Wikipedia を見ると実在性に疑いが持たれている天皇ですが、たしか古事記の記述を読んだ時に、「これって暗殺されたんじゃぁないのかなぁ」 という印象を受けたのが、仲哀天皇です。
とにかく神功皇后は朝鮮半島に出兵することを頑強に主張したが、仲哀天皇はそれに及び腰だった。すると二人がともにいた暗闇 (寝室?) の中で神功皇后が神がかりとなり、神功皇后の主張に耳を貸そうとしなかった仲哀天皇が突然倒れた (天罰?)。神功皇后には側近がいて (たとえば建内宿禰など)、あるいはその側近は彼女の愛人だったとすると、神意に託して愛人と謀って天皇を謀殺したという見方も可能ではないか、と思えるのです。新羅攻めの時に神功皇后は妊娠しており、腹の石の帯を巻いて出産を先延ばしにしたという記述が、たしか古事記にあったように思います。ある人が書いたものを読んだことがあるのですが、それは子どもの父親が仲哀天皇ではなかったのではないか、出産時期のつじつま合わせではないのか、という疑いもあります (つまり、子の父親は愛人)。
仲哀天皇という諡にしてからが、天皇の死後に 「哀れんで」 付けられたかのようにも思えてくるわけです。
けれど、実在しなかったとなれば、「暗殺された天皇」 ということにはなりませんが、私にはそこまでは分かりませんし、仮に実在したとしても、果たして暗殺だったのかどうかまでは、本当は分かりません。あるいは、ひょっとしたら、という例として出してみました。
お礼
確かに暗殺といえば暗殺ですね