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古代ギリシャ音階の意味とは?惑星に対応する弦とは?
- 古代ギリシャ音階にはネーテー、パラネーテー、トリテーなどの意味があります。
- これらの音階は11世紀頃のヨーロッパで使用されていました。
- ネーテーとヒュペルボライオーンはギリシャ語音階名であり、惑星に対応する弦と関連している可能性があります。
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No.1です。 No.1の最後に書いたリンク先の用語集で、一応ご指定の用語を読んでみました。(リンク先のアドレスで、最後の「J*.htm」の「*」に入れたアルファベットの略語が表示される) 私の理解したのは下記の内容です。間違えているかもしれません。 (1)古代ギリシャの音律は、「テトラコード」を基準にしている。 テトラコードとは、両端が4度の音程を持つ4つの音で構成される音列。 たとえば「ド-レ-ミ-ファ」。(このほかに、「ド-レ♭-ミ♭ーファ」とか「ド-ミ♭-ミーファ」とかいろいろあるようですが、ここでは関係ないので省略) (2)「テトラコード」は次々に上に続けて使える。 ・第1のテトラコード:「ド-レ-ミ-ファ」 これを「テトラコード・ヒュパトーン」(低いテトラコード)という。 ・第2のテトラコード:「ファ-ソーラーシ♭」 これを「テトラコード・メソーン」(中間テトラコード)という。 これらの各テトラコードを構成する音を、低い方から「ヒュパテー」、「パルヒュパテー」、「リカノス」、「メセー」という。 たとえば、第1のテトラコードの最低音(=ド)は「ヒュパテー・ヒュパトーン」、第2のテトラコードの第2音(=ソ)は「パルヒュパテー・メソーン」と呼ぶ。 (3)さらに上に続けるが、このとき第3のテトラコードには、第2の最終音と第3の最初の音が同じものと、1音あけるものの2種類がある。 ・第3Aのテトラコード:「シ♭-ド-レ-ミ♭」 (第2の最終音と第3の最初の音が同じ) これを「テトラコード・シンメネノーン」(連続テトラコード)という。 ・第3Bのテトラコード:「ド-レ-ミ-ファ」 (第2の最終音と第3の最初の音を1音あける) これを「テトラコード・ディエゼウグメノーン」(分割テトラコード)という。 ・第4のテトラコード:「ファ-ソーラーシ♭」 これを「テトラコード・ヒュペルボライオーン」(優秀テトラコード)という。 これらの各テトラコードを構成する音を、低い方から「パラメセー」、「トリテー」、「パラネーテー」、「ネーテー」という。「どのテトラコードの」というためには、(2)に書いたのと同じように、たとえば第4のテトラコードの第3音(=ラ)は「パラネーテー・ヒュペルボライオーン」と呼ぶ。 このように、ご質問に「1~8」でお書きになったのは、古代ギリシャ音階の音の名前ということのようです。 出典の用語集の素性が分からないので、これが正確なものかどうか、全く保証はありません。 何かにご使用になる場合は、ご自分で信頼できる本や専門家にご確認ください。
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- Tann3
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ギリシャ音階のことは全く分かりませんし、ご質問の用語もチンプンカンプンですが、ヨーロッパ音楽の「音階」を構成する音の高さ(音律)は、ギリシャのピタゴラスにさかのぼると言われています。 音階、音律の基本は「弦の振動」です。 基準の音に対して、「5度」上の音は、振動数で1.5倍(=3/2)、弦の長さだと2/3になります。 弦の長さが1/2(半分)だと、振動数は2倍になって「1オクターブ上」の音になります。 ピタゴラス音律では、この「5度上」(弦の長さで2/3)をどんどん繰り返すと(オクターブは同じ音とみなす)、英語の音名で書くと C→G→D→A→E→B(H)→F#→C#→G#(=A♭)→D#(=E♭)→B♭→F→C となって、12半音の音程が決まります。 これは、「振動数を1.5倍していく」、すなわち「弦の長さ2/3にしていく」ことを繰り返して作り上げたものです。 (補足) 実は、最後の「C」の振動数(=1.5の12乗)は、正確には最初の「C」の「2の7乗」にならないので、一致しません。これを「ピタゴラスのコンマ」といって、実際の音律を決める上での悩みの種でした。現在の「平均律」は、オクターブを構成する半音を「2の(1/12)乗」とすることで「数学的に」決めたもので、「弦の整数比分割」によるピタゴラス音律とは相違します。 こちらに分かりやすい解説がありました。 ↓ http://www.ne.jp/asahi/voce/home/index.htm (左の欄で「注目!!調律法(必見!!)」のページに行ってください) また、Wikipediaの「古代ギリシャの音楽」には、ギリシャの音楽、特にピタゴラスは「宇宙の調和についての知識の根本としての"天球の音楽"を研究した」「"天球の音楽"としてピュタゴラスたちが研究したのは、星、太陽、惑星、そして調和の下に波打つすべてのもの」と書いてあります。「宇宙の調和」と「音楽」(主に倍音、ハーモニーなど)が同じ根源・秩序に基づくものとして認識されていたのだと思います。その意味で、音楽と天文学と哲学は近い位置にあったのではないでしょうか。 ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%9F%B3%E6%A5%BD ちなみに、下記のサイトに、ギリシャの7弦の弦楽器キタラの各弦の呼び名を、惑星に関連付けるという例が出てきます。 「エプタコルド」の説明をご覧ください。 この用語集の出典は不明ですが、ご質問に書かれた用語の説明は全て出ています。 ↓ http://rousseau.web.fc2.com/jdm/je.htm
お礼
回答ありがとうございます。 エプタコルドの項を読んでみました。 参考文献と、出典不明とは言え誰が惑星と関連付けたかを知る事が出来たのと、大きい収穫です。
お礼
わざわざ丁寧な解説をありがとうございます。 お陰である程度音階の使われ方のイメージが浮かべられました。 サイトにあった参考文献を手がかりに哲学書を調べてみたいと思います。