦方向への移民は難しいんだけど、北海道のジャガイモはヨーロッパまで持っていっても育つ。つまりヨーロッパ←→北海道間はどれだけ離れていても移民可能ということです。 その同じ緯度あたりでうまくボストンなんかのすごく肥沃な土地があればそこで文明が発生する。 南方から北方へ移民した民族よりも横へ横へ伸びていった民族の方が文明進度は速いだろうという最も東まで来た日本人を最高に肯定する歴史認識ですね。 文明は土地の豊かさ以上には大きくなりませんし、豊かでない土地で少人数では文明とは成り得ません。 オーストラリアのように飢饉が多発する土地属性であれば文明は途中で絶えたり戦乱が多く起こったりします。 これらを数値モデル化していくとどうしてもヨーロッパで先に文明開化し、アメリカに早く移った文明が世界最強となります。これに対し日本は肥沃でいい所まで行きますが結局は小国のためアメリカに勝つことは出来ません。 質問者様にとって何が間違えで何が正しいかは私には分かりかねますが日本が世界的に強国であり得るための妄想を許していただけるのであれば ・太平洋側にもう少し肥沃な土地があれば今よりは良かった ・そもそもポルトガルの西の(アトランティス!)あたりにあればなお良かった といった所でしょうかね。 アジアの端にあったから明治維新が遅れた。土地が少ないから多くの人口を養えない。 これが日本が強国になれなかった最も大きな原因。 紡績とか製鉄とかがんばったけど結局は工業化が間に合わずに自転車乗ってアジア侵攻。 対戦相手はその当時に摩天楼を立てていて週刊軽空母、月刊正規空母生産可能じゃあ相手になりませんよ。 20万年のホモサピエンスの歴史の流れが、例えば全部70年日本だけが少し(たった0.035%)速ければゼロ戦がどうだとか攘夷がどうだとか丁字戦法なんてのは枝葉の事になっちゃうと思います。 今戦後70年弱ですが太平洋戦争当時に今の自衛隊の戦力があれば米国が週刊空母やってきても勝てるでしょ。 そしてその工業化の知識を得ることが出来なかった最大の原因はユーラシア大陸の端と端だったからってのは地政学的理由以外の何者でもないような気がしますが如何でしょうか 質問者様の考察の参考になれば幸いです。

tax_sos
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 そういう見方もできるのですね。すべてはシナリオ通りですね。 さて、この辺りの話はかつて自分が幸福を追求していた過程で導き出したものですが、 幸せの度合いは住んでいる場所によるということの裏付けとなっています。 日本は東洋の吹き溜まりです。確かに。 しかも、島国で何も資源がありません。 (近年ではメタンハイドレードや天然ガスの埋蔵が注目されていますが・・・) 成長シミュレーションだと、ソフト上のどんな条件を入れても もともとあるハードの基本スペックには叶わない部分が大いにあるのでしょう。 > 質問者様が銃・病原菌・鉄を読まれていると話が早いんですが、 ダイヤモンド氏の著書ですか?

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  • go3776
  • ベストアンサー率35% (229/643)
回答No.2

日露戦争で勝ったところまでは日本が他国からの侵略を阻止した点で、独立を保てた大義名分があったと思います。もし、ここで敗れていれば、日本は植民地化されていたかもしれない事態でした。 が、幸か不幸か、この成功体験が後々まで尾を引き、第二次大戦で陸軍の暴走、海軍の失敗へとつながっていく。様々な歴史の解釈はあると思いますが、時代が航空戦になっていた時にあえて巨大戦艦大和を建造し、それを動かす油もなかった日本軍の敗北への道です。この時空母を建造していればというのはありますが、さかのぼって、やはり日露戦争の成功を総括せずに運良くギリギリのところで勝ったのを、実力と勘違いしたあたりが、間違いの発端と考えます。 ここで、真摯に成功を糧とし、堅実な国づくりと、国際協力をしていけば第2次大戦の惨禍は防げたのではないか、少なくとも民間も巻き込まれての悲惨な結果にはならずに済んだのではと思いますが、いかがでしょうか。ここで一言で語るにはあまりに短いですし、当時の結果についてはまだ評価の分かれるところではありますが、現在の日本の繁栄をどう思うかは、過去をきちんと検証しなければ始まらないと思います。

tax_sos
質問者

お礼

概ね納得できる意見です。 ただ、日露戦争は勝ったとは言えないです。 内乱があった為、講和に持ち込めただけのことです。 これを勝ったと煽ったのは○○新聞です。 これを成功体験として勘違いした国民・軍部にも責任がありますね。 石油を止められたことと、軍部が(それぞれの縄張りや利権争いにも似た)暴走したこと。 東條英機がそれを許したこと。でしょうかね。 > 過去をきちんと検証しなければ始まらないと思います。 まったくその通りです。 でも、出来ません。 文科省、日教組、近隣諸国条項、PTAの一部・・・と、阻むものが多いからですね。 今年は古事記編纂1300年だそうですが、この古事記のようにきちんとした歴史書を作り、 公布すべきでしょうね。日・中・韓で。日本がその費用を持っても良いでしょうし。 はっきりしないことが奥ゆかしい、美徳という側面も日本人の考え方としてはあるのかもしれませんが、 この問題は裁判と同じように事実認定を経て、正式な歴史として良くも悪くも残すべきものと思います。 ご回答ありがとうございました。

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  • 150715
  • ベストアンサー率19% (841/4396)
回答No.1

戦争の矛先を、太平洋ではなく朝鮮半島、中国のみに留めておくべきだった…とか。 朝鮮半島、満州を中心とする中国だけに戦力を確保し、蹂躙しておけば、今の近隣諸国との懸念は全て払拭されるでしょう。 たぶん。

tax_sos
質問者

お礼

日露戦争はしなくても良かったという意見ですね。 ご回答ありがとうございました。

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