真北は地球の自転軸です。磁北は地球内部の流動軸です。
地球は太陽の周りを公転している。その影響で自転軸は公転軸とほぼ一致した回転方向と軸になっている。理論的には公転軸と自転軸は一致するはずだが、現実は自転軸と公転軸と一致していない。その結果、季節があるのだが。何故に一致していないのか。おそらく地球が遠い昔に天体衝突の影響を受けたからだといわれている。今ではほぼ定説になっているが、天体衝突の結果で月できた。話は飛ぶが、海王星の自転軸は公転軸と約90度傾いている。
地球の自転軸は月の公転軸により安定化されている。今の月の位置は地球の自転軸の赤道にあるのです。ちょうど土星の輪が綺麗に赤道に集まっているのと同じです。月の位置が安定しているので、自転軸が変化する可能性は低い。また天体衝突を受けると変化するであろうが、その時は人類も絶滅する。
磁北は地球の長い歴史のなかでも大きく変化してきたらしい。NとSが逆転した時もあったらしい。地球は表層200Kmほどの薄皮の下はドロドロの溶岩のように流動している。大陸移動説でよく説明に出てくる。そして、おおよそ自転軸を中心に流動している。地球の深い所は多くは重い鉄でてきており、その鉄が回ることで磁界が発生する。その流動軸が磁北である。
理屈では今後は磁北がだんだん自転軸に一致してくるはずである。地球内部の大きな爆発によって流動性が変化すれば、昔のように変化する可能性がある。その時には地球環境も変化して人類は絶滅する。
おそらく人類が繁栄している短い間には真北も磁北も動かないだろう。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 ご回答有難うございました。勉強になります。 磁北は動くけれども、自転軸も動くのではないか、そうしたら、本当の北はどうやって取るのだろうと思ったのですが、天体衝突のようなことがない限りは、人類が繁栄している間は、自転軸は安定しているということなのですね。 有難うございました。