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大阪から上海の方角
関空(大阪)から上海は方角で言ったらどこになるのでしょうか? 自分で計ってみたものの、境目に近くて微妙です。 愛媛に住んでいるのですが、旅行に行くときは関空からになります。 愛媛からのツアーあるんはあるのですが、人数が集まりにくいので大阪出発のになりそうです。(愛媛からの方角も行ってくれたらもしものために助かります) 人によっては「磁北説(もしくは地図の真北説)が正しい」と言ったり、「アメリカは東(もしくは北東)」だとか言ってるので、混乱してしまいます。
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真西より、ほんの少し北寄りになります。西北西まではいきません。 理由を以下に説明します。 東西方向は、北極と南極を結ぶ「 緯線 」に直角に交わる方向に なります。これを「 経線 」と勘違いしてしまうことが多いのですが、 それが間違っていることは、極地に近づくほど分かりやすくなります。 なぜなら経線は、北半球であれば上向きに曲がっていく曲線だからです。 任意の都市から東西に向かう線を考えるときは、地球儀の上に糸を 一周這わせた状態を想像するとわかりやすいです。つまり、地球儀の 直径に沿って糸が這っている状態です。言い換えれば、大阪から見て 地球の真裏にあたる地点( ブラジルの近海 )と大阪の両方を通る糸が、 大阪から見た東西方向に走る線に重なります。 すると、その糸は大阪から見て、地図上では斜め下に向かって伸びます。 中国方向だと、左下に伸びます。この糸は、地球上を経度で90度回った 地点で赤道と交わります。さらに90度進むと、地球の真裏になりますよね。 この地点は、大阪の北緯と同じ数値の南緯になるというわけです。 いまざっと計算しましたら、上海と同じ東経 121.5 度では、糸は 北緯 29.2 度付近を通ります。そこが大阪からみた真西になりますので、 それより北にある上海は、少しだけ西北西寄りにあることになります。 ちなみに愛媛は大阪より少しだけ南になりますから、そこから見た 上海は、さらに北寄りになります。どっちにしろ、上海を見る方向は 大阪からでも愛媛からでもほとんど変わりません。 この糸を使う方法で考えると、面白いことが分かります。たとえば 日本の真東にズーっと進むと、なんと南米のチリにぶつかります。また、 ニューヨークは日本から見て、ほぼ真北にあります。飛行機で米国に 行くと、千島・アリューシャン列島に沿って弓なりに飛びますが、これは できるだけ北寄りのルートを取るのが最短だからです。 本当はもっと北極点に近いルートが最短ですが、ロシア領を避ける 必要や、緊急時の代替着陸空港を確保する必要があるため、少しだけ 東寄り( 緯度上は南寄り )に飛んでいるのです。ロサンゼルスだと 北東に近くなるので、さほど北極点に近づく必要はなくなります。
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- nidonen
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すいません、計算を間違っていたのは私のようです。 あらためて確認してみたら、shkwta さんのおっしゃる とおり、大阪から見た真西の線より下側( 南側 )に 上海は位置していました。お詫びして訂正いたします。 手計算でやったのが間違いの元だったようです(^_^; 。 あと、正距方位図法を即座に計算してくれるサイトを 見つけましたので、リンクを貼っておきます。任意の都市 からの八方位が表示されますので、位置関係がひと目で わかります。
お礼
リンク提供ありがとうございます。 いろんなところからの方角がわかっていいですね。 方角がわかりやすいし、緯度も表示されますし。
- shkwta
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計算間違いをしたかな?と思って検算しましたが、関空を通る東西方向の大円は、北緯33.6度、東経121.5度付近を通るようです。正確かどうかを確認するにはどうしたらいいかな?もうすこし工夫してみます。 風水は占いなので、その流派で「メルカトル図法」を用いる(つまり、最短距離ではなく等角航路で考える)と決まっているなら、地球儀に糸を張って方角を求めるなどは関係ないのかもしれません。その場合は、No.1に書いたような計算は無駄なのですが。 また、流派で磁北を用いると決まっているなら、それで判断せざるを得ません。風水の流儀は、幾何学的に判断できることではないので、答えようがありません。
お礼
人によっては「正距方位図法で計れ」と言うのもあるので、「メルカトル図法」でも「正距方位図法」でもどっちでも当てはまるかと思います。 でもメルカトルの方が多いですね。 「No.1に書いた計算は無駄」だとおっしゃってますが、風水の流儀に直接役に立つか否か関わらずに個人的に役に立ったと思いますし、少しでも参考になるかと思います。
- cubics
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占いなどの方位の問題に地理・地学的に回答しても、的外れでしょうから、大阪や松山からは、上海は西であるということでよいと思います。 方位で西へ向かうということは、出発地で西の方角に向いて、地平線・水平線にまっすぐ行くということではないのではないでしょうか。 等角航法の名の通り、常に行く先々で羅針盤やコンパスで同じ方位を目指してゆくのが航海の基本でしたから、大圏航路で難しく考えることはないと思いますよ。 メルカトル図法は、その等角航法を実現するための等角図法です。 磁方位も、場所により異なるので、コンパスで西へ向かうと、ふらふらした軌跡になるでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 自分なりに計ってみたりしたのですが、どっちとも(微妙でも)西でした。 地図によっては航海用、航空用と用途が違ってきますね。 「メルカトル図法」と「正距方位図法」と比べても、地図にとっては東はどこだ!と違ってくるようですし。 難しく考える必要もないですね。
- shkwta
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真西と西南西の中間です。 関西国際空港(北緯34.4度、東経135.3度)から上海の浦東国際空港(北緯31.3度、東経121.5度)の方向を座標で計算すると、北から101.1度西となりました。これは、真西(北から90度西)と西南西(北から112.5度西)の中間です。 松山空港(北緯33.8度、東経132.2度)からだと北から102.6度西になりました。これは関西国際空港からの方角とわずかしか変わりません。 地球儀に糸を張ってみるとわかりやすいと思います。 アメリカは真東でなく北東です。たとえば、関空からロサンゼルス国際空港(北緯33.9度、西経118.4度)は、緯度が関空とほとんど同じですが、座標で計算すると、北から51.8度東の方向で、ほぼ北東です。 「磁北説(もしくは地図の真北説)」というのは意味がわかりません。 上に書いたことは、単なる地球上の方角の話であって、航空機のコースとは関係ありません。
補足
返信ありがとうございます。 風水ことだと書いてなかったので説明不足ですみません。 西が9年に一度の最大吉なので行けたらいいなと思ってます。 磁北説(もしくは地図の真北説)とは、先ほど書いたとおり、人によって違うのですね。 磁北説では北は上に向けてまっすぐではなく、西に6度ぐらいに傾く。 地図の真北説は西に傾けずにそのまままっすぐに示すことです。 ちなみに両方ともメルカトル図法で紹介されています。
お礼
回答ありがとうございます。 お手数かけてくださったこともお礼申し上げます。 私は高校時代に地理専攻していたので、いろんな図法も習いました。 習う前は、真東はアメリカだと思っていたのが、チリになるというのはびっくりしました。 よくよく考えたら、メルカルト図法の定義で、地球儀上で糸を這わすときに北南は地球儀1周分はあるのに、アメリカに向かったら短くなりますもんね。 大阪からでも愛媛からでも大差はないようですね。 最後の4行もためになりました。