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記述的とは?
元来、「身体化」とはStekelが心理的苦痛を身体症状に転換する機制を説明するために用いた用語であるが、最近ではその発生機序は問わず、記述的に使用されていることが多い。 とあります。 この記述的とはどういう意味でしょうか?
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「記述文法←→規範文法」など、 「記述」という語はしばしば「規範」に対置されます。 規範というのは「本来そうあるべき」ということで、 例えば「男とはこうあるべし」という規範を先に決め、そこからはみ出す者を 「お前なんか男じゃない」というのが規範的な立場です。 記述というのは現実を優先し、「男とはこういうもの」という定義からはみ出す男が 発見されたら、それに合うように定義の方を考え直す、というのが記述的な立場です。 まあ、理念優先か現実優先か、というようなことです。 ご質問の文章の場合は単純に「発生機序を問わない態度」イコール「記述的」 という意味じゃないでしょうか。 ある患者のこめかみが痙攣している。 元来は、それが心理的苦痛から転換された機制だと証明されなければ 「身体化」とは呼ばなかったが、最近では発生機序は問わず、 「とにかく現実に痙攣している」ことを指して「身体化」と呼ぶことが多い。
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- toast5
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「役不足、という語を誤って使ってる人が多い」というのが規範的な立場、 「役不足、という語はかくかくの意味で使われる例が六割、シカジカの意味が四割」と 価値判断を交えずに記述するのが記述的立場。
- ゆのじ(@u-jk49)
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底を覗かれないよう、注意深く、明瞭な表現を避けることがこの種の文脈構成には必要で、それ故、俄かには断定しかねるが、概ね、ここでは、「記述」と「説明」の対比関係を承知できれば、良いのだと思われる。 「記述」とは、物事の有様を概念的な「説明」を交えずに、ありのままに描写すること。 「説明」とは、事象の根拠を法則からの演繹により明らかにするということ。科学的な認識は、「記述」段階を脱して、説明段階に入ることで、初めて、その予見も可能になる。 あとは、以上を参考にして、独自の解釈、独自の誤読があって良いのだと思う。テクストを読むとは誤読すること。
- Nebusoku3
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文脈から察しますと 元々 、「身体化」 という言葉の 語源は 質問者さんがそこに述べられた通りのものだったのに 最近では その語源が忘れられ、「身体化」 という漢字から来の意味に関する使い方に変わって来ていることを指摘したものと思います。 たとえば気温の上昇が、「身体化」 してきているなどは心理的苦痛が直接的原因では無く、暑いことが原因で → 「身体化」 と使われることもある(実際この例が有るかどうかは分かりませんが) 事の指摘ですね。 言葉が変わって来ているとしているのか間違った使い方をしていると指摘しているのかは本人でないと分かりませんが、どちらかだと思います。
お礼
なるほど!ありがとうございます。