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「真夏の方程式」紙鍋が燃えない理由とは?
- 映画『真夏の方程式』の中で紹介される紙鍋が燃えない理由について、解説します。
- 紙鍋にはだし汁が入っており、水の沸点が100℃である事から、紙自体が燃焼温度に達しないため、紙鍋の上(だし汁のない部分)は燃えるが、だし汁のあるなべ底は燃えないと解説しています。
- また、紙鍋の耐水加工により、だし汁が紙に浸透せず、なべ底以外の部分は燃えない仕組みになっています。
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熱伝導率の問題なんです。 火が直接に当たっている部分は、紙の反対側の「水」が近くにあるため、水がどんどん熱を奪って行くので、100度を超えません。 紙の燃焼温度は100度より高いので、紙鍋の中に水(お湯、出汁、その他、熱伝導率が紙よりも高いモノなら何でも良い)が入っている限り、紙鍋は燃えません。 言い換えれば「紙が燃える300度近くになる前に、100度のお湯によって紙が100度に冷やされてしまう」のです。 なので、お湯が入っている限り、紙は燃えません。 なお「耐水性かそうじゃないか?」は一切関係ありません。 耐水性の物を使うのは「火にかける前に、湿った部分から破れてしまって、ダバァするから」です。 火にかけた後は、耐水性だろうが何だろうが、重力に耐えうる強度さえあれば、どんな紙でも問題ありません。 なお「何ミリもある分厚い紙」を使うと、火が直接当たっている所が裏側にある水(100度のお湯)で冷やし切れないので、焦げたり燃えたりします。
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- lumiheart
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常識的には回答No.1さんで正解でオシマイなのですが 逆の発想で 「紙鍋を燃やしてみよう」 と、考えてみる 問題は火力 通常の紙鍋のコンロは固形アルコール燃料ですよね 火力は低い <炎の温度と熱量 http://www3.u-toyama.ac.jp/kihara/chem/fire/alco3.html 最高でもせいぜい1000℃ しかもチョロチョロ <恐らく炎の温度自体が紙鍋から逆に冷やされて低い では、アセチレン酸素バーナーで炙ったら? http://nissantanaka.com/product/gas_cutting/blast_pipe.html http://www3.u-toyama.ac.jp/kihara/chem/fire/ondo2.html 3000℃ 誰かやってくれないかなぁ 逆でんじろう実験室
お礼
やっぱり科学は疑問が尽きないですね(笑) HP見てみたら溶接用のバーナーじゃないですか! 恐らく瞬時に水が沸騰・蒸発して紙鍋はおろか、具材も真っ黒焦げじゃないですかね?
お礼
熱伝導!高校の物理で習った気がします。 やはり紙の薄さが肝だったのですね。 炎の温度は青い部分でも数百度あるはずなのに、紙の温度が瞬時に100度まで下がるのか? という所が大きな謎でした。 これでモヤモヤが解けました。今晩はグッスリ眠れそうです。 ご回答有難う御座いました!