とある国立大学の経済学部の学生です。
○ミクロ・マクロ
一次方程式、二次方程式、微分、(場合によっては積分)
文字式がたくさん出てくると思いますので、上記の内容が全く分からないという場合は厳しいと思います。
逆関数とか出てきたこともあったかもしれません。
○統計学、計量経済学
一次方程式、期待値(の意味)、シグマ(の意味)、分散や共分散(の意味)、高い難易度までするなら行列
(の意味)と書いているのは、期待値やシグマを用いて難しい計算をするということは、学ぶうえではほとんど出てきませんので、概念さえわかっていれば対応できるという意味です。(研究、分析までするなら別です)
また、式の中に、分野・内容によってはlogや自然対数eがでてくることもあります。
思いつく理論分野はこのくらいなので、あとの分野に関しては数学の知識がなくても対応できることが多いでしょう。
経済研究科などの院受験や院生レベルの経済数学では、数字の連続性や、テーラーの定理、行列や2変数関数の微分、最大化、ラグランジュ法や、命題(真とか偽とか対偶とか)を緻密に学習する場合があります。参考程度に。
ともかく、方程式とグラフ、さらに、簡単な微分ができるというレベルであれば、しっかり読んでいけば理解できるでしょう。
また、ミクロを勉強してからマクロを勉強すると良いと思います。
ミクロも、初めの方を理解できたら、あとはそれを発展させていくという感じなので、最初の方を理解することに重点を置くといいと思います。
浅く広く学習される場合でしたら、ミクロ分野は需要と供給、価格による変動、市場の失敗を理解されたら十分だと思います。