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市場調査と成功確率
皆さんは市場調査と成功確率の間に因果関係はあると思いますか?
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- aokisika
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「因果関係」とは「原因と結果」の関係を意味し、あることがもうひとつの別のあることを引き起こすときに「因果関係がある」と言う。 「市場調査と成功確率の間に因果関係がある」ということは、 「市場調査を行うことによって成功が引き起こされる」ということを意味する。 ということは、「市場調査の結果ある商品のニーズが低い」ということがわかっても、市場調査を行ったのであるから、市場調査を行ったことによってその「ニーズの低い商品」を販売して成功が引き起こされる。 ということになる。 このようなことはありえないので、「市場調査と成功確率との間には因果関係はない」と考えられる。 市場調査を行って、たくさんのニーズがあり、競合が少なく、成功する確率が高いと判明した事業を行って成功するのは、成功しやすい事業を選んだからであって、市場調査を行ったことが原因となって成功を引き起こしたのではない。 言葉は正確に使おう。 揚げ足取りをしているように思えるかもしれないが、そうではない。一つ一つの言葉の意味を正確に捉えていないと、間違った結論を導き出してしまう、ということを警告しようとしているのだ。 たとえばある商品Aについて市場調査を行い、1千万人のニーズがあるとわかったとしよう。これは商品Aが1千万個売れることを意味しない。なぜなら、商品Aと同等の他社製品Bを買う人がいるからだ。さらに、まったく異なったカテゴリーに属するCという製品が、商品Aと代替が可能であり、価格も安く、使いやすかったとしたら、市場調査の範囲外であった製品Cにニーズを奪われてしまい、商品Aはまったく売れなくなってしまうかもしれない。 市場調査というのは、誰に対してどのような方法で調査を行い、どのような視点で分析したら、どういう結果が得られた、ということをきちんと認識する必要がある。そして、「市場調査によってニーズがなかったらその商品は売れないから、商品化はやめよう」というように使うのであって、「市場調査でたくさんのニーズがあったから売れるに違いない」という判断は危険なのだ。 結局、市場調査の結果は、その商品の成功の「蓋然性」を示す指標に過ぎないと認識すべきだ。 しかし、市場調査すらしないというのは、うまくいくかいかないか、まったくわからないまま事業をスタートすることになるから、地図を持たずに知らない土地を旅行するようなものだ。市場調査は単なる指標に過ぎないが、しかし必要な指標なのだ。
- dsdna
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>皆さんは市場調査と成功確率の間に因果関係はあると思いますか? 因果関係はあると思うが、ケース・バイ・ケースでもある、とも思う。
お礼
ありがとうございます。 私は市場調査を不安を消すための儀式のようなものだと考えています。 何をしてもうまく行くときは行くし駄目なときは駄目なのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 金と時間をかけ確からしい情報を手に入れることで適切な意思決定ができると考える 人がいますがうまく行くかどうかは誰にもわからないのではないでしょうか。 そもそも情報の正確さや判断の適切さを誰がどのような基準で決めるのでしょうか。 いくつかの調査で市場の地図を手に入れたら、それ以上深入りしない方が良いような 気がします。