ナウシカらこの時代の人間は、ある程度汚染に耐えられるよう作り変えられた人間です。
腐海による汚染の浄化が完了すれば、新人類の拡大発展のためには排除されるべき運命にあるはずです。
そのとき墓所は旧人類に牙をむき、さらなる死と破壊と混乱がもたらされるはず。
「交代は緩やかに行われ、旧人類が新しい環境に適応できるようにもする」ような意味の台詞もあったように思いますが、そもそもどのくらい増えるか減るか、どんな突然変異をしているかもわからない旧人類全員に適応手術など不可能で、だまして利用しようとしているようにしか聞こえません。
真実を語れ!ということですね。
時間がなかったのだよ、とか、外部の協力者を必要としている、ということは、それほどいろいろな事態には対処できないのではないでしょうか。
また、旧世界の高度な技術が残っている、という事実は支配者の欲を刺激し、墓所の支配権を巡っての争いがいつまでもつづくことを意味します。
墓所の技術は小出しにしかされず、世界をあっさり統一できるほどの強い力にはなりえない、という事実もあります。
平和の実現のためには障害となるのは明らかです。
つまりナウシカらは、自分達の身を守っただけのことなのではないでしょうか。
お礼
自分たちの身を守ると言うことがナウシカにとっての善なのでしょうか? ありがとうございました。