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炭酸カルシウムの含有量と純度を求める方法【化学】
- 化学基礎の授業で取り扱われる石灰石中の炭酸カルシウムの含有量と純度を求める方法について解説します。
- 不純物を含む石灰石に塩酸を加えると二酸化炭素が発生しますが、この反応式や計算方法について解説します。
- 石灰石中に含まれていた炭酸カルシウムの量や炭酸カルシウムの純度を求める方法について詳しく解説します。
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あなたの考えているとおり、問題中で生じている化学反応は CaCO3+2HCl→CaCl2+CO2+H2O であっています。 石灰石中に十分な量の塩酸を加えているので、石灰中に含まれている炭酸カルシウムはすべて塩酸により反応していると考えられる。また、石灰中に含まれている不純物は塩酸と反応しないので、反応で生じた二酸化炭素は下記の反応によるもののみで生じたものである。 CaCO3+2HCl→CaCl2+CO2+H2O 標準状態で1molの気体は22.4Lの体積を占めるので、標準状態で2Lの二酸化炭素が発生しているということは、比例計算より、(1/11.2)molの二酸化炭素が生じたことを示している。上記の反応式より、炭酸カルシウム1molから二酸化炭素1mol生じているので、石灰石10g中に含まれている炭酸カルシウムの物質量は、(1/11.2)molである。 炭酸カルシウムの式量は100より、炭酸カルシウム(1/11.2)molの質量は、8.93gである。 よって、8.93gおよび89.3%.
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- ORUKA1951
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何が聞きたいのか分からないですが、 >CaCO3+2HCl→CaCl2+CO2+H2O >と考えたのですが、合っているのか確証がありません…。 >よろしければ回答解説をお願いします。 が聞きたいことだとして・・ 直接、答えずに、もっと難しい例題を挙げて考え方を説明します。 メタノール(C2H5OH)を完全燃焼させる化学反応式を考えます。 C2H5OH + O2 → CO2 + H2O と反応物側と生成物側で生成される物質の化学式は分かったとします。 [ポイント1] 両辺の元素のうち、ひとつの化合物にしか含まれていない元素に着目します。 炭素 OK 水素 OK 酸素 × [ポイント2] Point1を合格した元素についてそれを含む化合物の係数を、とりあえず1とおく。 この係数は[ポイント]まで弄らない (今回はCH3OHについて) [1]C2H5OH + O2 → CO2 + H2O [ポイント3] それによって決まる反対側の化合物の係数を書く [1]C2H5OH + O2 → [2]CO2 + H2O 炭素の数から・・ 2×1 2÷1=2 [1]CH5OH + O2 → [2]CO2 + [3]H2O 水素の数から・・ 6×1 6÷2=3 [ポイント4] 反応物側/生成物側何れかの係数がすべて決まると残った元素の数も決まる。 [1]C2H5OH + O2 → [2]CO2 + [3]H2O 炭素 2 2 水素 6 6 酸素 ? 4 3 =7 [1]C2H5OH + [7/2]O2 → [2]CO2 + [3]H2O 7÷2 [ポイント5] 最後に分数を払う [2]C2H5OH + [7]O2 → [4]CO2 + [6]H2O 2C2H5OH + 7O2 → 4CO2 + 6H2O 検算 C: 4 C: 4 H:12 H:12 O:14 O:8+6 = 14 この方法で、化学基礎で登場する化学反応式はすべて求まるはずです。 不定係数法という方程式を使わなければならないような物は登場しない
お礼
非常にわかりやすい例題ありがとうございました。是非参考にさせて頂きます。本当にありがとうございました。
お礼
わかりやすい回答解説、ありがとうございました、十分に理解することができました。参考にさせて頂きます。本当にありがとうございました。